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【星幽塔】第一階層 マイ・フェイタル・シャドウ
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【作戦2-4:持久戦】
狼たちの脅威をお金で払い除けた護衛班は、月影塔の入口付近まで移動してきた。
7人と兵士20人は、虚空まで立ち上る塔を見上げて息を飲む。
ただの古代の遺跡だと思っていたら、まさか双子塔の一部だったとは。
幸い、あの狼の襲撃以降は竜牙兵の姿を見掛けず、7人は治療と補給を受けていた。
「それはなんとも……。響殿の機転、あっぱれでござる!」
小犬丸はろっこんサンドイッチと星の雫、CHを配布しながら、先程の戦いの顛末を7人から聞かされていた。
「城の戦況は、いよいよ大詰めでござる。北の砦を使った巨大な罠を発動させるとの事でござる。うまくいけば、敵軍勢に甚大な被害を与えられましょうぞ! では、俺は城に帰還致す。俺の配下を残しておきますので、緊急時は早馬代わりに使ってくだされ。では! ふらん殿、お側に侍るをお許しください!」
柏手を打った小犬丸が姿を消した後、配下の兵士が「ろっこんをコピーしていますので、いつでもご用命を申し付けてください」と笑顔で答えていた。
その兵士の懐から一葉の絵葉書がひらりと落ちた。
「……これ、落ちたぞ」
久隆が拾って兵士に差し出した。
兵士は慌ててそれを受け取った。
「あ、すみません! あぶないあぶない、失くすところだった!」
「大事なものはしっかり管理するんだ。……その絵葉書は、家族の肖像画か?」
「そうなんです! 妻はキレイで、娘は可愛いでしょう?」
「私もキレイな妻と可愛い娘が、この戦いに参加しいる。早く終わらせて安心させてやりたいな」
「まったくですなぁ。小犬丸様からは『妻子がある者は、家庭を守らんがために生きる力が強い』と言われました。他の小犬丸隊も、新婚が多いんですよ!」
「マッテ! それフラグじゃナイカナー!? 信乃くーん! 人選大丈夫ーっ!?」
城の方角へ叫んだ志波のツッコミが森の中に轟いた。
その時、森を襲う激しく強い揺れ!
「じ、地震だーっ!? リリエル、揺れるよーっ!?」
「メリィちゃん! 私に掴まって!!」
「おい、見ろ! 月影塔が、天に伸びてゆくぞ!」
鮫ノ口が天を指差す。
根元からものすごい勢いで塔が伸びてゆき、第一層の空を突き破って大きな黒い穴を開けたではないか!
「塔が、変形してゆく……!」
サキリの言う通り、石積みだった月影塔の外壁は、いつの間にか歯車と蒸気配管と金属で出来た異様な外観に変わっていた。
これにサキリは外壁に近寄り、つぶさに観察を開始。
「スチームパンク!? 月影塔って機械の塔だったのか!! いや、第一階層だけって可能性もあるのか……!?」
「なぁ、サキリくん。これって、魔女ラピスが復活したんじゃないか? だから月影塔が本来の姿になって、ここの第一層を突き破ったんじゃ……?」
「僕も同じことを考えていました、志波先輩。ということは……まずい! みんな、戦闘準備だ!」
サキリの声とほぼ同時に、闘士の橙の光を宿した竜牙兵が木の陰から飛び出してきた!
「魔女ラピスの完全復活は、竜牙兵の強化を意味する! つまり、森に潜む大臣が僕らを襲うのならば、塔の完全復活後、今しかない!」
だがサキリは違和感を覚えていた。
ソナーには反応がなかった。なのに何故!?
まるで瞬間移動や召喚をしたような……!?
闇から突如出現した闘士型竜牙兵は、猿のように木の枝を伝って立体的に移動!
護衛班を翻弄する!
「なんて早いんだ!」
鮫ノ口がガムを噛んで敵の特徴を脳内に記憶、弱点を分析しだす。
だが分析よりも前に、自身と兵士が殴られて吹っ飛ばされてゆく!
