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【中間テスト】馬鹿には見えないテストペーパー!?
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●生物パート1●
【北校舎・屋上】
続いての中間テスト3科目め、【生物】でもやはり同様の悲劇が、生徒たちをおそう。
「次は生物かぁ……うーこれが全部野菜の品種とか旬の時期とか、
あと日本史だったら何とかなるのになぁ……」
鉛筆片手に、そうぼやいているのは1年1組の
宮田 厚
。彼は、参道商店街にある八百屋の息子さんなのだが、どうやらその知識にはわりと偏りがあるみたい。
「テスト勉強は自分なりに頑張ったはずなんだけど、
どの問題もラスボスに見えるのはなんでだろう。
きっと次もラスボスに見え……ないどころか問題用紙どこ? あれ!?」
そしてテオの声を聞き、異世界に跳ばされる宮田。
よく晴れた屋上でたれ目をぱちくりさせ、
「あー問題用紙が見えなかったのってそういう事かー。
そっか、俺って馬鹿なんだなーあははは……そっかー」
ずーーーん、と額にタテ線が入って、ひとしきり落ち込む宮田だったが、しかしどんなことでもプラスに受け止める彼の場合は、立ち直りも早いのだ。
「……ま! これから頑張れば良いよな、うん!」
と口笛を吹きふき、ひとり屋上を歩き出した。
「にゃー にゃー」
日溜まりで昼寝をしていた猫たちが、鳴きながらその宮田に寄ってくる。
「おおっ? 猫さん、こんにちはー」
無人の世界でも、何故か猫たちは変わらず、校舎の敷地内にたむろっているようだ。くるぶしに身を寄せ、人懐っこくスリスリしてくる猫を1匹1匹撫でながら、猫好きの宮田も嬉しそう。
「とりあえずテオが言うには皆のと自分のと、
あと野々の問題用紙を探せば良いんだよな」
「にゃー にゃー(がじがじ)」
「あれ? いて、イテテ……あはは、こいつぅ。
そんなに腹が空いてるのか? 俺をかじっても美味しくないぞー……んっ?」
ヒョイと抱き上げたその1匹をよく見ると、ヒゲの間に何かキラキラしたものが挟まっている。
「何だこりゃ……ウロコ? 魚の? 何で?」
「にゃーん にゃにゃーん」
首をひねっていると、他の猫たちもいよいよ本格的に、宮田の足首にかぶり付き始めた。
「い、痛いし、重い……おかしいな……(ずりずり)」
猫のオモリを引きずりながらともかく宮田が、非常階段の方に向かおうとすると、
「あれっ、ここにも猫さんの山……?」
貯水タンクの陰に、鈴なりに大量の猫が群がっているのを発見した。
「うぅ〜ん、テオくん……いや、ののこちゃんはバカにゃないよう……僕はそうかもだけどぉぉ……」
いや、その猫の下敷きになってもう1人、女子生徒が倒れている。そして猫が重いのだろう、苦しそうに何だか寝言を言っている。天然パーマのくせっ毛をヘアピンで留めた少女、
恵御納 夏朝
だ。
「わわっ、大丈夫?」
いくらなんでも、これでは重かろう。ワキの下に手を回し、宮田がその女の子をずるずる猫布団から引っこ抜くと……すぽっっ!
「ウワーー!? にっ、ににに人魚? 人魚さん!?」
尻もちをついたまま、仰天する宮田厚。何ということだろう、女の子の足が、ぴちぴちした魚の尻尾になっている! これは……大変なものを発見してしまった!
「どうしてこんな屋上に人魚さんが……いやともかく、猫さんたちから遠ざけないと」
猫たちは、この夏朝の魚部分に群がっていたのである。ちなみにこの人魚さん、スカートはちゃんと身に付けたままだ。下着部分がいったいどうなっているのかはなぞだが、もちろん今はそれどころじゃないですねわかってます(あ、あとウロコカラーは黄色です)。
「ウンショ……って、俺の足まで魚になりかけてるよ!?」
小柄な夏朝を背中におんぶした宮田が、ふと足許を見て、さらに仰天。いつのまにやら自分の足首にも、びっしりウロコが生えているではないか!
そう、この【生物世界】を支配している法則は、テキトーな進化論!
時間が経つと人間が人魚に進化してしまう、(地球温暖化対応の?)世界なのだ!
【北校舎1F・保健室〜廊下】
「……ふぉぉぉ、問題用紙が見えぬ!?
答案に名前を書く前に寝落ちたのだ!?
