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【中間テスト】一夜漬け狂騒曲 ~寝るなよ? 絶対寝るなよ?~
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【3】
いよいよ勉強会がスタート。
最初は全科目の小テストを一斉に行うというのっけからハードな内容である。
東雲 人里
は今の隅っこで小テストを受けつつ、首を傾げていた。
(どうして私はここにいるのでしょうか……?)
東雲本人曰く、気が付いたらここにいたらしい。
恐らく彼女のパッシブスキル『迷子』の効果が発動したためかもしれない。
(そういえば、放課後に相原先生に声掛けられてました……)
今更思い出した、と納得する彼女。
マイペースというか、流されない姿勢というか、彼女の周囲の空気だけ時間軸が遅れて動いているように思えなくない。
人見知りの東雲は、参加者と積極的に話そうとも思っていない。むしろ他人とうまく話せないくらいの人見知りだ。
だから声を出すことすらできずにいる。
(あ……、この問題文自体が間違ってます……)
国語の問題文の指し示している部分がズレていることに気がついた東雲。
(このままでは皆さんが正しい答えを出せません……)
一刻も早く相原先生や講師役に伝えないと!
だが、人見知りの東雲は、相原先生がアレコレ準備していたり、講師陣が監視の目を光らせているのを邪魔するのを遠慮してしまう。
いたずらに時間は過ぎていき、東雲は他のテストになかなか手を付けられずにいた。
宇佐見 望月
も「……俺様、女性の家で勉強とかかなり緊張するんですけど」と戸惑っていた。
(しかも何で一夜漬け……? それより俺様はお茶漬け喰いてぇっつーの!)
英語の小テストの問題を前に、宇佐見の思考回路が強制終了(シャットダウン)してしまう。
そのまま机に突っ伏して意識を失いかける。
しかし。
「は~い、頑張れ頑張れ! 寝落ちしちゃう子は容赦なく絞め落としちゃうから♪」
冴木 白虎
の裸絞が望月に綺麗に入った。
おかげで望月は強制覚醒するが、今度は酸欠で意識を失いそうになってしまう。
橘 勇
が青い顔してその光景を眺めていた。
「先生の前どころか、講師の前で寝たら危ないな。頑張って明日の朝まで起きてないと」
彼の成績は赤点をギリギリ回避できる程度のほど。
今回も勉強会ということで徹夜グッズを持ち込んできての参加だ。
刺激が少々強いタブレットガムのボトルは常に傍らに置き、苦いお茶で更に眠気を吹き飛ばす。
「こんな厳しいとは思わなかった……。寝たら死ぬな、俺たち……」
橘は遠い目をしだした。
「寝たら死ぬぞ。例えじゃなくてマジで死ぬぞ……」
橘はぎょっとして声のする方へ振り返った。
高梨 煉
がウトウトしてる
千明 優輝
の肩を揺らして起こそうとしていた。
「う~ん、起きるー……。でも眠いよぉ……」
千明は必死にまぶたを擦り、睡魔と闘いながら問題を解いていく。
しかし、規則正しい生活を普段から行っている彼にとって、徹夜は荒行に等しい。
加えて、千明自身がまだまだ子供っぽいこともあるためか、いつの間にか舟を漕ぎだしてしまう。
「……先生、出来ました」
そこへ楪が2色の液体をピッチャーに入れて台所から出てきた。
既に彼女がげっそりしているのは気のせいに違いない。
「おっ、完成したんだね! 櫻ちゃん、ご苦労様!」
教壇代わりのみかん箱の脇に、謎の液体をどんっと置く相原先生。
参加者の視線は2つのピッチャーの中身に集中していた。
「あれ……、人が飲めるモノちゃうやろ?」
直風 満帆
のツッコミが入る。
「あたしのお店でもあんなに毒々しい色の駄菓子は売ってないよ……」
猫村 翡翠
もショックを隠しきれない様子。
それもそのはず。片方のドリンクの色は、目も覚めるようなスカイブルーなのだから。
青色一号とかそんなちゃちなレベルではない。
コバルトブルーとかその辺を想像してみてほしい。
その色をした液体がタプタプと目の前で容器に満たされているのだ。
もう一方の液体は、ルビー色に輝く真っ赤な液体。
まるで宝石を溶かし込んで作ったようなそれは、錬金術に用いると聞かされても疑わないような代物である。
「青いドリンクが眠気覚まし! 赤いドリンクは記憶力向上に効くらしいよ!」
絶対嘘だろ、とドン引きする参加者たち。
「先生、嘘吐いてないんだからね? 寝子島書房刊『驚異の漢方パワー辞典』にちゃんと載ってるんだから!」
「その本自体が胡散臭いですってば! てか、発行元そのものがトンデモ本の元締めじゃないですかー!!」
思わず
桐野 正也
がツッコミを入れた!
鮮やかなツッコミのキレに、思わず拍手が起きる。
「え、なんで? なんでここで拍手?」
戸惑う桐野。
次の瞬間、扉がバーンと開け放たれ、筋肉質の眼鏡男子が声を張り上げた。
「出ました! きりのんの伝統芸能『TUKKOMI』! 拍手ぅ~!」
志波 武道
、重役出勤。そしてこの男、ノリノリである。
「あ、れんちゃん、きりのん、望月くんに竜司くんに櫻ちゃーん! こーんばんちゃ!」
友人たちに挨拶すると、武道はカバンからどさっとサプリメントらしきものを取り出した。
そして目の前の絶望感を、ものの3秒で吹っ飛ばした。
「あ、これブドウ糖お土産ー!! 脳にダイレクトに効くから食べてね☆」
唖然としている一同に物怖じせず、本当にブドウ糖のサプリメントを配布し出す武道。
「ちょ、ちょっと? 武道くん、今は飲食禁止なんだよ!」
我に返った相原先生が厳しく対処しようとするも、
「あ、まゆセンセー! はい、あーん♪」
「あーん♪」
思わず口を開けてしまった相原先生。
そこへブドウ糖が放り込まれる。
相原先生の目がカッと見開いた!