「ぐはっ!? こいつ、素早い上に一撃が重い……!」
立ち上がった鮫ノ口も手斧に宿した闘士の光を輝かせて、敵の動きに対応してゆく。
「素早い盗人の光を持つ兵士は応戦だ! その間に、他の兵士は殴られた兵士の治療とリカバリーを! リリエル!」
「はいです! 誰も死なせません!!」
「リリエルはあたしが守る! こいつら、倒しちゃっていいんだよねっ、リリエル?」
「そうですよ! メリィちゃんの敵じゃありません!」
友人に褒められて、メリィのやる気に火が付いた!
虎娘はも瑠璃の闇の中で咆哮ッ!
「うおおぉー! あたしは虎の子メリィ! 狩りも得意だし走るのも得意! もちろん森も得意なんだから!! 竜牙兵めー! すごい数がいっぱいだー! でも!!」
ハンドクローに風の力が宿る!
「ここは既に! あたしの狩場だよ!! この虎の爪のエジキになるがいいー!」
メリィが地面を蹴ると、爆発したかのように彼女の身体が竜牙兵に肉薄!
その勢いでハンドクローを貫通させ、力任せに細断!
飛び掛かってくる竜牙兵の拳を虎の爪で受け流してからの回し蹴り!
その勢いで木の枝に跳び付くと、逆上がりして木の枝の上に登って木々を飛び回る空中戦に発展!
「メリィ! 加勢する! サキリ隊! 一撃離脱戦術だ!」
サキリは瞬間移動で竜牙兵の背後を取って
蠍毒匕首
と愛用の短刀の二刀流で竜牙兵を叩き切ってゆく。
兵士たちも竜牙兵の死角に出現しては瞬間移動して離脱するというゲリラ戦術を展開。
「これでどうだ……!」
志波は刹弦の扇【細雪】で吹雪を発生させて攻撃!
この吹雪には僅かだが癒しの力を宿しているのだ!
完全浄化まで時間を要するが、吹雪を浴びせ続けたことによって、竜牙兵1体を灰に変えることが出来た。
だが1体に付き5分間絶え間なく浴びせ続けなくてはならない事が判明、素早い相手には持久戦になってしまう。
「それでも、少しでもダメージを与え続けることが出来るのなら!」
志波は戦場で華麗に踊りながら、氷華を咲かせ続けていく。
そして久隆は新手の竜牙兵を確認する。
「斧を持っている竜牙兵が援軍に来たぞ……!」
「まだ増えるか! 魔水の兵は斧兵に水鉄砲だ!」
先手必勝! 鮫ノ口隊は水弾でやってくる斧竜牙兵を粉砕してゆく!
「俺も行くぞ! おらぁっ!!」
最上段から鮫ノ口は己を振りかぶって竜牙兵を粉砕!
「わ、私だって! 竜牙兵相手ならば、私の癒しの力は必殺の一撃です!」
リリエルも自軍の優勢を察知し、自ら打って出ることに。
ナイフを振って斧竜牙兵に接近すると、背後から抱き付いて癒しの光を流し込む!
すると5秒もしないうちに竜牙兵は灰となって崩れ去る!
「そういえば、竜牙兵の鎧は強力だって、ぺルラさんって人が言ってました!」
リリエルは竜牙兵の魔装鎧を身に着けて、なおも浄化行動を広げてゆく。
「サキリ! 右を頼むよっ!」
「メリィ、合わせるよ!」
「「せーの!! エックス・ブレェェェイドォッ!」」
最後の竜牙兵がサキリとミリィの左右からクロススラッシュで粉砕!
見事、各々のポテンシャルを活かして竜牙兵100体を討伐完了した!
「狼の時より楽勝だったかもね~?」
こっそり呪術の光で竜牙兵を弱体させていた響が安堵の声を漏らした。
「アンデッドなんかに負けないもんねー。縄の輪に足を入れるとそのまま引っ張って逆さ吊りにする罠を仕掛けておいてよかったよ。お金は有効活用しないとだね♪」
ここでも金貨のパワーが発揮されていたようだ。
その時、森の奥から人間の声が聞こえてきた。
「そこにいるのは誰だ? 竜牙兵に襲われていたのか?」
「あっ、サジタリオ城の兵士さんですよ!」
リリエルが笑顔で近寄ってゆく。
「皆さん、怪我はありませんか? 私が今、癒してあげますね!」
「やめろ、リリエル!」
だが、サキリがリリエルの袖をすぐに引っ張った。
次の瞬間、リリエルの鼻先三寸を走る鈍色の剣閃!
