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【星幽塔】第一階層 マイ・フェイタル・シャドウ
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【作戦3-3:邂逅】
「ブリュンヒルデ……! 永い眠りから目覚めた直後に、我が宿敵の名を聞くとはな……」
4人は背後から聞こえる、怒りを孕んだ声に思わず振り返った。
そこには、紫の長い髪に金色の目をたたえた、生きた人形めいた少女だった。
見た目は10歳にも満たない幼い少女、いや、幼女と言っても差し支えない体型だ。
羽織っていたローブは、いつの間にかスチームパンクの意匠を凝らしたドレスに変化していた。
「我は悠久の双子座のアステリズム、かげびとの女王にして、人形の魔女ラピス・ドール・マクレガー! たった今、我は完全復活を遂げた! その者共、大儀であった。ふむ、そなたらはほしびとではないようだが、まぁよい。今から月影塔の完全復活の儀を執り行う。そなたたち、立ち会う事を許可しよう」
ラピスは玉座に腰を掛けると、その脇にある黒い水晶を握り、高らかに宣言した。
「さぁ、復元せよ! 月影塔第一層『ジェミニ・マキナ・レギオン』!」
ラピスの星の力が水晶を通じて流れ込み、玉座の間が瞬く間に変貌を遂げてゆく!
同時に、突き上げるような地震が塔内に発生!
「部屋の様子が、なんかすごい事に……!?」
白が目をぱちくりさせ、キョロキョロと辺りを観察。
至る所に配管が巡らされ、歯車が噛み合い、それらが回り出す。
玉座はいつの間にか、メカっぽい近未来的デザインへ。
部屋の内外から、蒸気音が聞こえてくる、工場のような雰囲気。
地震が収まると、ラピスは玉座から立ち上がって高笑い。
「あーっはっはっはっはっはっはァッ! ようこそ、我が機械城『エリクシア』の玉座の間へ! 異邦人たちよ、歓迎しよう」
復活したラピスは、威厳溢れる女王の貫禄を漂わせていた。
あと、なんか中二病、乙!
「ラピスちゃん、これ、現代の射手座のアステリズム、フランチェスカさんの親書だよ」
白が親書を手渡すと、ラピスは割合あっさりと受け取り、それに目を通し始めた。
「ラピスちゃんがアステリズムのことを恨んでるのはわかってる。記憶、見たからね。でも、星幽塔の普通の星人たちのことは恨んでる? ラピスちゃんは双子塔を守ろうとしたんだよね。その気持ちは今も残ってたりしない?」
白の言葉に、ラピスは笑みを漏らす。
「愚問なり。女王たるもの、民の安寧を考えることは常なるぞ」
「だったら、その気持ちを大切にしてほしいな」
「大切にはするが、我が受けた仕打ちは忘れられぬ」
「……それは、辛かったよね。私も追体験したから。確かに悲しいことだけど、せめて私達の事だけは信じてみない? 私達は双子塔の外の人たちだからきっと力になれるはず」
「話に割り込ませてもらおう。お目に掛かれて光栄だ、魔女様、いや女王様」
「どちらでもよい。そなたは?」
「
鎌八 まもる
っていうカウボーイさ。こいつは相棒のハダルだ」
死霊馬のハダルは、挨拶代わりに鼻をブルルンと鳴らす。
「ほう、これは珍しい。異邦人が死霊馬を手懐けるとは興味深い。して、我に言いたいことがあるのだろう?」
「言いたい事というか、献上品だ。これなんだが」
鎌八は、網状のアクセサリーをラピスに手渡した。
「ドリームキャッチャー知ってっか? 俺達の世界にあるおまじないさ。蜘蛛糸に引っ掛かった悪夢が朝日を浴びて焼き払われる。すると朝露となって消えちまうって寸法だ」
「実に幻想的だな? 機械とは真逆の存在だが、なるほど、面白い解釈ではないか」
「だろ? 悪夢は消せるんだ。皆でいい夢見ようぜ」
鎌八がウインクをしてラピスを勇気付ける。
そして、先程から気分が優れない御剣。
ろっこんを極限まで行使したので消耗が激しい。
「ブリュンヒルデは言っていた。この世界を壊して、他の世界を全部手に入れたいと」
