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●決断
「ふぅ……いいお湯。楽しかったけど、色々見て回ったから少し疲れちゃったわね」
「そうね、理緒ちゃん」
初瀬川 理緒
と
佐和崎 紗月
はスク水だった。
グラビアアイドルの理緒は当然ながらその体つきもセクシーで、豊かな胸が窮屈そうにスクール水着の中に収まっているのは、男子たちだけでなく女子の紗月にとっても目の毒だ。攻めなボディラインの理緒より、ずっとふつうで、やわらかいラインを描く紗月のスク水姿もまた、男子や恋人の理緒にとっては大変魅力的なのだが、如何せん本人はそのことに気づいていない。
ただただ、温泉が気持ちいいな、ざばんざばんと寄せる波も本当の海……とはいかないまでも、風情があっていいな、なんて思いながら、足先だけお湯につけ、ぱしゃりぱしゃりと身体にお湯をかける。
「ほんと……気持ちいい」
こんな時間、あと何回、彼女と持てるのだろう。
リラックスしたせいだろうか、ふいに将来が不安になる。
言うつもりのなかった言葉が、ふいに口をついて出た。
「ねえ、理緒ちゃん……この前話したこと、考えてくれた?」
――理緒ちゃんも私と一緒に大学行こうよ。
身体測定の日
、紗月は離れたくない一心で、理緒にそう迫ったのだ。
小学生まで勉強ジャンキーだった反動で、今はすっかり勉強嫌いになってしまった理緒は、その問いかけに即答することができなかった。端的に言って理緒の成績は悪い。高校へ入学できたこと自体が奇跡と言われたほどの超低空飛行である。ここから大学進学するためには、とてつもない努力と効率のよい勉強が必要である。大の勉強嫌いな自分に、それが耐えられるのか――そう自問せずにはいられなかった。『彼女と同じ大学に行きたい』と『勉強なんてまっぴらごめん』、どちらが自分にとって重いのかわからなくなってしまったのだ。
理緒は少し押し黙った。
自分の意志という判断材料しかなかったなら、もしかしたら『勉強なんてまっぴらごめん』の方が重かったかもしれない。しかし――。
「実はね、そのことなんだけど……」
「うん」
「所属事務所から偏差値30からの大学受験企画を立てられたの。合格しないと引退だから……挑戦するわ」
え、と紗月は顔をあげた。
――やっぱ無理だわ。
理緒はそういうと思っていた。
それなのに、耳に届いた言葉は。
――挑戦するわ。
これ以上の福音がこの世にあるだろうか。
大げさだけれどそんな気持ちで、紗月は理緒の瞳をまじまじと見つめた。
熱いものがこみあげて、目尻からつと流れ落ちる。
「ちょ、ちょっと紗月、泣かないでよ」
「ごめん、理緒ちゃん……」
紗月は涙を拭って笑顔を作る。
「一緒に勉強、頑張ろうね」
「……うん」
今ここで、キスできたらいいのに。心から喜び涙をこぼす恋人を見て、理緒は密かにそう思った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月19日
参加申し込みの期限
2017年12月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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