「は、はわわわわわ!!」
その場に腰を抜かしてへたり込むリリエルを庇うように、サキリが矢面に立つ。
「危なかった! やっぱり、お前らは大臣直属の精鋭部隊か。僕のソナーには既に感知済みだ。本当は頃合いを見て奇襲を仕掛けようと思ったが……」
リリエルにはサキリの奇襲が伝わっていなかったようだ。
ここでも作戦の擦り合わせ不足が祟ってしまった。
「ふむ、どうやら、あなたたちは一枚岩ではないようですね?」
兵士の後ろから、のっそりとまん丸に太ったおっさんが現れた。
身なりは非常に良く、高貴な身分の者だと一目見て判る。
そして、ひときわ目立つ、漆黒の輝きを放つ宝石のペンダントを掛けていた。
「お前が逃亡したハマド大臣か……!」
志波の問い掛けに、フェッフェッフェと特徴的な笑い声をあげるハマド。
「いかにも。思っていた以上に竜牙兵をあっさりと倒してしまうのでね、兵士の配置が間に合わずに私としても焦りましたよ、ええ。ですが、私がここに来たという事は、あなた方は敗北するという事です」
「どういうことだ?」
久隆の問いに、再びフェッフェッフェと嘲笑うアサド。
「配置が間に合ったのですよ。あなたたちは既に、私の私兵100人が包囲済みです。無駄な抵抗はやめてくださいね? 私、無駄な事は嫌いなんです、フェッフェッフェ!」
「お前が黒幕かあー! おのれー!! 売られた喧嘩は買うぞー!! それがあたしのリューギだ!!」
メリィは鼻息荒く地団駄を踏んで憤る。
「僕もここで諦めるわけにはいかないんだ。仲間が返ってくるのを待ってるからね」
サキリは蠍毒匕首を手首でくるりと回して、大臣へ切先を突き付けた。
「言っておくけど、僕はみんなみたいに甘くないよ」
「……ほう、既に『経験済み』なんですか?」
ハマドの問いをサキリは一蹴する。
「答える義務はないね。精々、この刃が自分に突き刺さらないように祈ってなよ?」
「おおコワイコワイですねぇ! 他の皆さんは……?」
護衛班全員が、臨戦態勢に入ったのを確認したハマドは、ニタニタを嫌らしい笑みを浮かべて告げた。
「愚かですね! 投降すれば命は助けようと思ってましたのに!」
「その言葉、そっくり返すよ、ハマド」
「ほざけ、銀髪赤眼のガキが……! やれ、子供だからって手心を加えるな!」
精鋭兵たちが武器を取る。
「志波先輩、先に言っておきます」
サキリは両手の刃物を逆手に握り、断言した。
「ハマドは生け捕りにします。ですが取り巻きの兵は、場合によっては僕が『裁き』ますので」
「……そうか」
志波は重く一言だけ答えを返した。
「志波君……。君の考えている事は察しが付く」
久隆は盾と槍を構えてサキリの横に並ぶ。
「だがね? 奴等はこの緊急時にサジタリオを守る事を放棄し、大臣を守る事を優先し、サジタリオを守る行動を阻害する……いわばサジタリオ民の風上にも置けぬ存在だ。最低でも大怪我は覚悟してもらう!」
「メリィちゃん、やっちゃいましょう!」
「リリエル! あいつらブン殴ろう!」
「僕も大臣に用があるから、覚悟してねー?」
「大臣をフランチェスカの前に差し出すためにも、負けるわけにはいかない!」
精鋭兵たちが雄叫びを上げて、7人に襲い掛かってきた!
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30人
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26人
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シナリオガイド公開日
2018年09月24日
参加申し込みの期限
2018年10月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年10月01日 11時00分
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