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ぼくらのフツウをまもるため
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【決着】
「きぃいいいいいいいいいっ!!! おかしい! おかしい! おかしいじゃなぁい!」
クローネのヒステリックな叫びは、もはや狂気の域に達していた。
もはや狙いはがむしゃらで、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる方式に、クローネは羽をまき散らす。
「……そんな攻撃では、俺達は倒せない」
優木 遥斗
は真っ直ぐに竹刀を振り下ろすと、ろっこんで風を巻き起こし、その羽を吹き飛ばす。
あえて、吹き飛ばす必要もない羽さえも、徹底的に飛ばす。
クローネにわずかに残された戦意さえも、ぽっきりと確実に手折るように。
「みんな! あと少しよ! 回復は私に任せて! ガンガンいっちゃって☆」
椿 美咲紀
は空中を花を持って飛びまわり、仲間達のダメージを生じたそばから直していく。
「ちぃぃぃ! そこのハヤブサ邪魔よぉおおお!」
「きゃっ!?」
クローネの黒い炎が美咲紀を狙う。
だが、その瞬間、
「やらせませんっ!」
一帯を飛びまわっていた梢のろっこんで蝶化された岩が変化を解かれ、岩の壁となってクローネの攻撃を阻み、美咲紀に傷を負わせない。
そこで、美咲紀は一度撤退。
代わりに、
青龍寺 琴理
が回復役として前へ出る。
「こんのおおおおおっ!」
それに、今度はクローネが琴理に照準を合わせる。
だが、そのとき、クローネの背後側から疾走してくる敵意を感じる。
「……見えるわ、そこよぉ♪」
クローネは勝ち誇った笑みを浮かべて、振り向きざまに黒い羽を投じた。
しかし、
「ガオオオオオオオオオオオッ!!!」
「……な、なんですってぇ!?」
そこにいたのは、神魂を持たぬ、一匹の狼であり、その身体にいくら羽を突き刺したところで、その狼には何のダメージももたさなかった。
「グオオオオオオオ!!!」
「ああっ!? 痛い、痛いっ、痛いいいいい!」
狼がクローネの羽を肉ごと食いちぎる。
それは、本物の野生の狼のごとく、容赦のない一撃。
それを見て、
桜庭 円
と
小山内 海
は思う。
「あれってさぁ、もしかしなくても――」
『――刀くん、だよね?』
二人の意見は、またしても完全に一致していた。
おそらく
御剣 刀
は、クローネの羽が今回も厄介な敵となると判断し、それを無効化するために、あえて神魂を捨てて、純粋なけものになる道を選んだのだ。
「うん。御剣ならやりかねないね」
サキリ・デイジーカッター
も、二人の意見に同意しつつ、さらにろっこんで急接近斬撃・離脱を繰り返し、ダメージを加算していく。
「……寝子島。今回、初めて来たのだけれど、星幽塔のほかに、これほどの使い手が集う場所が存在するのね……」
ノア・コルヴィス
もまた、剣を手に、クローネへの攻撃を続けていた。
サキリのそれとあわせて、一つ、二つ、三つと、クローネの身体に傷が刻まれていく。
「くぅっ……! まだよぉ……! 私は……まだ……負けて……なんかぁ……がっ!?」
すでに満身創痍になったクローネが口から炎を漏らしながら、かすれた声で呟こうとしたところに後ろから迫ったアルパカ――
薄野 五月
の拳骨がヒットする。あえて、分銅鎖でなく、拳骨なのは、『お説教』の意味を含めていたから。
「……悪い事したらあかんって、おじいちゃんが言っとりました」
「……人間風情が……この私に……お説教するわけぇ……?」
ポロリ、と呟かれた言葉に応じるように、
如月 庚
が真正面に踏み込んで――言った。
「……てめぇには言いたいことが山ほどある。が、それはきっと俺だけじゃねぇ。だから、俺からてめぇに言うべきことは――これだけだ」
駄目押しをするように、もう一度、額の傷を指でなぞり、腕に青い光をみなぎらせながら、庚は言葉を結ぶ。
