this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
6月の☆ハッピーバースデー
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
13
つぎへ >>
【未来見つめて】
「どう? 手応えは」
「ん~……ちょっと怖い、かな」
学生たちには悲喜こもごもな、中間テスト明けの日曜日のこと。
佐和崎 紗月
と
初瀬川 理緒
は腕を組み、寝子島シーサイドアウトレットを歩いておりました。
かつては勉強ジャンキーなどとも呼ばれた理緒ですけれど、その反動か、今ではすっかり勉強嫌いに……それでも今、中間テスト、あるいは大学受験へしごくマジメに取り組んでいるのは、恋人たる紗月との
約束
があったればこそ。
いささか心配そうに眉を下げた紗月へ、理緒はにっこり、笑みを浮かべてみせました。
「大丈夫! 最後にはきっと、上手くいくわ。絶対いっしょの学校行くんだもん。あたしが紗月にウソついたこと、ある?」
「うーん……どうだったかしら」
「あー、なによその反応はー!?」
ぷりぷりと憤慨する理緒に、紗月はくすり。耳元に唇を寄せて、そうっと、
「私も、信じてるよ。理緒ちゃん」
「……うんっ」
おたがいの想いにぶれがないことをあらためて確認したら、デートの続きです。
実のところ、今日のデートにはいつもと違う、特別な目的がありました。
「あ! ねえ紗月、あのブラウスどう? スカラップのレースが可愛いの、紗月に似合いそうじゃない?」
「うん……でも、今日は理緒ちゃんの誕生日祝いなんだから、私より理緒ちゃんの服を……」
「あのチュールスカート、この前買ったシャツと合いそうかも。やっぱり紗月はフェミニン系で~、と言いつつたまには恋人の違った一面も見てみたいのが人情よね。デニムのサロペットスカートなんてどう? 着こなせちゃうと思うのよね、私の紗月なら!」
スケジュールが合わず、当日からは少しばかり遅れてしまいましたけれど。今日は理緒の、お誕生日祝いデート!
なのですけれど……ふたりのデートは大様にして理緒がリードすることが多いわけでして、なんだかんだで彼女のペースで、ずんどこ事は運んでゆくのでした。
「ねえ、理緒ちゃん? 私なんかより、理緒ちゃんの服をね……」
「もう、またそれ!」
理緒は腰に手を当て、ぴ、と指で紗月の鼻先をつつきます。
「紗月はあたしよりずうっと頭が良くて、ずうっと可愛らしくて、性格もいいしおしとやかだし気配りだし、ピアノだって弾けちゃうし……あたし、寝子高に来て良かったって思ってる。本当にそう思ってる。どうしてか分かる?」
ずずいと胸を寄せた理緒のイキオイに押されて、紗月はタジタジです。
「紗月と出会えた。こうやって今、紗月と腕組んで歩いたり、ショッピングしたり、他愛のないおしゃべりをしてる。こんな何気ない時間を紗月と過ごせること、それが一番の幸せなの。おわかり?」
「う、うん。分かった……かも? うん」
理緒、にっこり!
「よろしい! じゃ、続きね。あのワンピースも試しましょ!」
「ま、待って理緒ちゃん……!」
ぐいぐいと理緒が引っ張り、紗月がついていく……なんてスタイルは結局、今日も変わらないようです。
自分の服少々、紗月のあれこれをたくさん買い込んで、理緒は満足そう。
両手にいっぱいになってしまった荷物を預けたら、今度は紗月が理緒を導く番です。
「さ、いこう。理緒ちゃん」
「うん」
差し出された手をやわらかく握り、ふたりが乗り込んだのはシーサイドアウトレット名物。大観覧車!
景色はゆるやかに、はるか上空へと向かい、滑るように登っていきます。
「うわぁ! 高い! 人があんなに小さく見える、ねえ見て紗月!」
「うん……すごい景色ね」
明るく無邪気な理緒の反応をよそに。紗月は静かに、タイミングを計っておりました。
手の中には、ラッピングされた細長い小箱。
「ね……理緒ちゃん。これ」
「うん?」
観覧車がやがて、あと少しで円の頂点へ至ろうかというところで、紗月ははにかみとともに、理緒へそれを贈りました。
「紗月……これって?」
「ちょっと、遅くなっちゃったけど。お誕生日おめでとう、理緒ちゃん」
理緒の目が丸くなり、ぱちくり。一拍置いて、その表情はぱあっと輝き始めます。
「ありがとう! 嬉しい。開けてもいい?」
「うん。開けてみて」
理緒が包みを開くと、そこには一対、二本のペンダントが寝そべっておりました。
トップには美しい、乳白色から淡青色の透き通った宝石がはめ込まれています。
「……綺麗。この石は?」
「月長石。ムーンストーン。理緒ちゃんの誕生石よ」
紗月は理緒の瞳を覗き込み、語ります。言葉が滑るように流れ出して、紗月はなんだか不思議な気分になりました。
「ヨーロッパでは昔、恋人たちがこの石を贈り合って、愛、とか……絆を深めていたんだって。だからムーンストーンは、『恋人たちの石』って呼ばれてるの」
「へえ……だからお揃いなんだ」
理緒がそう言って二本のペンダントを取り上げると、なんだか自分がとても大胆なことをしているように思えて。くすぐったくなって、紗月はぽわっと顔を赤らめます。
「じゃ。付けて? あたしも付けてあげる」
「う、うん……」
おたがいの首へ腕を回してペンダントをかけました。頬がふれあい、腕がこすれて、紗月の肩がぴくりと小さく跳ね、理緒はこつんとおでこを彼女と合わせます。
やがてふたりの胸には、淡い輝きを持つムーンストーンのお揃いのペンダントがかけられ、輝きを放ち始めました。
窓の外の景色は徐々に低くなり、ふたりはもうじき地上へと舞い戻ります。
と、その時に。
「紗月……」
「うん。なに? 理緒ちゃん」
「……大好き」
「ン、ッ!?」
前触れもなく。理緒は紗月の細い腰を抱き寄せ、唇を重ねました。ちょっぴり乱暴に、強引に。抑えることなんてできませんでした。
「……あ、えと。ごめん。つい」
「う、うん……もう、下に着いちゃうわ」
はっとして、見つめ合って。
おたがいがおたがいの指を絡め取り、自然と近づいて。紅潮する頬、高鳴る鼓動を感じながら。
「もう一回……もう一度だけ」
「ん……」
今度はやさしい、口づけを。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
13
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
6月の☆ハッピーバースデー
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
24人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月04日
参加申し込みの期限
2018年08月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!