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【中間テスト】一夜漬け狂騒曲 ~寝るなよ? 絶対寝るなよ?~
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【2】
――時系列はちょっと前に遡る。
吉祥寺 黒子
は夜の散歩でシーサイドタウン駅周辺を彷徨っていた。
彼女が配信しているネットラジオ
『ダーティ&ラッキー』
のネタ探しのためだ。
「完徹勉強会か……」
吉祥寺も星ヶ丘寮での勉強会の件を聞いている。
だが、日頃からコツコツと影で勉学に励んできた彼女にとって、一夜漬けなど無用な行為である。
「別に俺はてめぇ等と違って頭の出来が違げぇから、テストで赤点なんて悩みねぇンだよ、ハハッ」
上から目線で発言出来るのは、余程日々の勉学の裏付けが出来ている証拠だろうか。
見えないところで努力する秀才タイプなのだろう。
(っーか俺、ダブってるからよォ。試験範囲が同じとかマジうけるぜ!!)
病の治療のため、彼女にとって今回の試験は2年ぶり。しかも範囲は2年前と全く一緒だった。
これも大きなアドバンテージである。
「とはいえ、この時間で芽森の家に押し掛けるのは憚られるよなぁ……」
級友の
芽森 菜々緒
もきっと中間テストは余裕で突破出来るだろう。
もっと仲良くなりたいと願う吉祥寺ではあったが、ちゃんと礼節を弁える良識を持っている。
「どうしよっかな……」
おもむろに彼女は『幸運』と刺青が入った下を出して笑う。
「はん、『俺は幸運だ』からな、ネタの1つや2つ、目の前に落ちてないもんかね……?」
この瞬間、吉祥寺のろっこん『ラクシュミーの寵愛』が発動する。
ちなみに彼女は自身のろっこんに全く気が付いていない。
女神の寵愛がもたらすは、『奇跡』と『不幸』。
早速、吉祥寺の目の前に『奇跡』が起こった。
「……おい、もしかして、シロか? 久しぶりだなオイ!」
目の前を通り過ぎようとする女性2人に声を掛ける吉祥寺。
呼び止められた女性の1人がすこぶる気まずそうに苦笑する。
「ひ、久しぶりね、クロ……。その……、元気してたかしら?」
冴木 白虎
、木天蓼大学体育学部2年生。
2年前、吉祥寺とライバル関係だった『元同級生』である。
「クロちゃん……。偶然だけど元気そうで何よりね……」
白虎の傍らに控えていた、すらっとした長身に黒髪のロングヘアーがなびく
鷹峰 凪
がボソボソと言葉を発する。
「おお! ナギも元気そうだな! こんな夜遅くにどうしたんだ?」
吉祥寺は『古い級友との再会』という幸運に胸躍らせつつ、2人の目的を聞き出してみうことに。
すると鷹峰はうんざりした表情でそれに答えた。
「恩師の相原まゆ先生が……、後輩達に貫徹勉強会を開くって聞いて……。それで勝手に暴走したシロが……、勝手にうちの予定も聞かずに……、手伝いを買って出たらしい……。迷惑千万極まりない……」
「恩師が動くならそれに協力するのが教え子ってもんでしょ♪ ああ、思い出すわ~、あの阿鼻叫喚な勉強会! 私の理想形を見た気がしたもの! カオス的な意味で!」
うっとりとする白虎に、「歪みねぇな」と吉祥寺は苦笑した。
そこへ鷹峰の毒舌が白虎に浴びせられる。
「黙りなさい……。主目的は……、ロリィなまゆ先生を……、目一杯愛でることでしょうが……。さすが両刀使いの雌豚ビ●チ……。いい加減もげろ……!」
もげろ、と言われて白虎は首を傾げてしまう。
「ん? ごめん、凪。私、もげるとこ一切無いから。むしろこの場合、『ふさげ』の方が適切な……」
「だから、それ以上喋るなシロビ●チ……。大体、ビ●チ×幼女とか、なんて背徳的……。夏の祭典に向けて、うちの薄くて高い本のクオリティが上がる一方……。けど冗談はその壁のような胸だけにして欲しいわね」
最後の言葉だけやけにハキハキと言い連ねる鷹峰である。
「んだとッ、誰が『進撃の虚乳』だコラァ!?」