「――人間、なめんなよ」
刹那、庚の必殺の拳が振るわれ、クローネは天高く浮かぶビッグマザーミルの方へ向かって吹っ飛ばされた。
『よし!』
テオの声がもれいび達の頭に響く。
「……クローネの神魂を、ミルに食べさせて封印すれば、寝子島に平和が戻るはず」
綾辻 綾花
が手にした防御用の本をぎゅっと胸に抱きしめながら、クローネの行方をじっと見守る。
「……あ、ああ……こんな……こんなバカなことがぁ……!」
きりもみ回転しながらクローネが、ビッグマザーミルに向かって飛んで行く。
そんなクローネを目掛けて――。
『ミィルゥウウウウウウウウウウウウウウウ!!!』
ミルが大地を震わすほどの咆哮と、ともにその大きな口を開いた。
「……あぁ……ぁああああああああああああああああああああああああああああああああああ……!?」
刹那、クローネから黒い光の粒子が飛び散り始める。
黒い粒子は、巨大化したクローネを構成する部品であるかのように、ゆっくりとクローネから剥がれ落ちて、そのぶんだけクローネの存在自体がすり減って行く。
ミルはいまだ口を開き続けている。
開かれた口には、どんどん黒い粒子が、おそらくは巨大クローネを構成する神魂が吸収されていく。
「……テオ。神魂を吸い尽くされたら、クローネはどうなるんです?」
そのとき、ぽつりと
屋敷野 梢
がテオに訊いた。
『さあな。だが、これだけは言えるぜ。この勝負――てめぇらの勝ちだ』
やがて、ビッグマザーミルはクローネの全ての神魂を吸い尽くし、
『ミルゥ♪』
と、満足げな声を響かせた。
「みんな、やったよ!」
桜庭 円
が、その場で飛び上がりそうな声を上げた。
「……待て。クローネはどうなった?」
修の声に、そこにいた誰もが神魂を吸い尽くされたクローネの方を見やる。
その視線の先で――。
「……カァ……カァ……」
全身の羽を色褪せさせたクローネが、カラスの鳴き声とも、息遣いともつかぬ掠れた声を喉から響かせていた。
『――どうやら、ののこの神魂にクローネ自身の身体が堪えきれなかったみたいだな。もう、長くはもたねぇだろう……』
ぽつり、と呟いたテオの言葉に、そこにいた一同が思わず息を飲み込んだ。
「……ねぇ、テオ。なんとかクローネを助けられない?」
『……なんだかちょっと可哀そう、かも』
円と
小山内 海
の言葉にテオは頭を振る。
『……許容量以上の神魂を吸い込んで、奴の身体はもうボロボロだ。手の施しようがねぇな』
テオの言葉はにべもなかった。
「……自業自得ですよ。クローネはそれだけのことをやってきました」
梢もぽつりとそう言ったものの、やはりそのボロボロの身体のクローネにいくばくかの同情は禁じ得ないようだった。
と、そのとき。
「……カ……ァ……」
クローネがボロボロの身体で、どこかへ、ここじゃないどこかへ羽ばたこうとして――自らが吐いた黒い炎に落ちた。
ジュウウ、と肉の焼ける音がして、クローネの身体は完全に炎の中に消えた。
「……終わったみてぇだな」
庚が、小さく言うとテオも頷き、
『さあ、約束だぜ。マザーミル。クローネの神魂はくれてやる。だから、俺達の神魂を還せ』
『ミルミルゥ♪』
ビッグマザーミルに否やはないようだった。
刹那、ビッグマザーミルの身体から眩い光が放たれ――。
――次の瞬間には、彼らの身体には神魂が戻り、どうぶつ化した姿もすっかり元の姿に戻っていたのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
動物・自然
定員
1000人
参加キャラクター数
126人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月06日
参加申し込みの期限
2017年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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