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しいたけ!
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【七輪でしいたけを焼こう】
「先生の許可はもらってきたぞ」
火を使うことに対して気をつかい、校舎までひとっ走りしてきた
八神 修
が、戻ってきた。
「おかえりなさい、八神さん。そろそろ焼けてきたところなの。とってもおいしそうよ」
椿 美咲紀
が修を手招きする。
美咲紀の隣で、
市橋 誉
が七輪でしいたけを焼いていた。
「そろそろいいかな。醤油はあるんだっけ? 肉厚でおいしそうなしいたけだね」
「とてもいい香りね。焼き具合もばっちり! 市橋さんにお任せしてよかったわ」
同じ焼くなら、料理の得意な人に頼もうと、美咲紀は真っ先に誉に声をかけたのだ。
「松茸なら商売になっただろうに、惜しい気もするな」
そう言いながらも、修はいそいそと紙皿を手に、焼き上がりを待つ。
「おいしそうですねー。新鮮なしいたけ、嬉しいですねー!」
しいたけが好物だという
屋敷野 梢
も、
音海 なぎさ
や
シダ 美穂戸
、
御剣 刀
と一緒に並んで待っている。
「いくらでも食べられそうだな」
食に関しては貪欲な刀は、七輪から目が離せなくなっているようだ。
「しーいーたーけっ! 早く! ホレソレ、しいたけカモーン!」
誰よりも待ちきれずにいるのは、
握 利平
だ。
「くうぅぅ~っ、この香りだけでもおいしくおにぎりが食べられそうだっ!」
後木 真央
も利平と声を合わせて、しいたけコールをくり返していた。
「しーいーたーけ! たくさん食べて、ハッピーになるのだー!」
「……そう喜んでもらえると、なんだか報われるような心地になるよ」
明るい真央の笑顔に、武生も顔をほころばせる。
「シイタケセンパイのおかげなのだ! センパイも一緒に食べようなのだ。……あれ、これって共食いなのだ?」
そんな賑やかな面々を、
奈良橋 博美
は少し離れたところで眺めていた。
「食べないのかい?」
そんな博美に気がついて、
逆巻 天野
が声をかける。
「うーん……、いや、俺はいいや。人体に生えていたと思うと、勇気が出ないぜ」
「なるほどね」
「もちろん、食べたい人には食べてもらって、おいしく消費してもらえるならいいことだと思うんだけどな」
「焼ーけーたーぞー!!!」
利平が吠えた。
各自の紙皿に、しいたけが配られる。
「いただきまーっす!!!!!」
あちこちで、「熱い!」とか、「おいしい!」とかの声があがる。
利平は包みの中から、マイおにぎりを取りだした。
命の糧だ。あいにくだが、このおにぎりだけは分けてやるわけにはいかない。
「ぐっぉ、しいたけ、うっめぇ~!! しいたけパワーで、おにぎりも最高だぁ~っ」
しいたけのエキスが身体中に染み入るようだ。
利平は感動した。
「具があってこそ、おにぎりが輝くってもんだぜ! くはぁ~っ!」
しいたけを堪能しながら、利平はひらめいた。
「ハァァーッ! すごいことに気づいたぜ、焼きおにぎりって手があったぁぁ!」
七輪の隅におにぎりを乗せて、利平は拳を天に突き上げる。
「みんな、いい笑顔ですねぇ」
北原 みゆき
が、武生に微笑みかける。
「しいたけは美味しいからね」
「円満に解決できて、よかったですね」
なぎさにも声をかけられ、武生はしみじみとうなずいた。
「ああもう、こりごりだよ……。けれどまあ、終わってみると悪くはなかったのかな」
「おなかもたまった、ンゴーン。なんだかんだで、面白かった」
やがてシダがお腹をさする横で、刀はまだ箸を運んでいる。
「まだだ。まだ食べられる」
「かたな、よく食べるな。明日も面白いこと、あるといいな!」
武生に向かって、シダはぱちりとウィンクをした。
焼かずに残ったしいたけの山は、希望者が持ち帰ることにした。
夕飯のおかずにしたいという者もいれば、猫鳴館のハラペコ寮生にあげたいという者もいる。
天野と伸幸は、かなりの数のしいたけを猫鳴館に持ち帰ることになった。
「ぬぅーん、しいたけたくさん、ごちそうさまなのー」
「あの、これ、よかったらどうぞ」
持っていた筍型のチョコレートを、天野は武生にプレゼントした。
「ありがとう。世話になったね」
「また、機会があったら、くださいね」
そうつけ加えることを忘れなかった。
【後日】
「えっ、これを僕に?」
後日、武生の元に現れた月詠が、一枚のイラストを手渡した。
「記念にどうぞ」
「……あ、ありがとう」
そこには、キノコの着ぐるみを着た武生のデフォルメイラストが描かれていた。
活き活きと活動している様子が描かれた、気分の明るくなるようなイラストだ。
「活きがよさそうだね」
自分の絵などもらったことのない武生が、驚きつつも感想を伝える。
「キノコは、鮮度が大事だと思う」
月詠は静かにうなずいた。
思い出も、新鮮なうちに形に残しておくのがいいだろう。
絵の中の武生は、それは見事にキノコの着ぐるみを着こなしていたのだった。
END
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あとがき
担当マスター:
瀬野 とうこ
ファンレターはマスターページから!
しいたけ狩りでした。
おつかれさまです。
おいしい味覚を存分に堪能できたでしょうか。
おかげさまで、武生もすっきりさっぱりしたようです。
人情が胸に染みます。
皆さまの夕飯の一品として、お役に立てたなら武生も喜ぶことでしょう。
ご参加まことにありがとうございました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月03日
参加申し込みの期限
2013年07月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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