「おい、やめろシロー!! ナギはそんなこと言ってねーから!」
胸のことを触れられると殺る気スイッチが入る白虎を羽交い締めにして止める吉祥寺。
「でもよー、お前ら、本当に変わらねーな……」
呆れながらも2年前のやり取りと変わらない様に、吉祥寺の胸の奥が温かくなる。
「ねぇ、クロ。暇なら私たちと一緒に来ない?」
羽交い締めにされたまま白虎が切り出す。
「あー……、ナイスアイデア、シロ……。正直、シロに付き合うのは鬱になるくらい疲れるから……、クロちゃん、あとは任せたわ~」
「えっ、ちょ」
鷹峰の唐突な無茶ぶりに狼狽する吉祥寺。
すぐに断ろうとするが、一手鷹峰の方が早かった。
「従姉(ねえ)さんからのお願い……」
「……」
吉祥寺と鷹峰は従姉妹関係である。
じーっと無言の圧力に屈した吉祥寺は、バツが悪そうに顔を背ける。
「分かったよ、行けばいいんだろ。でも俺は傍観するからな?」
こうして3人は相原邸へと向かうことになった。
~そして時系列は戻り、到着後~
「畜生ッ、どうしてこうなった!?」
吉祥寺は相原先生から『講師』として参加者へ紹介をされていた。
「謀ったな、シロッ!?」
右隣の白虎を睨み付ける吉祥寺。
だが、白虎は「まゆたん、きゃわわわわわ……」で吉祥寺の怨嗟など蚊帳の外である。
「ナギも何で教えてくれなかったんだ!?」
「うちは……、嘘吐いてない……。実際、シロの相手、面倒くさいし……」
左隣の鷹峰は無表情で相原先生からの紹介を聞き流している。
吉祥寺の無意識のろっこんの功罪により、『地獄の様な相原先生の勉強会に講師役として付き合わされる』という不幸を見舞ってしまう彼女であった。
「いやー! 正直、こんな大人数相手になるとは思ってもいなかったから、講師役が数人いると助かるよー!」
相原先生、ご満悦。
しかし、ジャージの背中に書かれている言葉は『常在戦場』。
この女、やはりガチだ。
「んじゃ、自己紹介させてもらうよ。こほん、初めまして、私、皆さんの体育科の先輩の冴木と言います。今日は皆さんの為にしっかりと勉強を教えますのでよろしくお願いしますね」
白虎はにこやかに努めて明るく気さくに自己紹介を終えた。
だが、やはり白虎はブレない。もはや我慢の限界であった。
「てか、まゆっち! 言われたとおり来ちゃった♪ ご褒美に私の愛を受け入れてー♪」
「わっ、しろこちゃ――!」
服こそ脱がないが、某怪盗の如き見事なダイブで相原先生に襲い掛かる!
完全に不意を付かれた相原先生の貞操がピンチ!
――かと思った瞬間、1人の男子生徒が立ちはだかった!
「やめろ、この糞ビ●チ!」
身を呈して相原先生を庇う男の名は
冴木 竜司
。
お分かりだろうか? この2人、血の繋がった姉弟である。
「今日の為に俺は瞑想行為(意味深)を繰り返し、賢者モード発動中だ。だから今夜は幼女とおっぱいだらけでも、紳士に外れる行為はしない! 全てはまゆ先生を想えばこそ!」
竜司は相原先生に
熱烈な求愛行動
に日々出ている変態である。
彼は訪問時に「暴走せず紳士的に大人しくしてるからお家に上がらせてください!」と土下座。
しかし「竜司くん、ハウス♪(訳:帰れ)」と相原先生にあしらわれそうになったところを、手土産として持参してきた大量のニャルキー(相原先生の好物の飴)を納めて難を逃れたのだ。
「……なんであんたが居るの、愚弟?」
突如現れた実弟にマキシマムご機嫌斜めの白虎。
「そりゃこっちのセリフだ、姉ビ●チ。公然の面前でまゆ先生を襲おうとするなよ。お前みたいな糞ビ●チな姉なんて見たことねーし知ったこっちゃねーけど、俺のまゆ先生に手を出すんじゃねーよ!」
「あァ!? 愚弟のくせして生意気だな? 私のまゆっちに手ェ出したらSATSU★GAIだからな……、この変態?」
白虎は凄みを聞かせたまま、参加者に向けて笑顔で告げる。
「このように、みだりに周りに迷惑かけちゃう悪い子は……、こうです!」
神速のスピードで竜司を裸絞、からのドラゴン・スリーパーホールド!
