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【中間テスト】馬鹿には見えないテストペーパー!?
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●生物パート2●
【北校舎3F・廊下】
「にゃんにゃかにゃかにゃーー!」
「って、えええ!? 何で猫さん!? 何で俺に跳びかかるの!?」
一方、
宮田 厚
と
恵御納 夏朝
の2人もまた、猫集団にドドドドと廊下を追われていた。
「あっそうか、俺も魚になっちゃうのか!」
猫だまりの屋上からはからくも逃げのびたものの、夏朝に続いて宮田の人魚化もみるみる進行中。さらにこの宮田には、夏朝をおんぶして走っているというハンデもある。いくら彼女が小柄とはいえ、眠る女の子は通常時よりも重い。
「ふあぁぁ……(むにゃ)」
いや、しかしその恵御納夏朝が、ようやく目を覚ました!
「あれ、これ良い夢かな。猫さんが沢山、可愛い……!」
とろん、とした目で後ろを振り返り、口許をゆるめてそんなことを言ってる彼女。
「あっ人魚さん、起きた?」
「……あれ、君……は?」
「俺は1組の保健委員、宮田厚で」
と屋上で倒れていた彼女を、保健室に運んでいるところだと説明する宮田。
「あれ、すりすりされてる? かみかみされてる?
そういえば僕の足、おさかなさんになってる……あ、いたたた」
おんぶしきれずに丈が余って、廊下をジグザグに掃いている尻尾に、見ればガブリとまた猫が数匹。なのに夏朝はといえば、
「まぁ、猫さんに構われる夢だから幸せ……」
すぅ……すぅ……とまた宮田の背中で眠ってしまった。
「えええ!? ちょっ、寝ないでー人魚さんー!?」
よっぽど睡眠不足だったらしい。猫に喰われかけてるのに……。
「うーん、どうしよう。俺の身体が魚になるのも時間の問題だし、
このままじゃ保健室にもたどり着けないぞ」
動きづらくなる前に、教室の掃除用具入れから、すばやくモップを拝借し、それを杖代わりに廊下を進み始める宮田厚。しかし、保健室に運び込めたところで、この人魚化の症状を治療できるとも限らない。
今はそれよりテオに言われた通り、問題用紙を見つけることの方が先決か……しかし、幸せそうに背中で眠りこけている、この女の子のことも放ってはおけないし。
「って悩んでいる間に、猫さんに囲まれちゃったよ! どうしよう!」
廊下の壁を背に立ち往生したまま、ついに宮田の下半身も人魚になってしまった! 彼のウロコカラーはオレンジ。円すい形の尻尾は大きなニンジンみたいで、猫でなくとも美味しそう。じゅるり。
「(いっただく)ニャーー!!」
おめめきらきらの猫たちが、いっせいに2人に跳びかかった、あわやその時だった!
──チン♪
廊下に設置されていたエレベーターの扉が軽やかに開き、そこから四角い物体が跳び出した!
「あっ、やっぱり困っている人がいた。
そこで人魚化しちゃってる人、これに乗ってー!」
2人のピンチに現れたのは、1年5組の
園部 流花
だ。
そして眠たげな目で彼が押しているのは、バスケットのボールカゴ。体育館の用具倉庫から拝借してきた、車輪付きのそのボール入れを、キキッと2人の前で停車させる園部。
「わっ。たすかる、ありがとう!」
園部の手を借りて、まず眠る恵御納夏朝から先に入れ、自分もモップを突いてどさりとボールカゴに乗り込む宮田。びちびちびち。
「じゃあいくよ、しっかりつかまっててー」
そして猫を振り切るように勢い良く、カゴに弾みをつける園部。
「うにゃにゃ!?」
するとトロッコのように、ボールカゴが廊下を爆走し始めた! 逃がすものかと追走する猫たちだったが、あの美味しそうなお魚たちに、格子で爪がさえぎられて届かない!
「よかった、猫ガードにもなるね……あ、蓋するのわすれた」
けれども上から侵入してきた猫は、中からまた宮田が抱えて、外に投げ返す。ストッと着地して、残念そうに鳴き交わす猫たち。よかった、これでともかく飢えた猫さんから逃げられる──
安堵に宮田がほっと一息ついたその瞬間、
「って、うわあ! 僕の足も魚っぽくー?」
カゴを押していた園部流花がつるっと滑って倒れた。人魚化の進行だ!
「あっ、タイヘンだ!」
カゴから手が離れ、廊下にドベッと置き去りにされる園部──今度は彼が猫の餌食に!
「これに掴まれ!」
いや、とっさに宮田が差し出したモップに園部もつかまり、一本釣りでボールカゴに引き上げられる彼。危機一髪だ!
「よ、よかった。猫は好きだけど、本気で噛まれるのは好きじゃないー(じたじた)」
「うん、それは俺もかな」
お互いのピンチを救った宮田と、目で笑いあう園部流花。
「あとは俺に任せろ!」
竿のようにモップで床を突き、反動でグングン、カゴを加速させていく宮田厚。そのスピードに追いつけず、みるみる廊下を遠ざかっていく猫たち。やった、振り切った!
