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【中間テスト】一夜漬け狂騒曲 ~寝るなよ? 絶対寝るなよ?~
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■貫徹勉強会、相原邸の場合
【1】
相原邸での勉強会が始まるほんの少し前。
鬼崎 あやめ
は
添木 千唐
に泣き付いていた。
鬼崎は馬鹿である。残念なくらい馬鹿である。
身体はたゆんっでぷるるんっなオトナなのに頭の中は英単語は全て平仮名変換でないと理解もままならない程のオコチャマなのだ。
「中間テストは私にとって悪夢なのです! お兄ちゃんの力が必要なのです! 一晩でいいので私と付き合ってください~!」
千唐の腕を掴んで離さない鬼崎を、心底嫌そうな顔をしつつ振り払う千唐。
「い・や・だ!! 僕はね、あやめ。勉強は普段からの積み重ねが大事だと思うんだ。つまりね、一夜漬けの勉強は体に悪いし意味ないからやめろ。以上」
「えぇー!? それって諦めろって事と同じですよ~!」
ショックを受け、鬼崎の顔が彼女のアルビノの髪色より真っ白になっていく。
まさに驚きの白さ。ホワイトアウト。
「そんなこと言わないでくださいー!! 今夜、私と2人っきりになってくださいー!!」
(そしてそのまま勢いで既成事実まで漕ぎ着ければ……! キャッ♪)
――と心の底では企んでいる鬼崎。
兄のような幼馴染相手にやる気(意味深)満々だ!
鬼崎は少しでも話を優位に進めようと、千唐の体に絡み付きながら笑顔を向け始める。
これは彼女のろっこん『リリスの微笑み』の発動トリガーである。
このまま千唐を魅了して、そのまま(色々な意味で)一夜を共にさせようと試みる。
だが、千唐は再び鬼崎を振り払うと、少し声を荒らげてみせた。
「あのね、こっちだって忙しいの! というか、あまり触ろうとするなよ、ろっこん発動させて言うこと聞かせるつもりだろ!?」
「てへぺろ♪」
鬼崎は全く悪びれた様子がなく、これがより一層千唐の胸中に虚しさがこみ上げてくる原因となっていた。
「じゃあお兄ちゃん! こういうのはどうでしょう? 学生支援部所属のお兄ちゃんに、今晩付きっきりで私の勉強を見てもらうことを依頼します!」
「ん……!!」
この鬼崎の言葉に、千唐は途端に勢いを失った。
学生支援部とは、千唐が所属する『寝子高生の抱える問題や相談事のバックアップ』を目的とした部活である。
そして、千唐はこの部活動の活動と銘打って色々な事件に関わってきた。
そんな彼がこの場で『依頼』されたら、その矜持を簡単に曲げることなんてできやしない。
「……考えたね、あやめ。やれやれ、依頼とあらば仕方がない。その依頼、受けるよ」
「やったぁ!! これで一晩、お兄ちゃんは私のもの……。おっとヨダレが」
口元を拭いつつ目を滾らせる鬼崎とは対照的にツンドラのような冷静さを保つ千唐。
「ただし、条件として勉強場所は僕が指定するよ。いいね?」
「うんうん! お兄ちゃんと一緒ならー! えへへー♪」
「いい子だあやめ。早速出発しよう」
「わーいっ♪」
鬼崎の頭の中にはもはや勉強の事よりも、目の前の千唐をどうやって篭絡させようかとしか考えていない。
つまり、千唐にまんまと騙されて、ホイホイと簡単に相原邸へ付いてきてしまったのだ。
気付いたときにはもう遅い。
「ですよねー……。なんとなく分かってました……。折角の蜜月関係(注:勉強会)が……、くすん」
だが、鬼崎は『真の絶望』をこれから思い知ることとなる。
相原邸の玄関前、鬼軍曹と化した
相原 まゆ
先生の激が飛ぶ。
今回参加した人数は39名。当初の予想を上回る盛況ぶりだ。
「ようこそ、今まで遊び呆けていた怠慢学生諸君!」
竹刀片手にジャージ姿で声を張り上げる相原先生。
近所迷惑極まりない光景である。
「聞いて驚け、ここにあるのは参考書と問題集と絶望だけだよ!」
「「マムッイエスッマムッ!」」
何かに感化された数名の生徒たちがすかさず反応しだす!