「ギ、ギブ……! ギブアッー!」
竜司の悲痛な叫びを無視しつつ、白虎は肉体言語で参加者へアピールし続ける。
「えーっと、冴木姉弟?」
見かねた相原先生、笑顔なのにこめかみ辺りに青筋が浮かんでいる。
「2 人 揃 っ て ハ ウ ス ♪」
「「スマセンでしたぁー!!」」
姉弟揃ってキレイな土下座を披露した。
この流れを断ち切ったのは、関係者の鷹峰だ。
「うちは……。
鷹峰 凪
……。シーサイドタウンの『鷹峰書房』の、店長やってる寝子高普通科の卒業生……。そして不本意だけど……、そこの土下座姉の飲み仲間よ……。一応、うちは貴方達の先輩だけど、気楽に接してくれて構わないわ……」
とっつきにくい雰囲気の鷹峰からこのような言葉が出ると、参加者は幾分か安堵した様子の模様。
「大丈夫、……矮小な脳味噌でも、猿でも分かるくらいには教えてあげる……。もっとも、貴方達が理解出来るかどうかは別だけど……」
あ、やっぱりこの人怖いかも、と目を泳がせる参加者一同。
講師役は他に数名名乗りを挙げていた。
「今日は先生のお手伝いをさせて頂きますわ」
エヴァ・ブランシェ
は扇子を取り出し、バッと広げて口元を隠す。
その扇子には何故か【被覆鋼弾】の四字熟語が。
「先生を貫徹に付き合わせるのはどうかと思うし、しっかり詰め込めば短時間の勉強でも充分でしょう。でも、先生が某海軍先任軍曹ばりの気合が伝わってきますわね」
チラリ、と相原先生を見遣るエヴァ。
「口でクソ垂れる前と後に“サー”……じゃないわね、女性だから“マム”って付ければいいのかしら?」
「ふっふーん、今夜はそういうノリで行こうかと思ってるよ?」
にた~と邪悪な微笑みを浮かべる相原先生。
「マム! それは心強いですね、マム!」
早速実践するエヴァである。
するとキリリと表情を引き締めて参加者に言い放つ。
「これより、我々は相原先任軍曹の特別講義に臨みます。ここに来た意味を、決して履き違えないようにしてくださいね?」
エヴァの青い瞳が三日月のような弧を描いた。
(やべぇ、鬼軍曹が増えた……!)
参加者の表情が絶望に染まっていく……!
「僭越ながら、私も手伝うことになった。
楪 櫻
、2年10組の学級委員だ。今夜は力を合わせて乗り切っていこう」
真面目に自己紹介をする楪の姿に、やっとまともな講師が来た、と顔を綻ばせる面々。
自分の担任の手伝いをしようと、相原邸を訪ねた次第だ。
「相原先生、私でよければ手伝いましょう。何かあれば言って下さい」
この申し出に相原先生はサムズアップ。
「うん、分かったよー。櫻ちゃんみたいなしっかりさんがいれば、もう何も怖くない!」
「先生、それは死亡フラグです……」
今度は楪が不安に駆られる。
大丈夫か? 問題だ。
1番いいツッコミを頼む。
(相原先生も思い切った事をするものだな。とはいえ、先生1人で何人もの生徒を相手にするのは大変だろう)
楪は言葉に出さないものの、相原先生の行いを好意的に捉えている。
担任の力添えになれば、と思い馳せ参じた次第である。
「私は勉強も教えられるが、家事も一通り出来る。夜食やその他の雑事も積極的にこなしていこうと思う」
夜食、の言葉に色めき立つ参加者たち。実に分かりやすい反応だ。
「いやー、頼もしいー! じゃあ、櫻ちゃん。早速だけど、冷蔵庫に入っている材料で特製ドリンクを作って!」
「分かりました。それでは台所をお借りします」
楪は持参したエプロンを身に付けると、必要な物を先生から聞き出しつつ、手際良く機材を戸棚から出していく。
「材料は冷蔵庫か……、って、なんだこれは!?」
冷蔵庫の中身を確認して、思わず楪の顔が青ざめた。
「せ、先生! どうして冷蔵庫にサソリやトカゲの干物が入ってるんですか!? う、これはマグロの目玉か!? これは、見たことないキノコだな……。そしてドリアンの存在感が既に嫌な予感を呼び寄せているな……」
台所から聞こえてくる楪の声に、参加者は顔を見合わせる。
(あれ、誰が飲むんだよ……?)
きっと自分たちなんだろうな、と全員が遠い目をしだした。
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シナリオジャンル
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定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月26日
参加申し込みの期限
2013年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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