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【中間テスト】一夜漬け狂騒曲 ~寝るなよ? 絶対寝るなよ?~
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【4】
小テストの採点が終わり、本格的に講義が開始される。
これから各々の苦手分野に分かれ、不安要素を潰していこうという趣旨だ。
風雲児 轟
は目を輝かせながら英語に取り掛かっていた。
「蓋を開けたら、すげぇ軍隊スタイルだった! まるでハート野郎の鬼軍曹のような気迫だぜ!」
ヒーローを目指す熱血少年的に、ハードルが高いほうが燃え上がる展開なのだ。
まさに逆境ッ!!
「こいつぁ……当たりかもしれない! ここまでマジになって教えてくれるなら、きっと確実に身に付くよな!」
日頃から苦手な英文も、この逆境に追い討ちをかけている。
だが、それでいい!!
「よっしゃぁ! じゃあこっちも負けないぐらいに気合入れていくぜぇ! 俺は、昨日の! 今までの自分を超えてみせるッ!!」
風雲児の熱血スイッチがON!
積極的に質問をしていく。
「押忍! 相原先生! ここの英訳について解説お願いします、マム!」
「ん、ここの直訳は『私の息子のディックはアンナに馬鹿にされている』だけど、前後の文章を読み取って意訳すると『私の息子のディックはアンナに舐められている』ってなるよ」
「押忍! 分かりました、マムッ!」
「いい気合だね、轟君! 気に入ったよ! 君はその赤いドリンクを飲んでいいよ!」
「押忍! あざーっす!」
風雲児は迷うことなく赤いドリンクをグラスに注ぎ、一気に飲み干していった!
自殺行為と言える飲みっぷりに、一同の視線が集中する!
「……う!」
風雲児は突然身体を強ばらせてグラスを手から落としてしまう。
「おい、どうした!?」
異変に気が付いた
吉祥寺 黒子
が心配そうに駆け寄ってきた。
すぐさま風雲児の背中を摩り出す彼女。
「きつかったら吐け! 無理すんなよ!」
「う、ううぅ~……!」
うめいていたと思いきや、突如風雲児が破顔する!
「美味いぞおォォ!!」
拳を高々と掲げる彼の姿にずっこける吉祥寺。
「相原先生! これメチャクチャ美味いぜ!」
「でしょー? 寝子島書房刊は伊達じゃないんだよ!」
なん……だと……?
参加者に衝撃が走る。
明らかにヤバそうな赤色の液体が美味いだと!?
「しかも何だかやる気がモリモリ湧いてくるぜー! ヒャッハー!! 今の俺に解けない英文法なんてないぜー!!」
風雲児の表情が完全にキマッてしまっている。
「俺はここに何をしに来た? 勉強だ! つまり学力で昨日の自分を超えるために来たはずだ! だったら、ここで負けるわけにはいかない! 学力でも睡魔への抗いでも、昨日の自分を超えてやるんだ!」
それで参加者は理解した。
アレはあまりの美味さにテンションが壊れるドリンクだということを。
しかも、恐らく神魂の影響ではなく、怪しげな漢方の調合で引き起こされているのだと。
一体何入れやがった、あのロリババア!?
「さぁ、みんなも赤いドリンクでバシっと決めようぜ!」
「「キマッてるのはお前だろうがー!!」」
参加者の総ツッコミが入りました。本当にありがとうございました。
「さぁ! どんどん和訳する、ぜぇぇええ!?」
ぎゅるるるるるるる~と物凄い音が風雲児の腹から鳴ったかと思えば、トイレへ駆け込んでいった。
「あれー? ドクダミの葉っぱ、分量間違えちゃったかなー?」
首を傾げる相原先生の言葉に、参加者一同は目眩を覚えた。
※ドクダミは下剤効果があります。容量・用法を守って正しく御利用下さい。
「なぁ、望月。お前、あれ飲んだら一発で成績良くなりそうだから飲んでみるといい」
走り去る風雲児の背中を見送りつつ、賢者モードの
冴木 竜司
は達観した態度で
宇佐見 望月
に勧めた。
「そんな無茶ぶり誰が応じるか! 俺様はトイレの住人になりたくねぇ……!」
眠い目をこすりながら必死に英語の問題と向き合っていた。
「やっぱり俺様は一夜漬けより、教科書を枕の下に敷いて寝る睡眠学習が向いている! 俺様はそれに賭けるぜ!」
キッパリ宣言すると、2秒後には教科書を枕に寝落ちする望月。
そこへ
エヴァ・ブランシェ
が鉄線の一撃を望月へ見舞う。
強烈な痛打に飛び起きる望月は叩かれた右肩を摩る。
「痛ってぇ~! なにすんだよ!? ってうわ金髪美少女可愛い!?」
「あら、褒めて下さるのは嬉しいですが、あたしは居眠りは許しませんわよ?」
そう言って、望月の前に青と赤の液体を置くエヴァ。
「さぁ、お好きな方を選んで下さいな」
「よし! 折角だから俺はこの赤いのを選ぶぜ! っじゃねーよ、誰が飲むかー!!」
