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【ホームルーム】委員決定っ! 普通科篇
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●4組のホームルーム●
「んじゃー、始めよっか。まずは、学級委員の選出からだったよねっ」
そんな軽いノリで説明が始まると、
エヴァ・ブランシェ
は教壇の
久保田 美和
先生から、そっと目を逸らした。転じた視線の先でさらに、
如月 庚
にぎろりと睨まれ、あわてて顔を伏せるエヴァ。
生まれついての金髪に、切れ長の碧い瞳を持つエヴァは、中学時代の教室の中では、ひときわ目立つ存在だった。その容姿のせいもあったのだろう、
(嫌だって言ってるのに無理やり推薦で学級委員にされたのよね……)
中学時代の思い出がよみがえり、苦虫を噛んだような表情になるエヴァなのだった。
(何だよ……別に睨んでねぇし)
一方、如月庚は頬杖をついたまま、あいかわらず近くの席でぼけーっとしている。
鋭すぎる目付きで、エヴァには何か誤解されたようだったが、とくに弁解するのも面倒だ。彼は委員を志望するつもりもなく、このホームルームはこんな感じでぼーっとしたまま、やり過ごす算段。
「あの……各委員会は、部活やアルバイト等との掛け持ちは可能ですか?」
先生の説明の途中で、
恵御納 夏朝
がおずおずと手を上げ、質問する。
「もちろん。委員に所属しちゃったから部活には入れない、なんてことはないよー。
時間的な両立のことを聞いてるんだったら、それは部活や委員会の活動次第だと思うけど……」
と久保田先生がそこで、ぐぐっと拳を握り固めて力説する。
「でも、大丈夫っ! 私だって教師生活と合コンの両立、分刻みでいつも頑張ってるからっ」
「せんせー、ソレ部活じゃないしっ」
お調子者の
高梨 彩葉
がここぞとばかりに突っ込み、教室がにぎやかな笑いに包まれた。
さて、そんなこんなで学級委員の立候補者の募集が始まると、
「国際色豊かなクラスだし、あたしみたいな学級委員がひとりいてもいいわよね」
まずさっそく手を上げたのは、
神薙 焔
である。
その堂々とした神薙の態度を見て、悩んでいた
畑中 華菜子
も、思い切って、えいっ。
「4組をもっと楽しいクラスにしたいから、私立候補するアル!」
それからしばらく、教室が静かになった。お互いの顔を、ちらちら見合う生徒たち。
(なかなか手が挙がらないな……特に男子。牽制し合ってるのか?)
あまり人前に出るのが得意なタイプではないのだが、ついに根負けした
東中居 陽二
が、
「はい、立候補します。えー……今のところ女子の立候補者しか居ないようなので、男手も必要だろうと」
シルヴィア・W
も、東中居に続いてひょいっと手を上げた。
「……立候補……する……。面白そうだから……」
これで立候補者は4人。ちょうど定員分が出揃ったものと思われたが、
「少々気になる情報を得たので私も手を上げさせてもらう」
最後に
天衣 祭
が立候補を決め、こうして4組の学級委員の選出は、クラスの投票で決まることになった。
「
神薙 焔
です。あたしは最近まで外国にいました。
卒業までは日本にいるつもりですが、いつまでいられるかは分かりません。
だから精一杯ここで良い思い出を作りたいです」
燃えるような赤毛は、気の強さの現れ。各立候補者のアピールタイムになると、神薙焔は堂々と壇上に立ち、自己紹介を始めた。
「国際色豊かで、動物好きで、ちょっとハメを外す人もいるクラスですが、あたしはとても面白いと思っています。
そんなみんなの個性を生かして、安心して学び、笑い合えるクラスにしたいと思います……とりあえずドアには補強がいるかしらね」
と軽いジョークを入れる神薙だったが、これはややウケといったところか。
「日本の風習などにはあたしもまだ疎い部分がありますが、
4人の学級委員の一人として、特に外国から来た方々の助けになれれば幸いです」
(凄いナーしっかりしてるナー)
と最後はきれいに締めた神薙のアピールを聞いて、こちらは感心しきりの
畑中 華菜子
。
「……なたの番だったら。こらっ! ハーターナーカー!」
みっちゃん先生に呼ばれて、ハッと我に返った華菜子が、
「アイヤー、ごめんなさい……アル!」
あわてて教室の前に出て、お団子頭を振り振り、しどろもどろの自己紹介と抱負を述べる。
「私、リーダーって柄じゃないし、人をまとめるのも上手くないけど……
このクラスをもっと楽しくて賑やかで面白くしたいアル」
いわく、自分はラーメン店の娘であり、とにかくラーメンが大好きであること。自分ひとりのラーメン力は微々たるものだけれど、他の学級委員やクラスの皆と協力して、いっしょに頑張りたいと思っていること。
「このクラスをラーメンに例えるなら、私はお出汁。
