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寝子島高校
<零神探訪>千年茨の遺跡(グリーン・ルインズ)
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●プロローグ
すべてはまだフツウだった。
夏めく光に輝く海も。
星ヶ丘の船着場に吹く風も。
海上タクシーの白いボートも。
そう、彼らが現れるまでは。
船着場に現れた赤いコートの若い女は、複数の少年少女を伴っていた。
高校生らしき男女が多いが、中華服に身を包んだ少年や小学生らしき男の子も混じっている。
一見して友人同士とは思えない組み合わせ。
瞳に宿るは、観光とは思えぬ緊張の光。
「滝に落ちた悪党は復活するって、グランパも言ってた」
ブリジット・アーチャー
の金の髪が、海風に煽られて黄金の穂麦のようになびく。
「死んだはずの敵役が続編でさらっと復活するとかあるあるよね。クロード、悪役の王道を外さない男」
それに、とブリジットは刀が持つ細長い包みを見遣る。
「それ、切断したクロードの右腕でしょ? ちょっと動いてるってほんと?」
御剣 刀
が頷くと、ブリジットは「はぁ」とため息をつき。
「それ、絶対後で切れた腕が一人で動き出して引っ付いて元通りになるパターンよね」
「これは持っていかない。志波先輩に預けていくよ」
刀は棒状の包みを
志波 武道
へ渡し、武道はそれをしかと抱えた。
「情報が足りないけど、時間もないか……それじゃ、島に残って調査しておくよ」
「先輩頼みます。何かわかったら連絡ください」
頭を下げる刀に、
「オッケー任せて、何か分かれば即連絡する☆」
といつもの軽い調子で告げ、それから
Leidenschaft
の仲間である
如月 庚
と
屋敷野 梢
へ視線を移す。
「鈴島、か。一筋縄ではいかないよな。十分に気を付けて……」
「……ああ。そっちもな」
武道は、信じてる、と庚と梢の肩を叩く。
今回Leidenschaftから作戦に参加するのはこの三人。
寝子島に残る武道と鈴島へ行く庚と梢。それぞれ、己の為すべきことを果たすつもりだ。
「なーんか違和感があるんですよねー」と梢は唇を尖らせる。
今ここは、本当に自分たちの知る寝子島なのか、という話だ。
(いえ、私以外に私が存在していない以上、私がいる設定の寝子島だと思いますけど……カミサマ、簡単に世界を切り分けますからねー。像も、ぱっくり割れちゃいましたし)
クローネを倒した後に現れた先生……の関連性は不明だが、もしもここが零神が負けたIF世界だったりするのなら、イレギュラーな存在だったから誘拐されたのだろうか、などと想像を巡らせる。ともかく。
「志波先輩、私たちの知る寝子島と、違う話を見つけたら、教えてくださいね!」
「ラジャー☆」
零神像左半身と赤珊瑚珠を所持する
恵御納 夏夜
は、寝子島に残って調査にあたる
小山内 海
にメモリカードを渡した。
「左半身本体と赤珊瑚珠は鈴島に持っていくから……これを小山内さんに、預ける」
『これは?』
「零神像左半身の写真のデータ。ゆうべ、撮った、もの。……それと、気になることがある」
『気になること?』
海が問い返すと、夏夜は小さく頷いた。
「ゆうべ、たまたま窓から月の光が差し込んでたんだ。その光を浴びたとき、零神像が不思議な光り方をした……気がする。その時の写真も入ってる。調べてみて、ほしいんだ」
同じデータは自分のスマホにも入っている。
『わかった。出発前にもう一度だけ、像を見せてもらっていいかな?』
夏夜が見せた像を海は自分のカメラでも撮り、それから目にも焼き付けた。
「恵御納」
八神 修
が彼女を呼ぶ。
ふたりは何事か囁き合ったあと、似たような包みを二つ作って互いの鞄に詰めなおしていた。
(さすが。備えは念入りに、だね……)
海は思った。
(私も頑張って調べよう)
青の幽玄で手に入れた青い表紙の折本は、
朝鳥 さゆる
が「自分が持っていてもどうせ宝の持ち腐れだから」と早々に
坂内 梨香
の手に渡してあった。それを
音海 なぎさ
が一頁ずつ丁寧に写真に撮ってあった。もしかしたら肉眼では見えない光に反応するかもしれないと、デジカメ用の別売りフィルタを買って(梨香が経費で落としてくれた)赤外線モードでも撮影した。
「詳しい調査はこれからだけど、これからの行動を確認する意味でも、これまでの行動が記されているだろう【折本】を解読する必要があるだろうなとおもうんだ」
だから、寝子島に残って調べてみる、となぎさは言った。
何かわかったら連絡する。
梨香に向けられた彼のマリンブルーの瞳は、眼鏡の奥で好奇心という名の輝きを宿していた。
「梨香。言っても無駄だと思うけれど、無理しないのよ」
リンコ・ヘミングウェイ
が、海風に靡く長い黒髪を抑えながら梨香を見送る。
「わかってるわリンコ。留守番よろしくね」
「任せて頂戴」
こうして波止場に武道、海、なぎさ、リンコを残して、一行は鈴島行きの海上タクシーに乗り込んだ。
「まさかあの人の言う通りになるとは……お代はいただいています。出発してもよろしいですか?」
船長は、最年長で責任者のように落ち着いて見えたさゆるに声を掛けた。こんなことは日常茶飯事だ。高校生どころか、リンコと同じくらいの年齢に見えるらしい。いちいち訂正するのも面倒で、さゆるは「ええ」と手短に答える。お代は貰っている、というのはどういうことかわからなかったが、きっとR&Rが前払いしたのだろうと思った。実はそうではなかったのだが……。
エンジンがかかる。
海上タクシーの白いボートはゆっくりと岸を離れた。
徐々にスピードを上げる。白い飛沫をあげ、青い波を切り裂いて。
「……」
サキリ・デイジーカッター
は風に銀髪を煽られながら、離れ行く寝子島を見ていた。
波止場で手を振る四人が、みるみる小さくなってゆく。
彼らが見えなくなると、サキリはおもむろに運転席に向かった。
「船長さん」
「なんだい?」
海上タクシーの運転手である船長は前を見据えたまま答えた。ボートは鈴島に向かって一直線。ハンドルは真っすぐ。波と潮の流れのぶんだけ微調整すればいい。運転しながらでも、会話くらいはつきあえるようだ。
ならば、とサキリは単刀直入に尋ねた。
「黒服の男女を乗せたそうだけど、どんな様子だった?」
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担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
<零神探訪>青の幽玄(ブルー・アルカディア)
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
17人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月10日
参加申し込みの期限
2018年09月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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