エヴァの天使の微笑みに一瞬惑わされそうになる望月であった。
「あら残念。最終手段は足払いからのマウントポジションで、漏斗を使用して強制的に飲ませようと思ってたのですが」
「ブランシェ、それ、望月死んじゃう☆」
仏の笑みのままやんわりと突っ込む竜司である。
「では失礼します。もう居眠りはしないで下さいね、先輩。時間は限られています。……ちゃっちゃと勉強しなさい!!」
エヴァが立ち去るとき、鉄扇を開いて口元を隠した。
そこには【意馬心猿】と書かれていた。
「さて望月、君は脳筋だ。ここで頑張らないと君はかなりヤバイ。だ・か・ら、成績優秀な俺が勉強見てやるよ! これもまゆ先生の負担を軽減してお役に立つため!」
賢者モードの竜司は(動機こそアレだが)勉強も運動もできる好青年そのものであった。
変態要素のない彼なら寝子高のイケメン枠に飛び込めたかもしれないのに、非常に残念である。
「畜生……! 普段おっぱいとか幼女とか叫んでる奴に勉強教えてもらわねばならない屈辱……!! でも寝たらコロサレル……!」
失意のどん底に突き落とされた望月は、白目のまま無意識にスマホからメールを送った。
『ヘルプミー オレサマ コロサレr』
「――赤色、アッパー系かと思いきや胃腸にはダウナー系なのね。赤と青、どっちを飲んでも絶望とか、そんなのってないわよ……!」
黒依 アリーセ
は思わず顔を覆った。
彼女は軽い気持ちでここにやってきた。
黒依は入学から大きな事件に何度か遭遇していたせいか、テスト勉強に不安を感じていた。
高校最初の試験だし、皆と一緒に勉強すれば頑張れるはず。
そんな甘い考えは儚くも砕け散った。
でも黒依はめげない。苦手な数学を教わろうと相原先生に声掛けようとするが、四方八方から声が掛かってなかなか質問ができない。
そこで部屋の壁に寄り掛かって本を読んでいる
鷹峰 凪
に教えを乞うことにした。
「あの、鷹峰さん。ここの数式が解らないんですけど……」
鷹峰は読書の邪魔をされたことが不満なのか、顔をしかめながら黒依の指し示す問題に目を通す。
……溜息を、吐いた。
「……私の読書の邪魔をするからどんな難問かと思えば……、そんな問題もわからないの? 貴方どれだけ頭の中がお花畑なの~?」
「えっ、す、すいません……。私、数学が苦手で……」
毒を吐かれた黒依は思わず萎縮してしまう。
鷹峰の毒は更に浴びせられていく。
「……一度その頭の中を隅々まで診てもらった方がいいんじゃないかしら~?」
「そこまで言わなくても……」
黒依のメンタルはボッコボコに凹まされてしまった。
その様子を見た鷹峰は、黒依の頭を軽く撫でる。
「……ごめんね。あなた、すごく綺麗だからちょっと構ってみたかったの~。でも、そこまで凹むとは思ってなかったから~。……それでこの問題の要点は……、ここの公式を当てはめて……」
侘びを入れたあとの鷹峰は、要点をまとめてコンパクトかつ分かりやすい解説をする講師役であった。
黒依も普段から纏めている自分のノートを、さらに詰める。
彼女自身、要点をまとめる事は得意としている。
「ありがとうございます。すごく分かりやすかったです」
「いいのいいの~……。それにしても、本当にあなた綺麗ねぇ……」
すっ、と鷹峰の右手が黒依の頬に添えられる。
黒依の心拍数が一気に跳ね上がる。
「ハーフかな~クォーターかな~……? ねぇ、うちのこと、『お姉様』って呼んでくれないかしら~?」
「えっ、えっ?」
その申し出は明らかに百合の花が咲き乱れそうな予感がした、と後に黒依は語っている。
「アリーセさん、世界史教えてくれないかなぁ?」
唐突に聞こえる背後からの声。
青いドリンクから無事生還した
千明 優輝
だ。
同じ軽音部のよしみで話し掛けてきたのだ。
「僕、数学得意だから、もし良かったら教え合いしようよ!」
この申し出は黒依にとって渡りに船だった。
「ええ、いいわよ。私、数学苦手だから凄く助かるわ。……それじゃ、失礼します、鷹峰さん」
「あー、行かないで~……」
そそくさと黒依は鷹峰から逃亡。
逃げられた当人は仏頂面のまま、再び文庫本へ目を落とした。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
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コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月26日
参加申し込みの期限
2013年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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