「……意外とイケるね、これ。不思議と頭がすっきりしてきたよ」
「でしょー? あとこれ、サプリメントだから食事じゃないんだってば!」
武道、サムズアップ。鬼軍曹相原に対して、見事な論理奇襲を成功させたのだった。
「むむむ、なんか丸め込まれた気がするけど、効果はあたしが実感してるし……。わかった。ブドウ糖摂取は許可するよ」
おおー!!
歓声が巻き起こる相原邸。
こうして武道は一躍英雄となった。
「ところで、どうしてブドウ糖なんだ?」
風雲児 轟
がブドウ糖を口に放り込みながら尋ねた。
「決まってんじゃーん! 俺の名前、漢字で『武道(たけみち)』! 音読みすると……、あとは分かるな?」
ドヤ顔でネタバレをする武道は、若干ウザかったが「上手いこと言いやがって」と感心されていた。
「あ! でも遅刻は遅刻だよ! なんで遅刻したのかな!?」
ブドウ糖で武道から餌付けされていた相原先生は、ようやく本題に入る。
それに対し、武道はニヒルな笑みを浮かべて答えた。
「俺の弟……、たー坊が桜花寮で勉強会に参加するっていうからさ、30分おきにおにーちゃんのモーニングメッセージをメールで自動送信できるようにセットしてたのさ、6時間分☆」
「「うわぁ……」」
志波弟ェ……!
行き過ぎた(一方的な)兄弟愛を見せ付けられ、相原邸は微妙な空気に包まれるのであった。
「それにテスト勉強って常日頃の積み重ねだしね♪ あ、俺? 別にやる必要ないけど、弟が起きてるならおにーちゃんも起きてないと。あれ? なにその微妙な空気? いやーん!」
こんなふざけた奴が何で勉強出来るんだろう。
そう思った参加者は少なくないはずだ。
と、ここで
エヴァ・ブランシェ
が挙手をした。
「……先生、そこのウトウトしている千明さんに早速青いドリンクを飲ませてあげませんか?」
ざわ・・・。
「いいわねー。ちょうど被験者欲しかったもんね!」
「今、被験者って言ったよな? 安全性確認してなかったのかよ!?」
震える桐野のツッコミも虚しく、エヴァが千明の頬を叩いて起こす。
「ん~……、なあに~?」
「め し あ が れ」
千明の口に無理矢理青いドリンクを流し込んでいくエヴァ。
すると千明の顔色がまるでカメレオンのように七色に変化しだしたあと、びたーんっと卒倒するではないか!!
「……大丈夫です。放心状態で寝てはいませんわ。瞳孔が見開いてるのは、きっとよっぽど目が冴えたんでしょう。脈拍が感じられないのもとても安らいでるのよ、そうに違いないわ……」
声が震えているエヴァは検分を終えると、何事もなかったかのように持ち場へ戻っていく。
青い液体であの破壊力ということは、赤い液体はどうなることやら。
こうして、絶対に寝れない状況がまた1つ増えてしまった。
「……なんだ、あのドリンクは。というか……、こんな過酷な勉強会って聞いてないぞ!」
赤いマフラーに白衣の少女、
毒島 林檎
は思わず頭を抱えた。
もとより彼女はこの勉強会に参加するつもりはなかった。
しかし、彼女の脳筋な父親に『この機会に友達を作ってきなさい』と言われ、渋々参加していた。
とはいえ、彼女の内面(内なる林檎ちゃん)はこの状況に喜んでいた。
『わ~いっ! 友達100人出来るかな~?』
外面はバリッバリのツンクールなのに、内面はトロットロのデレアマな二面性を持つのが毒島である。
なのに、彼女はこのサバイバル環境に心が折れそうになるほど絶望していた。
「……薬剤師の娘である俺の見立てでは、あの液体は完璧に毒物! 誰か、早く廃棄処分をしろ……!」
『どうしたらあんな毒薬がミキサー1つで作れるのか……、逆に成分を調べたいわね!』
勉強の合間にレシピを拝見してみようと考える彼女。
だが、目の前の推定危篤人を放置することを、毒島の医療の心が良しとしなかった。
「……先生、そいつを夜風に当ててやりたいので、ちょっと抜けていいですか……?」
「あー、うん。林檎ちゃんの家は薬局だったよね。すぐに戻ってくるんだよ?」
「……ありがとうございます」
千明を抱えて部屋を出る毒島は、人目がないことを確認すると隠し持っていた酢昆布を喰む。
「俺のろっこんなら救える……!」
『今助けてあげるからね! この際、アイアンクローは我慢して!』
食物を咥えながら対象をアイアンクローしつつ集中するのが毒島のろっこんのトリガーだ。
こうすることで、対象を回復させるのだ。
彼女が集中すると、気が付いた千明が「痛い痛いアイアンクロー痛いよぉ!」と涙目になっていた。
『命は1つしかないんだよ! 無駄死はダメ、絶対!』
内なる林檎ちゃんはメッと可愛く注意したのだが、実際に出た行動は千明の顔から手を離して、無造作にその頭を撫でるに留まった。
「――助けてくれてありがとう! ねぇ、よかったらともだちになってくれる?」
唐突に千明は申し出ると、毒島は無言で目を泳がせ狼狽するのであった。
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定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月26日
参加申し込みの期限
2013年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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