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黒い指先 ――三つ目の願い――
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●廃墟ビル2F 2
ジニー・劉
と共に階下を目指していたゴローが、さとみを中心に集まる面々と鉢合わせるのは、もはや必然と言えた。
一旦、シーサイド九龍のセーフハウスに引き返し、ろっこん用の人形“ヒルデガルド”を持参してきた
常闇 月
は、再び激戦の舞台となった廃墟ビル2階で、ゴローを守護しつつ漂う幽霊の数の多さに息を呑んだ。
如月 庚
は初めて見たゴローの姿に、湧き上がってくる嫌悪感を隠そうともしなかった。たが真っ先に、さとみの姿を隠すように立ちはだかる。
「さとみを連れて下がれ」
庚の声に、さとみの手を引いて
日暮 ねむる
、
青物 といき
がゴローと距離を取る。
「なんだァ、雁首揃えて……。丁度いい、なあ聞いてくれよ?
これは誤解だ。俺は騙されて連れて来られただけで、何一つ悪い事なんてしちゃいないんだ」
ゴローの意図は明確だ。
しかし暴走により強化された、ゴローの【三つ目の願い】に何の対策も取っていなかった者には、確かに効果を発揮するものだ。
「頼むよ、俺を助けてくれ」
知略が、強い意志が試される。
八神 修
は唾液で湿らせたティッシュを、ゴローの姿を認めると同時に耳に詰めて、彼の“願い”をやり過ごしていた。
氷華・クルバトフ
も同様に、耳栓で対応する。
そして“他の者に対処法を聞く”事で、知恵を授けられた
鈴野 海斗
も、修に習ってティッシュを耳に詰めており、スコップを構えて臨戦態勢だ。
駆けつけた
篠崎 響也
は無言を貫き、ゴローの言葉に応じない強い姿勢を示した。
李 小麗
も、ヒーラーとして かなりの距離を取っていた
黒依 アリーセ
の位置まで下がる事で、操られる事を回避した。
小さな少女に淡く微笑みを向けた、
新井 米太郎
は言わずもがな。
「その願いに対しては――回答を拒否する!」
楪 櫻
の凛とした声が、ゴローを拒絶する。模造刀を腰の位置に、彼女は庚の横に並んだ。
庚はゴローの弁明も、問い掛けにも一切応じないスタンスを貫いた。ゴローに情けをかけるつもりなど一切ない、そして手を下すつもりもなかった。
復讐を誰より望むのは、自分でも未央でもなく、不当に両親を奪われた さとみだと考えていたから。
「誤解だって!」
尚も懇願しようとするゴローの言葉を、
御風 不二夫
が機械化した腕で周囲の壁を叩きまくり、騒音で遮る。
「お前の言葉は届かねえぜ! 幽霊達もお願いは聞き飽きたってよ……」
怒りに任せた不二夫の立てた轟音で、幽霊の数体が自分を取り戻した。
「三下……おい、一発ぶん殴らせろ!」
ジニーからはボディーガードと説明されていた不二夫の剣幕に、ゴローは たじろいだ。そして気付いた。
「俺を騙したな!」
血走った目でゴローは、ジニーに掴みかかる。それを払って下がり、ジニーは舌打ちした。
ゴローが幽霊達に“お願い”する。
「ここにいる俺以外の奴を、全員殺してくれ!」
幽霊達が一斉に動く。
パサリと、絹糸のような長い金髪と、紫のゴシックドレスを纏った等身大の人形“ヒルデガルド”が地に落ちた。布で覆った顔から覗く
常闇 月
の瞳に、輝きはない。
2本のコンバットナイフを背中から抜くと、彼女は さとみを守らんとする者達に切りかかった。
犬神 花梨
、
吉祥寺 黒子
、
刻人・F・ミセリア
の三者もゴローに操られていた。
中でも花梨は、かなり厄介な相手だ。
毒島 柘榴
は すぐに、娘の
毒島 林檎
から強襲を受けた。
自分が動く隙を作るため、ゴローに相対してもらうつもりだったのだが……ちゃんとゴローの ろっこんへ警戒するよう、忠告し忘れていた。
母親譲りの華麗な足捌きには、もう苦笑いするしかない。
柘榴は貴重なヒーラーである林檎を傷つけず、確保する事に しばし手を焼く事になる。
傷を負わせたら、ろっこんの威力にも差し障るし、何より。
「娘がかわいいってのは、世界の真実だよなぁ……」
黒子と行動を共にしていた
エレノア・エインズワース
は、ゴローをやり過ごすつもりでいたが、さとみの方へ向かった月を見るや否や、スカートを翻して陰から踊り出した。水鉄砲で月の足元を狙うと、ろっこん【ネヴァー・パーツ・ラヴァーズ】を発動させ、水を強力な接着剤に変化させて動きを封じる。
続けざまに、ポルターガイストで飛び回ると危ないと感じた、大型の瓦礫類を床に貼り付け、動かなくした。
エレノアの鮮やかな手並みに、周囲から感嘆の声が漏れた。
「皆、ひるむな! 守るものを背にして戦うってのは不利だ……だが!
……俺達が不利になった所で、別に奴が強くなったわけじゃあねぇ!!」
庚のまっすぐな声が、仲間を鼓舞する。腕に神魂の力を宿すため、額の傷をなぞった。守るための戦いなら、望むところだ。
操られた花梨は戦闘力こそ高いが、動きは鈍い。海斗は仲間を襲おうとした花梨の背後に回りこみ、容赦なくスコップの一撃をお見舞いし、彼女を昏倒させた。花梨とは友達の小麗が、僅かに頬を膨らませたが海斗は肩を竦めた。
「この人、素人さんには見えないべ……手加減は命取りだっちゃ」
「やむを得ないな。今はとにかく、殺さないようにしてくれればいい」
修は遮蔽物に隠れながら、エアガンを構え少しずつゴローに近づく事を試みている。
(チャンスは必ず来るはずだ……)
幽霊対策に回っていた、
双葉 仄
と
新井 米太郎
はフル回転だ。
「きりがないな、鬱陶しい!」
「頑張って……僕達がここで、防がないと」
「言われなくても、わかっている!」
仄の手首が苛立たしげに時計回りに捻られ、米太郎の重力攻撃が的確に幽霊の額に命中した。
「やれやれ……」
ジニーは陰に隠れながら、煙草に火をつけると紫煙を吐き出した。
状況はそれでも、まだ好転していない。
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黒い指先 ――透明な檻――
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月07日
参加申し込みの期限
2013年09月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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