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【球技大会】とびきり熱い空の下
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【B】バスケットボール(二日目)
北校舎一階にあるカフェテリア。多くの男子が詰め掛けていた。スタミナ丼の注文が相次ぐ。名前の通り、ふんだんに肉を使った逸品である。
白猫組に限り、全ての学食が無料で振る舞われていた。スポーツドリンクも飲み放題であった。球技大会の前哨戦に当たる大玉転がしで白猫組が勝利を収めた。その特典の効果は絶大で騒乱とも呼べる事態を引き起こしたのだった。
テラス席には
輝楽 皐月
の姿があった。黙々とスタミナ丼を食べている。合間にスポーツドリンクを飲んだ。
――フルセット動けるスタミナをつけないと。
黄緑色の目に情熱の火が灯る。真っ直ぐに勝利だけを見詰めていた。
体育館は観客で大いに賑わう。前の試合の余熱が残っているのか。議論を戦わせる者がそこかしこにいた。
コートでは最後の試合に臨む生徒達が自主的なアップを自陣で始めていた。専用のユニフォームを着て俊敏な動きを見せる。
黒猫組に属する
畑中 華菜子
は観客の一人として熱い視線を向けていた。足元にはポンポンとクーラーボックスが置かれ、今や遅しと出番を待っている。
――私、運動は得意じゃないアル。その分、応援を頑張るアル!
力強く頷くと頭のお団子が武者震いのように揺れた。共に応援を続けてきた相棒のポンポンに目を落とす。
――チアリーダーみたいな凄い応援ではないアル。けど、自分なりに手を動かして皆を応援するアルヨ。
華菜子はコートに注目した。白猫組の男子が目に付いた。
――相手は強敵アル。ハイパーエリートヤンキーの如月くんがいるアルー。卯木くんは素早そうアル。
一抹の不安が顔に過る。黒猫組のチームメイトに目が向かう。切れのある動きに自信を回復した。
――でも、黒猫は負けないアルヨ!
仲良しの五月ちゃんがいるアル。セレッソちゃんや梢ちゃんもいるアル。如月くんのいとこだから壱都ちゃんもきっと上手アル。
男子には鴻上くんや優木くんがいるアル! 強そうアル!
「そう、私たちは強いアル!」
強い思いは声となった。
華菜子はポンポンを掴んだ。黒猫組のメンバーの名前を挙げて声援を送る。一気に場は盛り上がった。指笛や激励が居合わせた者達を興奮の高みに押し上げた。
優木 遥斗
は視線だけを動かした。華菜子の姿を見て表情を引き締めた。
「華菜子さん、応援をありがとう!」
薄野 五月
は手を振って応える。別のところからも元気な声が飛んできた。
「おねーちゃーん! おねーちゃーん! わたしも応援してるよー!」
小さな身体を大きく見せるように両手を振る。五月の実妹、
薄野 九月
であった。
「応援は嬉しいんだけど、くーは白猫組だよ」
「知ってるよー。おねーちゃん、がんばれー!」
無邪気な様子に五月は、頑張るよ、と素直に喜んだ。急に動きが軽やかになる。
わくわくした気持ちを表情に出してチームメイトに呼び掛けた。
「円陣とか、組んでみませんか」
「やるか」
近くにいた遥斗が応じた。ボサボサの髪を両手で掻き上げる。
「五月チャン、ワタシも参加するワ!」
赤毛の三つ編みを弾ませて
御薗井 E セレッソ
が走ってきた。五月は温かい笑みで迎える。
「セレッソさん、心強いです」
「えへへー、親友だから当たり前ナノ。みんなと一緒にがんばるワ!」
シュートの体勢を解いた。くるりと向きを変えて
羽生 碧南
が歩み寄る。背番号は37であった。
「円陣っていいよね。バスケの大会を思い出すわ。よろしくね」
差し出された手に五月は照れ臭そうに笑う。程なく固い握手を交わした。
「実を言いますと、バスケットボールは体育の授業でやったことがある程度です。でも、今日は全力で頑張ります」
「チームメイトの力を信じて私も死力を尽くすよ」
「もちろん、その中には私も入っていますよねー」
気軽な声で
屋敷野 梢
が話に入ってきた。くるりと振り返って皆に背中を見せる。数字は52となっていた。
九月は目にした途端、声を張り上げた。
「こずこず先輩だから52なんだねー!」
「九月ちゃん、大正解です!」
観客の中にいた九月を指し示す。
「わーい、当たったー、当たったよー」
「おめでとうございまーす」
ショートコントのような遣り取りを終えると五月に向き直る。
「旧市街コンビとして共に頑張りましょー」
「もちろんです。こずこずさん、力を合わせて勝利をもぎ取りましょう」
「私も先輩方に迷惑を掛けないように尽力します」
八重崎 壱都
が控え目に言った。小柄でありながらも目には強い意志が宿っている。胸元にあった束ねた髪を手で後ろに払い除けた。
「心強いですねー。如月君に負けないように張り切っちゃいましょうー」
「如月って、庚兄さん!?」
瞬時に鋭い眼光を敵陣に飛ばす。歓談に興じていた