「って、前、まえー!」
園部の声にハッと振り向けば、いつの間にか目の前には階段が!
「「うわあああああああああああっ!?」」
ガガガガガッ、とそのまま階段を滑落していくトロッコカゴ、壁にモップを突き立て、ギリギリで踊り場を急旋回する宮田、しかし待ち受けるのはまた次の下り階段だ!
「「えええええええええええええっ!?」」
宮田に園部に夏朝、彼ら3人の冒険はまだまだ続く!
【中庭・噴水付近】
「いやいやいや、嘘やろ? 先生まで混じってドッキリとかないわー」
そう言いながら、先ほどからブツクサ中庭を歩いているのは、
浅沼 柳司
である。
「って、ドッキリちゃうん? え? 何なん?
皆が一夜漬けしようとしてる中、寝ようとした罰か?
それともアホはテスト用紙見る資格すらないってか!
ちょっと待て、アホはアホなりに勉強してるんじゃ!
せめてテスト用紙くらい見させろ!」
ベリーショートの茶髪を掻きむしり、地団駄をふむ浅沼。この寝子高にはスポーツ推薦で入ったこの体育科の1年生、勉強は体育以外からっきしなのだ。だからと言って、なぜこんな仕打ちを。
「っていうか、テスト用紙どうやったら見えるようになるんや?
頭良さそうなことをしたら……っていやいや、無理やろ?
アホやからここにおんのに」
るーるるーるー。自分で言った台詞が、ザクザクとUターンして背中に突き刺さる。
「し、しゃあない、音を頼りに探そか……」
テオの話によればテスト用紙、すなわち付喪紙はキューキュー鳴く習性があるらしい。何だかさっきから足許に絡み付いてくる猫たちを適当にやり過ごしながら、イヤーカフスをした耳に手を当てる浅沼。すると、行く先から風にのって、声が聞こえてきた。
「おっ、こっちかな」
中庭の東側、噴水のある方だ。そちらに見当をつけて、浅沼柳司が歩いていくと……、
「わーい! ひっこにゃーん!
人魚! 私人魚になっちゃった☆」
ええっと。プールみたいに噴水の浅瀬にぱちゃぱちゃ浸かって、人魚姫ごっこをしている2人のバカップルがいた。
「なんて綺麗なんだ、ベガちー。おお、俺のマーメイドプリンセス!」
「えへっ……うれしい(ぽっ///」
「例え君の姿がどのように変わってしまったとしても、俺の想いは変わらないよ!」
瑠璃条 ベガ
と
八十八旗 信彦
のバカップルである。くり返す。バカップルである。バカップルが出たぞーー! ウーーーーーーーーーー!(非常サイレン)
「イヤ……何しとんねん、お前ら……」
のろのろと浅沼が突っ込むが、2人は聞こえてないのか、もう完全にどっぷり2人だけの世界だ。ちなみに、人魚化済みのベガのウロコは、ピンク地に黄色の☆柄のデザインだ。
「うれしいな……やっとひこにゃんと、二人きりになれたね☆」
「いやいや、俺もここにおるで? おーーい」
さてしかし、いったいどうして彼女たちが、この世界にいるのだろう?
チャラ彦はともかく(ともかく?)、瑠璃条ベガの方は、幼少期からの半生を孤児院で過ごし、奨学金で寝子島高校に通っている苦学生だ。学べる喜びを誰よりも知る彼女は、孤児院ネコホームの手伝いの傍ら、いつも日々勉学に励んでいるのである。
そんな彼女が、頭が悪いはずがあるだろうか? いや、ない!
「ベガちー……もう君を、海の泡になんてさせないさっ」
「本当? じゃああたしたち、ハッピーエンドで結ばれても、いいんだね☆」
ただこの2人、少しアレで、割とソレな考え方のため、成績は良いのにこの世界に跳ばされてしまった。そう──2人が「バカ」ップルだったから!!(もう何回も言った) テスト中に彦にゃんのことを考えて現を抜かしたその瞬間、とんでもないバカップルエネルギーが放出され、問題用紙が彦にゃんへの愛で見えなくなってしまったのである!(棒)
「あのー? もしもーーし?」
完全に置いてけぼりにされた浅沼の、むなしいツッコミがこだまする。このままではあまりに彼が不憫すぎるので、そろそろ次の展開に移ろう──その時だった!
「「わあああああああっ!?」」
どんがらがっしゃーーーん!
北校舎の2階の窓ガラスが割れ、空から人が降ってきた。バスケカゴに乗った
宮田 厚
と
恵御納 夏朝
に
園部 流花
、そう、校舎内を猫に追われていたあの3人組だ!
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鈴木二文字
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
49人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月29日
参加申し込みの期限
2013年07月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月06日 11時00分
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