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しいたけ!
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【囲まれた怪人】
「しいたけは志井くんの担当なの」
園芸部員にそんな話を聞き、
旅鴉 月詠
は志井 武生こそが怪人しいたけなのではないかと目星をつけた。
ろっこんが何らかの形で影響しているのだろうが、果たして原因はどこにあるのか。
「まあ、気づいていないのか、困っておろおろしているのか、どちらかだろうね」
月詠は、園芸部の部室から、湿度の高そうな日陰を狙って怪人を探した。
「言葉は喋れるのだろうか……」
見かけたらまずは声をかけてみようと考えていると、ちょうどばったり、怪人と出くわした。
「おや」
目に見えて、怪人はびくついている。
おそらく逃げようとしたのだろう。
回れ右をした怪人の退路をふさぐように、
音海 なぎさ
も現れた。
「あ……、キミが中庭の怪人かな?」
「ひええ!」
「怖がらないでいいよ。ボクでよければ力になるから」
「私も不当な危害を加えるつもりはないよ。……三年の志井先輩だね?」
「え、ええっ、……そう、だけど」
「やはりか」
「あれ、三年生なの? ごめんね、ボクは
音海 なぎさ
。なぎさでいいです」
「言葉が通じるようで良かった。お困りのようだが……」
しいたけに埋もれた武生が、ぶんぶんと首を縦に振る。
「そうなんだ。実はものすごく困ってるんだよ」
「やっぱり。それは、そんな姿になってしまって困っているんですよね?」
「そ、そうなんだ……。いきなり身体からしいたけが生えてきて!」
なぎさがうなずく。
「慌てずに、まずは原因を突き止めましょう。それさえわかれば、きっと解決策はあるはずですよ」
「手っ取り早く、全身のしいたけを狩ってみてはどうかな」
月詠が、武生を背後を指さした。
「つまり、あんな風にね」
「え?」
「あらら?」
武生の背後で、こっそりとしいたけをもいでいた
椿 美咲紀
が、にこにこと笑顔を浮かべた。
「つい、おいしそうだったから……」
バスケットに、しいたけが既にいくつも転がっている。
死角に入るのは得意だと、美咲紀は自負している。
そこで、怪人の背後からそっと近づき、しいたけ狩りをしていたというわけだ。
占いが好きな美咲紀は、今朝もテレビの占いをチェックしていた。
本日のラッキーアイテムは、『七輪』。
(ということは、しいたけをおいしくいただくべきだという意味なのよ、きっとね)
たとえ人から生えていようとも、しいたけはしいたけだ。
(もしかしたら、喋る原木なのかもしれないのだし……)
「ええと、怪人さんは人間さんなの?」
あどけない眼差しを向けられて、怪人は若干の落ち着きを取り戻したようだ。
「ああ、そうなんだ。こんなんでも、人間……のはず……、だよ」
美咲紀は、手元のしいたけをひとつ取って、柄を裂いてみた。
「あ、大丈夫。これは本当にしいたけだよ。よかった、毒キノコじゃないのね」
園芸好きの美咲紀は、しいたけについての知識もあった。
「ツキヨタケっていう毒キノコと間違えたら困るなって思っていたの」
逃げ回ることを止めた武生の前に、再び
屋敷野 梢
が姿を現した。
「お邪魔しますねー」
「あ、さっきの君……!」
「もう逃げないでくださいねー。私、キノコには優しいんですよー」
キノコをもぐなら手伝うという梢に、他の面々も協力を申し出た。
「しいたけが原因なら、取り除けば元に戻るかもしれないしな」
月詠も言い、武生もおずおずと了承した。
「あ、ありがとう……」
「身体も心配ですね。しいたけを取ったら、様子を見てみましょう」
なぎさもいたわりの声をかけた。
武生の身を案じて、しいたけを採る手つきも丁寧だ。
「いざ、しいたけパラダイス!」
笑顔でじゃんじゃん収穫を始める美咲紀の後方から、今度は
市橋 誉
もやって来た。
「ああ、ここにいたんだ。実は俺もしいたけを分けてもらいたいんだが、いいだろうか」
「う、うん。僕のしいたけでよければ……」
間近でしいたけを眺めて、誉は目を輝かせた。
「これは立派なしいたけだね。スーパーではお目にかかれないほど色艶がいい」
「そうかい?」
「ぜひとも夕飯の材料に、いくつかもらっていきたいな」
武生の了承をうけて、誉は訊ねた。
「で、どこから収穫してもいいのかな?」
「……どこからでも。あっ! できれば、上の方から頼むよ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月03日
参加申し込みの期限
2013年07月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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