this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【星幽塔】第一階層 マイ・フェイタル・シャドウ
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
26
つぎへ >>
【作戦1-3:サジタリオ城北門】
「押さないで下され! 順番、順番でござる!」
小犬丸 信乃
は北門に設営された拠点にて、長蛇の列の整理をしていた。
その先頭にいるのは獅子目だ。
「近衛騎士の獅子目殿との握手会とろっこん複製会場、最後尾は此方でござる! やや? 割り込みはご遠慮くだされ!」
小犬丸が何故こんなことをしているか、というと、少々長い説明になる。
元々、彼は前回同様、自身のろっこんを駆使して情報連絡網として飛び回ろうと考えていた。
今回は前回の経験者も多いが故、ろっこん発動に必要な『許可』を取り付けるのにさほど苦労はしなかった。
だが、獅子目だけは前回の戦いで面識がない。
城の中を探しているうちに、とある広場が騒ぎになっているのを聞き及び足を運んでみた。
すると、多くの兵士たちに囲まれもみくちゃにされていた獅子目の姿があったので、慌てて小犬丸が助け出したわけだ。
「いきなり近衛騎士に任命されて、兵士たちが一斉に俺に会いに来るんだ……。まあ、俺は出来る限り多くの兵士たちに自分のろっこんのコピーをさせようと思ってたし、会いに来てくれるのは好都合なんだが……」
というわけで、急遽、近衛騎士・獅子目のドキドキ握手会が開催されることとなった。
ついでに小犬丸のろっこんの許可も取り付けたので、WinWinってやつである。
「もしかしたら、フラン嬢はこれを見越して俺を近衛騎士に……?」
だとしたら、なんと聡明な選択なのだろうか。
「ああ! 皆の者も手伝ってくだされ! それと合間を見て
『ほっとさんど』
を食べてくだされ。そうでもせぬとこの人数を捌けませぬ!」
だが、これによって多くのほしびとの義勇兵と顔を合わす事も出来たのは僥倖だ。
そこへ馬に乗って現れたるは、ちょっと酒臭い干草のような金髪の、いかにも残念なおっさんだった。
「おや? これは何の行列だ? むさい兵士たちが目の色変えて並ぶなんて。はは~ん、分かったぞ!」
「伝説のぱふぱふ屋が、この行列の先にあるんだな!?」
これに小犬丸は即答した。
「申し訳ござらぬ。そのような店は此処にはござらぬのですが……」
「真面目か!? 冗談に決まってるだろ! はははは!!」
「うわぁ、完全に酔っぱらってらっしゃるな……」
どうしよう、この面倒くさいおっさん……。
小犬丸が困惑していると、その背中を突く者が居た。
「む? 行列ならばここが最後尾でござるが……?」
振り返ると、肩口で切り揃えられた黒髪から赤眼がのぞくヴォーパルバニーの少女がそこにいた。
「ボクは
アスワド・クロノワール
だぞ! ゲースに呼ばれてきたぞ!」
「げーす? げーす殿とは、よもや?」
アスワドと名乗った戦兎少女が指差す先に、あの酔っ払いのおっさんがいた。
小犬丸は此処で、初めてこの2人が義勇兵志願者だと気付いた。
「こ、これは御無礼を! 実はかくかくしかじかでござる。どうか許可をいただきとうござる!」
「ボクはいいぞ!」
「俺も歓迎だぜ。俺のところへ来る際には、酒とつまみも持ってきてくれると助かるんだがな?」
目の前の酔っぱらいに困惑しつつ、小犬丸は改めて自己紹介をする。
「俺は
小犬丸 信乃
と申す者でござる。此度は伝令として、精一杯の戦働きを擦る所存でござる!」
「ボクはアスワド……ってさっき名乗ったぞ! ヴォーパルバニー族は勇猛果敢だー」
名乗ったアスワドはその場で何やら奇妙な儀式を執り行い始めた。
「ケラ・ガ・リブ・ダゥ・ラービ、ハー・ヴィ・ティ・トゥル!」
(秤の神リブよ黄昏兎ラービよ、ボクの身体に宿りて真を知らしめよ!)
マントラめいた一族伝来の言葉を唱えながら、自身の顔に赤い塗料で戦化粧を施してゆくではないか。
「これは闘いの前の儀式だぞ! ゲースから聞いたぞ、前の戦いはギリギリだったらしいな? 今回は前よりも厳しそうだけど、ボクは恐れないぞ!」
周囲の兵士は物珍しそうに儀式の様子を遠巻きに見物している。
馬に乗っている男がその奇異の視線を和らげようと周囲に声を張った。
「すまんな、こういうやつだが、アスワドは滅茶苦茶強いぜ?」
ゲースと名乗る男はニタリ、とどこか自信たっぷりに語る。
「おっと、名乗ってなかったな? 俺の名前は
ゲース・アイルンアルム
。なぁ、そこの兵士よ、フラン姫に伝えてくれ」
ゲースは持ち場に戻ろうとする兵士を捕まえ、キメ顔でこう言った。
「サジタリオ城の窮地に、“アンタレッサの名将”が駆け付けた、ってな?」
「えっ? “アンタレッサの名将”!?」
兵士の驚く声に、並んでいた兵士たちが一斉に振り返った。
星幽塔の第十三層での最終決戦のひとつ、星型城塞アンタレッサの戦いは確かに本格的な会戦であり、ゲース自身も参戦していた。
その働きは兵士の鼓舞や攻城戦での機転の事なのだろうが、彼自身が敵大将を討ったわけではない事は注釈しておこう。
つまり、あくまでも自称である!
そんなゲースは馬から降りると、兵士たちは(自称)名将を一目見んと注目。
自然と予言者が海を割ったかのように、彼の前から兵士が左右に退けていく。
その先にいる獅子目とがっちり握手するゲース。
内心、ぱふぱふ屋ではない事を残念に思っていたが。
「久しぶりだな、ユヅキ殿」
「ゲースさん、いつぞやぶりだ」
獅子目も立ち上がり、握手を歓迎。
ゲースは何かを思い出したように獅子目に尋ねた。
「そういや、ユヅキ殿は歌うと身を守る障壁を作れるんだって? それ、俺も使わせてくれ。作戦に必要だからな」
「勿論、このろっこん、是非、役立ててくれ」
こうしてゲースも獅子目のろっこん『Holly Knight』をコピーした。
この選択が、後にゲースの命運を大きく左右するとは、本人はまだ知る由もなかった。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
26
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【星幽塔】第一階層 マイ・フェイタル・シャドウ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
前回シナリオ
【星幽塔】第一階層 ツインズ・ノット・デッド
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月24日
参加申し込みの期限
2018年10月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!