お出汁になって麺の子や具材の子を惹き立てたいアル」
……んん? 呑み込みづらい例えに、一瞬クラスメイトの頭上に、きょとんと巨大なクエスチョンマークが浮かぶ。
「……ちょっ、ちょっと自分でもよくわからない事言ってる気がするけど、
とにかく頑張る気持ちだけは人一倍ありますアル!」
やや涙目で壇上を降りる華菜子だったが、久保田先生が率先して「拍手!」と盛り上げてくれた。
見れば、同じ参道商店街の幼なじみ、『蕎麦屋すすきの』の
薄野 五月
も、心のこもった拍手を送ってくれている。ちょっとほっとする華菜子なのであった。
「えっと、今年寝子島に越してきました、
東中居 陽二
です。今は桜花寮に住んでます」
続いての3人目は、4組唯一の男子立候補者だ。
「えー……立候補した理由は、男子の学級委員も必要だろうと思ったのと……
越してきてまだ間もないけど、この島とこの学校、そしてこのクラスの事が気に入ったから、何か役に立てればな、っとか思ってな」
と片耳のピアスを掻き掻き、かるい照れ笑いを浮かべる。
「クラスのみんなで助け合って、協力し合える、そんなクラスにしていけたらと思います」
抱負はそんなふうに簡単なものだったが、普段の面倒見のよさから彼は男子受けも良いようで、席に戻る陽二を、華菜子の時と変わらぬ温かな拍手が迎えた。
「はい、ありがとね。じゃあ4人目のスピーチは……って、シルヴィアちゃん?」
見れば、長い銀髪にその人形めいた顔を埋めて、
シルヴィア・W
がすやすやと眠っている。
机に突っ伏したまま、どう声をかけても起きようとしない彼女に久保田先生も困って、
「仕方ないわね……じゃあ次の人、おねがいね」
最後の立候補者、
天衣 祭
を壇上にうながした。
「学級委員になりたい理由は私事情だが元々人数が足りなければ手伝うぐらいの事は考えていた。
もし学級委員になれた時には皆が日常を楽しく充実して過ごせる様に尽力させて頂くよ。
袖振り合うも他生の縁というが同じ輪の中にいる者達の縁はなお深いものだ。
それではよろしく頼む」
長い黒髪をさっとなびかせて、すぐに天衣は席に戻った。
簡素な演説と、志望動機については語ろうとしないそのスピーチに、一部とまどう顔ぶれもあったようだが、大半のクラスメイトにはこの数日で、「彼女はこういう人だから」という認知がすでに出来上がっていたのだろう。
友人たちからの天衣祭への拍手も、大きなものだった。
さて、これら5人の候補者への投票は、無記名で行われる。
(まだ立候補者みんなの人柄はわからないけど……)
白紙の投票用紙を前に、
神野 美野梨
は悩んでいる。
委員になるより研究に専念したいと思っていた彼女は、率先して立候補してくれた5人のクラスメイトたちが、全員ありがたかった。
(うん……、でも彼女なら、真面目で頼りになる人だと思うし)
メガネをくいっとかけ直して、これと思う人物の名前を書き込む。
一方、
エヴァ・ブランシェ
は、先ほどのスピーチを思い返して、ひとり自嘲していた。
(……畑中さん、あたしと同じで人をまとめるのは得意じゃないって言ってるのに、
それでも自分から進んで学級委員になろうとしてる。
なんだか自分がちょっと情けなくなってくるわね)
自虐するように苦笑いを漏らして、投票用紙の真ん中に、1人の名前を記入する。
恵御納 夏朝
も、入学の日にお世話になった人の顔を思い浮かべながら、小さく丸い文字でその名前を記す。
委員決めには興味のなさそうだった
如月 庚
も、見ればいつのまにか投票を済ませていた。
「さあ、じゃあ開票だよー、って、ありゃりゃ? 白紙だぞ」
久保田先生が、最初に引いた1枚は、記名の見当たらない投票用紙だった。
「うん、誰かなんて選べなかったのかもね。多数決がキライなのかもだし。
それでもホームルームに参加してるのは、先生エライなって思うよっ」
それ以降は白紙投票もなく、先生は黒板にテキパキ正の字を書いていく。
さて1年4組、4人の学級委員の当選結果は……
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担当ゲームマスター
ねこの珠水
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
推理・サスペンス
定員
1000人
参加キャラクター数
83人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年11月23日
参加申し込みの期限
2012年11月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年11月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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