如月 庚
を捉えた。
壱都はセンターラインに走り寄る。一線を越えないように踏み止まった。
気付いた庚が振り向いた。
「壱都は黒猫か。ま、よろしく頼むぜ」
「庚兄さん……ここで逢ったが百年目、覚悟して貰います!」
「もっと肩の力を抜いていこうぜぇ」
聞いていた梢が笑って返す。
「そっちは手を抜いてくださいねー。お願いしまーす」
「屋敷野もいるのか、って他にもぞろぞろといやがるな」
「ふっふ、私のことですか」
「当然、蕎麦姉も入ってるぜ。バイトの時給を下げるとか言い出すんじゃねぇぞ」
「タダ働きを希望ですか?」
五月は声に冷たい刃を潜ませる。庚は心底、嫌気が差したような顔で手を振った。
「洒落にならねぇよ」
「庚クン、がんばろうネ!」
セレッソが嬉しそうに手を振った。
「御薗井、あんまり走り回んなよ」
「女子に有利なルールですからねー」
梢は口元に軽く手を当てて笑った。
「条件は同じだぜ。こっちにも強力な女子が揃ってるからな」
庚は背を向けて泰然と歩き出す。一度、足を止めて顔だけを向けた。
「それに、だ。スポーツマンって柄でもねぇが、やるからにはそれなりにやるぜ」
空威張りではない。実力に裏打ちされた笑みを見せ付けた。
去りゆく背中を横目にして
鴻上 彰尋
が声を掛けた。
「俺も円陣に加わるよ。バスケは好きだから力になれると思う。ただ背が高くて上手い人は少し苦手かもしれない」
庚を一瞥して話を続ける。
「だから自分がボールを持った時はドリブルで抜いたり、フェイントを使ったパスで味方を支援するよ」
「……自分は、パスを貰ったら…速度を活かして…ゴール下に、突っ込む。身長もあるから…チャンスがくれば、ダンクを、狙ってみるよ…」
たどたどしい言葉に反して
志波 拓郎
は堂々としていた。梢が背中に回り込む。
「背番号が名字になっていますねー」
「…好きに選ぶと…48になる、というか。遅くなったけど、よろしく、お願いします…」
五月は笑顔で全員に話し掛ける。
「さあさあ、円陣を組みましょう。皆さん、肩を組んでください」
「ワタシ、五月チャンの横ネ!」
「はい、どうぞ」
全員が肩を組んで輪になった。前傾の姿勢で顔を上げる。
拓郎は少し顔を傾けた。
「…なんか、少し…恥ずかしいね…」
「そうですかー。私にはスポーツ漫画の王道展開に思えますよー」
その言葉を聞いた五月は心の底からの笑顔を見せた。
「ほら、よく運動部でもこういうのって、やっているじゃないですか」
目は斜向かいの碧南に向けられた。
「実際にするよ。心が一つになるようで気合が入るのよね」
「やっぱり、そうですか! その……ちょっと憧れがあったんですー」
「じゃあ、思いっ切りやらないとね」
碧南が最初に声の限りに叫んだ。
「最後の試合、絶対に勝つよ! 黒猫組ファイト!」
「黒猫組ファイト!」
間を空けずに全員が声を揃えた。
観客から拍手が起こった。
「みんなー、がんばれー!」
九月が叫ぶと華菜子が続く。
「黒猫組は強いアル!」
「如月君にさりげなくヤジを飛ばして心理的に追い詰めまーす」
梢の悪乗りに観客が沸いた。その隣では壱都が庚を睨み付けていた。
「……やりずれぇ」
極力、相手を見ないようにして庚は独りごちた。
同じ白猫組の
三ヶ島 葵
が笑みを浮かべて近づいてきた。
「如月くん、飛び入りだけど、よろしくだよー」
「三ヶ島か。曲者振りを発揮してくれると有難いんだがな」
「まー、一応は運動部にも所属してるから、それなりに頑張るつもりだよー」
庚は値踏みするような目付きとなった。葵は貼り付けた笑顔で口を閉ざす。
「ま、それなりに期待してるぜ」
「どうもー」
目を合わせたまま、葵は軽くお辞儀をした。
二人の近くにいた
椎井 莉鳥
は冷静な目を黒猫組に向ける。碧南は敵を想定した動きに励んでいた。速いだけではない。動作に強弱を取り入れていた。身長の高さはシュートの威力を暗示させる。
自陣の
輝楽 皐月
に視線を移した。女性としては背が高い。比べる相手が碧南だと見劣りする。その分、速度で上回る可能性を秘めていた。
莉鳥は再び碧南の動きを追う。真剣な表情で打ち込んでいた。
何とはなしに観客に目をやる。見知った眠そうな顔は無視した。
「……本当に腐れ縁ね」
無表情で口にした。
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3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
67人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月27日
参加申し込みの期限
2018年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月03日 11時00分
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