せめて、せめて名前を書かねば……開け目蓋、なのだ〜〜って、あれ?」
後木 真央
の場合、がばっと目覚めたのは保健室のベッドの上だった。
「? 真央ちゃん、いつのまにスリーピングタイムなのだ?」
「むにゃむにゃ……一夜漬け会、楽しかったなぁ、うふふ(うつらつら)」
すると隣りのベッドから、何だか聞き覚えのある声がする。仕切りのカーテンを引いてみると、
「……あれ? 円ちゃん、何で居るのだ? これは夢なのだ?」
まくらに顔を埋めてそこに寝ていたのは、真央よりも小柄なミドリ髪の少女、
桜庭 円
だった。
「あれっ、ここは……? あっ真央ちゃん、おはよう」
円も目を覚まし、むにゃむにゃと上体を起こす。見知った真央の顔を見つけて、お互いに顔を見合わせるが、2人ともまだ、状況がよくわかっていないよう。
「にゃー にゃー」
おや、それにどこからか、元気な猫の声がするぞ。それも、わりとすぐ近くからだ。
「んー? にゃーくんかな?」
にゃーくんとは、円が学校に連れてきている、茶トラの仔猫のことだ。そしてよく見ると、ベッドの布団が、中でもぞもぞと動いている。
「にゃーくん、ボクといっしょに寝てたの? うふふ、まだ甘えん坊だなあ。
よーし、いっぱいなでであげよう」
ニコニコしながら桜庭円が、布団を跳ねのけると……
「うにゃー!」
赤いリボンを付けた仔猫が、元気よく円の足にかぶり付いていた。がじがじがじ。
「ええっ!? って、いたい痛いよ! ボクは食べ物じゃないよ、にゃーくん……
ってウロコが生えてる?」
見れば円の足が、ウロコで覆われ始めている。髪の色とおそろいの、きれいなエメラルドグリーンのウロコだ。びっくりして自分のスカートをめくると、太もものあたりから足が、さらに癒着を始めている!
「ふぉぉぉ!? なんでおネコさまパラダイスなのだ!?」
あわてて隣りを見れば、後木真央も同様に、シーツの下に群がっていた猫たちに下半身をかじられている。こちらの真央のウロコカラーは三毛。3色のぶちになった、キュートな模様だ。
「もしかして、ボクも真央ちゃんも、どんどんサカナになってる?」
あぜんとする円の隣りで、にゃんこ好きの真央の方は目が☆になってもう、大興奮だ。
「真央ちゃんが良い子にしてたから、神様がネコの世界をプレゼントなのだ?
急いでポッケから煮干し粉とマタタビ粉を……ないのだ?」
キョトンとしている真央のセーラー襟を後ろから引っ張り、
「と、とにかく逃げるよ、真央ちゃん! にゃーくんに反撃なんて出来ないし!」
とベッドからダイブして、保健室から逃げ出す円。
「ってやっぱり、追いかけてくるー!」
「うにゃっにゃにゃーー!!」
ドドドドドドドドドドドド。
飼い主だという記憶も食欲の前に忘れ去ってしまったのか、おめめきらっきらで廊下を追いかけてくる、赤リボンの仔猫とにゃんこ一同。
「わーん、足がくっついてるから走りにくいよー!(じたじた)」
「おネコさまが勝手に近づいてくるのだ? これはどこのパライソなのだ?
やっぱりこれ、夢なのだ」
円に廊下を引きずられながら、手足バタバタでまだそんなことを言っている真央。
「ゆめ……? あっ、そういえば。テストが配られてた時に、テオが何か言ってたような」
だんだん眠気が覚めて、頭がはっきりしてくる円。
「そうだ。テストが見えるようになるまで、別の世界に行ってこいって言われたんだっけ」
「別の世界……? 邯鄲の夢とか胡蝶の夢とか? でも今回の古文や漢文の範囲外なのだ」
あれっ、真央が意外と物知りなことを言ってるぞ。いつでもわき目もふらずに猫まっしぐらなイメージがあるため、誤解されがちがだが、彼女もオール教科馬鹿なわけではない。今回は赤点2つまでと決めて、数学と生物は捨て科目にしただけなのだ……まあ、言ってることはまだちょっと、ピントがズレてはいるけれど。
一方、桜庭円の方は自分の置かれている状況を思い出し、
「いた、痛たた……眠いからってメガネをかけ忘れるから、こういう事になるんだ! ボクの馬鹿!」
次々と跳び掛かってくる猫をダッシュで振り切りながら、反省しきりの円。うんまあこちらも、言ってることがちょっとよく分からないが、彼女なりに一大事な失態なのだ。
「早く戻さないと不味いかも! ボクシング部の部室にいって、あれを取ってこないと!」
と通用口から外に跳び出し、急ぎ部室棟の方へと向かおうとする円だったが……、
「にゃにゃーーん?(きらん☆)」
ああ、外にも大量の猫が待ちかまえていたのだ! 後ろから追ってきた猫たちと挟まれ、さらに、
「うわわっ!?」
コテンと転んだ自分たちの足を見れば、すでに完全な人魚の尻尾になっている……尾ヒレびちびち。そして2人が動けなくなったと見るや、周囲をかこんでいた猫たちが、
「にゃおーーん!」
弓なりに高々と跳躍して、いっせいに人魚たちに襲いかかった!
「わーわー、どうしようどうしよう? 部室棟はすぐソコなのに〜」
「ふぉぉ、爪が、牙が? 小さくても肉食動物なのだ〜」
かぷかぷがぶりと次々に下半身に噛みつき、喰らい付いたらテコでも離さない猫たち。まるで洗濯バサミだ。そして猫好きな真央と円には、猫への反撃など考えられもしない。
後木真央と桜庭円、絶体絶命のピンチ!
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
49人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月29日
参加申し込みの期限
2013年07月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月06日 11時00分
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