「止せ止せ、小童。気分がいい時に、そいつの名を口にするな!」
「う、すまない。だが、あいつの言っていることが確かなら、俺達同士でいがみ合っている場合じゃない。ラピス、俺達はまだ何も知らない。だから、ラピス自身の事やラピスの知っている事を教えて欲しい。
知らないまま闇雲に動いてもいい方向にはきっと進まないから」
御剣の言葉に、ふむ、とラピスは親書を読み進めながらうなずいた。
「ここにも、同じような事が書かれておる。フランチェスカのお嬢ちゃんは青臭い。だが、興味深い」
桜庭も、自分の想いを言葉にしてゆく。
「ボク等はラピスさんを信じるよ。ボク等が君を信じた事で、事態も好転してるとは思うんだ。真白ちゃんが見たラピスさんの記憶と、現代に伝わっている伝承は真逆に伝わってたけど、それが正され始めている。裏切られるのが、怖いのは解る。ボク等が君を信じたように、フランチェスカちゃんを一度信じて、話を聞いてみてくれないかな?」
「そうだな。我も、このお嬢ちゃんと話したくなってきた。ククククク! 楽しみだな! 久々に我が魔眼が数千年の時を超えて疼いておるわ!」
右眼を隠しながら宣う中二病女王(見た目はロリっ子)。
「だが、我の中の憎しみは未だ消えず。されど、この親書を呼んで、我の存在が神話と呼ばれるほど長い年月が経っていることも理解した。そこに復讐を見出すことなど、もはやできぬと察してしまったよ。ただ、ひとつ弁明させてくれぬか。遺骸を取り返そうとしたのは、星幽塔から流れてきた悪感情などの『悪いもの』が我の遺骸に宿ったからだ。恐らく我の精神と魂が暴走していたのであろう」
迷惑をかけたな、とラピスは頭を下げた。
女王からの直々の謝罪に、4人は面食らってしまう。
「分かってくれたのならよかった。そうそう、そういえば……」
桜庭は気になっていたことを、思い切って切り出した。
「最初は、人死に避けてたみたいな動きだったけど、今回は5万の竜牙兵を使って、なりふり構まわず攻めてきたよね? なんでなんだろう? あと、ハマドっていう大臣が裏切って、月影塔の復活を願っていたみたいなんだ」
「ハマドとかいう大臣の事は知らぬ。直接本人に聞け。それより、緑の髪のそなた、今なんて申した?」
「だから、5万の竜牙兵を使ってサジタリオ城を攻めてきたよね、って」
「なんだと!? それを早く言え!! 我が中途半端に復活したがゆえに、きっと竜牙兵の操作権限が憎き我が宿敵に奪われたのだな!? おのれ、ブリュンヒルデ! いつか貴様は我の手で息の根を止めてみせる!」
突然激昂するラピスに、4人は戦慄して黙りこくってしまう。
「こうしてはおられぬ! 我はすぐに工房に籠って竜牙兵を止める! 汝らは今すぐ星幽塔へ帰れ! 外に出た竜牙兵は砕いて浄化してしまって構わぬ。正直、貴重な資源だが、今回ばかりは我が許す! さあ、ゆけ!」
ラピスは足早に玉座の間をあとにしてしまう。
残された4人は、やむなく部屋の外に出ることに。
だが、部屋の外まで外観や構造が変わっていたため、城を出て、なおかつ星幽塔への入り口に戻るまでちょっと時間がかかってしまった。
それでも、これで一連の悲劇の連鎖は食い止められた。
今はその事実を、早くサジタリオ城へ届けよう。
4人は空を掛けながら、達成感で胸を一杯にしていた。
<作戦3=状況終了:説得完了>
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
前回シナリオ
【星幽塔】第一階層 ツインズ・ノット・デッド
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月24日
参加申し込みの期限
2018年10月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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