「地獄のような中間テストを乗り越えたいかー!?」
「「マムッイエスッマムッ!」」
大多数の生徒たちが「えっ? どういうこと?」と目が点になる中、相原先生は途端に無邪気な笑顔を振りまきながら玄関の扉を開ける。
「よろしい、ならば一夜漬けだよ! さぁ、上がって上がって! ガッツリ上げちゃうから! みんなが呆れるくらい点数上げちゃうんだから!」
その天使のように無垢な笑顔が、却って参加者の背筋を急速に凍らせていくのであった。
そんな中、勇敢にも相原先生に挨拶をする猛者たちがいた。
「まゆちゃんせんせ、遊びに来ましたー!」
テンション高く挨拶するのは
直風 満帆
だ。
「まゆちゃん先生と一夜の思い出を作りに来ました☆」
ホスト部所属の
八城 昌也
は「ホストらしくムードを作るのも大事だよね~♪」とチャラくも笑顔で第一印象アップを狙う。
「まゆちゃん先生、よろしくお願いしまーす! 先生と並ぶと、私のほうが1cm高いんだよね。お団子補正だけど」
深民 実々
もニコニコしながら気さくに挨拶をした。
彼女曰く、髪型は身長の一部らしい。
背が低い者同士、親近感を感じていた彼女は、この勉強会をきっかけに相原先生と仲良くなれたらと考えていた。
しかし、3人の和やかな姿勢をピシャリと締める相原先生。
「3人とも、今日は完徹勉強会だよ。当然、勝つために来たのでしょう?」
わざとらしくお淑やかに笑う相原先生。
思わず3人は戦慄を覚える。
「……い、いや冗談やで!? その笑顔めっちゃ怖いぃ~!」
「あ、勉強会ですよね? ちゃんと覚えてマスヨー?」
「こ、怖い! 全然優しくないー!?」
ガクガクと膝が笑い出す3名が、これ以上ここで言葉を発することはなかった。
その後ろから勉強道具を風呂敷にまとめて背負う小柄の少女が進み出る。
伊藤 佳奈
は相原先生の前で礼儀正しく一礼した。
「今日はよろしくお願いします!」
これは殊勝な心掛けだね、と頷く相原先生。
「先生、お邪魔します! 頑張ります、押忍!」
風雲児 轟
も元気良く挨拶!
「うん! 覚悟は出来ているようだね! ……ふふっ、いつまでそれが続くかな?」
「「へっ?」」
「今夜は勉強以外のことを考えられないようにしてあげる!」
相原先生の含みのある言葉に一瞬たじろぐ伊藤と風雲児。
「あ、これ、お母さんが夜食に、と持たせてくれた有名な『夜のお菓子』です。あとでみんなで食べましょう!」
だが伊藤はすぐに気を取り直して菓子を差し出した。
これに乗じて
桐野 正也
も菓子折りを手に挨拶。
「まゆ先生、おじゃましまーす。先生の家で勉強会だって言ったら、母がみんなでどうぞって持たせたんで。中身はクッキーです!」
相原先生、生徒2人が差し出す菓子折りを受け取るも不穏な雰囲気のままだ。
「気持ちは嬉しいけど、ここへお菓子を食べに来たわけじゃないよね?」
顔は笑っている。笑っているけど、その背後に不動明王の幻影が見えるのは気のせいだろうか。
「だから、君たちはここに勝ちに来たんでしょう? お菓子はあくまで脳への糖分補給だよ。だから休憩時間以外は飲食禁止だからね!」
竹刀を地面に突き立て、小さい体でふんぞり返る相原先生の姿は『小さな巨人』という言葉がしっくりくる。
「合言葉は『欲しがりません、勝つまでは!』だよ! 今日は長丁場だから、しっかりカリキュラム組んでおいたよー! 最初は各教科30分ごとに小テストを実施! 30点以下の参加者は休憩時間返上で補習だからね!」
手渡されるスケジュール表に目を通して愕然とする参加者たち。
小テスト後も分刻みでガチガチに予定が詰め込まれている。
もはや勉強会ではない。
新兵鍛錬場(ブートキャンプ)である。
「あれ? 話違くね?」
「誰だよ、優しく教えてくれそうとか言った奴!」
「もうやだ帰りたい……」
予想に反して厳しい内容になりそうだと悟った参加者たちの顔がみるみるうちに青ざめる。
(うわー、これじゃあたしが持参した駄菓子も勉強中はつまめないね……)
猫村 翡翠
は親戚が営む
駄菓子屋ねこや
で寝泊りをしている。
差し入れはもちろん、柿ピーなどのおつまみ系とスナック菓子が多く取り揃えた猫村’s セレクション勉強会Ver.だ。
しかし、これでは堂々と広げることはできなくなってしまった。
そんな猫村、相原先生を熱い眼差しで見詰め続けている。
それに気付いた先生は、つかつかと猫村のもとへ歩み寄ってきた。
「何をジロジロと見詰めているの?」
「え、えっと」
「言えないの?」
「マ、マムッノーマムッ!」
勢いで猫村の言葉が軍隊調になってしまう。
「やましいことがないなら、吐いて楽になっちゃおっか?」
直前まで刑事ドラマでも見ていたのか、そんな台詞がするする出てくる相原先生。
彼女に竹刀を突き付けられた猫村は、爽やかに微笑みながら回答。
「こんなロリババア、じゃなかった可愛い先生がいるなんて、素晴らしいと思います!」
「ロリババア言うなー! 可愛くねーよ! こちとらアラサーだっつーの!! つーかもうすぐアラフォーにクラスチェンジだってばー!」
やってらんねーと言わんばかりに竹刀を投げ出す相原先生。
彼女は子供っぽいとか言われると、傷付いて凹んでしまうだ。
参加者に背を向けてダンゴムシのように丸まってしまった相原先生は、今にも心を閉ざしてしまいそうだ!
「あー、あー、大人のオンナだって何度も言い張ってるのに、周りが子供扱いするんだもん……。もうやだ……」
膝を抱えてうじうじとしだす相原先生は、しばらくその場から動こうとしなかった。
このままでは勉強会が中止になってしまうのでは、と参加者に不安が過ぎる。
この状況を打破した女神が1人、先生の背を撫でた。
「まゆちゃん、元気出して下さい。今夜の勉強会、まゆちゃんが引っ張ってくれないと始まりません」
女神の名は
青龍寺 琴理
。
見るからに優しいお姉さんという雰囲気を持つ彼女は寝子高生の3年生。
今夜は自ら相原先生のサポート役を買って出たのだ。
差し向けられた優しさに、相原先生は堪らずすがり付いた。
「うう~、琴理ちゃーん!」
先生、泣きじゃくりながら(!)青龍寺の大きな胸の谷間にダイブしていった。
心なしか二、三度バウンドをして弾力を堪能しているようにも見える……。
「よしよし、私も手伝いますから、一緒にお勉強頑張りましょうね、まゆちゃん?」
「うん……、あたしがんばる……ひっく……」
青龍寺の頭のあたりから後光が差し込む幻覚が見える。
相原先生をあやすその姿はマジ女神。
てかあのどこがアラサーだよロリババア、とこの場にいる全員が思ったのは言うまでもない。
「――って、さっきから琴理ちゃん、あたしのこと、ちゃん付けしてない?」
「してませんよ、まゆ“先生”?」
「……あ、そ、そう? うん、だよねー?」
ニコニコと微笑みながらシラを切る青龍寺に、外野は思わず舌を巻いた。
すると
宮祀 智瑜
も一緒に励まし始めた。
「まゆ先生! みんなには先生が必要なんです! だから、まゆ先生、よろしくお願いします!」
ペコリ、と礼儀正しくお辞儀をする宮祀。
その時、宮祀のはち切れんばかりの2つの乳房の重量が前屈みになったことによって重心が移動し、まるで相原先生へ引っ張られるかのように“転んで”しまった!
「危ない!」
生徒を怪我させまいと相原先生はすかさず宮祀をキャッチ!
「大丈夫? 怪我はない? 足首グネッたり捻ったりしなかった?」
「あ、えっと、大丈夫です! ごめんなさい!」
我に返った宮祀がすぐに先生から離れてペコペコと頭を下げていた。
そして恥ずかしげにはにかみながら、足首をぐるぐる回してみせる。
「ご心配なく、怪我はありません。私、胸が大きいので転んでも大した怪我にならないんです!」
「チッ――」
相原先生、露骨に舌打ち。
「流石10代、張りと弾力が桁違い! 羨ましい!」
そのまま宮祀の左右の胸を両手で鷲掴みにしながら再び号泣!
「胸のことを自慢する奴は生徒だろうと容赦しないぃー!!」
「えぇ? ま、まゆ先生~!? ぃゃぁん……♪」
もみくちゃにされている宮祀は顔を真っ赤にしながら羞恥に震えている。
健全な男子生徒がこの光景を見て前屈みになってしまった。
と、そこへ少し遅れて到着したのは
高梨 煉
。
スーパーの袋をぶら下げてのんびりと登場である。
「先生、お邪魔します。って……、既にカオス。ところで、武道はまだ来てないのか。正也はちゃんと来てるっていうのに、やれやれだ」
「遅いよ、5組の
高梨 煉
君! 開始は夜8時って言ったはずだけど、どういうことかな?」
泣きべそから一変、再び教官モードの相原先生は、ほんの少しの遅刻すら認めようとせずに追求をし始める。
「いやぁ、すいません。商店街の八百屋、閉店間際に駆け込んだら遅くなっちゃいました」
これをやんわりと煉は朗らかに受け流してみせた。
袋の中からレタスや玉ねぎなどが顔出しているのが見て取れる。
「あとで台所をお借りしますね。みんなにサンドウィッチを振舞おうかと思うんですが。野菜の他にもハムやソーセージ、ランチョンミートもありますよ」
次々に出てくる食材のラッシュ。これは見ている方が生唾を飲み込まざるを得ない。
「悪いけど、夜食はもうこちらで用意してるから大丈夫! 必要ないよ!」
ぐるるるるるうぅ~……!
気丈に振舞う相原先生だが、目の前の夜食テロの脅威に負けてしまった。
「……この夜食テロリストめ! そこまでやるなら、あたしを唸らせるようなサンドウィッチを作ってみてよね!? べ、別に小腹空いたとかじゃないんだからねっ?」
謎のツンデレを発揮しつつ、早口のまままくし立てる相原先生。
何だかんだでやはり子供っぽいようだ。
その姿を舐めるように熱視線を送るのは、
虹村 千秋
だ。
「……いいねぇ~!」
極度の女好きの虹村にとって、相原先生もまた彼の守備範囲内なのだ。
「――いっちゃっていいよなぁ?」
虹村、覚悟完了ッッ!
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なし
シナリオジャンル
学校生活
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コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月26日
参加申し込みの期限
2013年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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