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寝子島高校
【球技大会】とびきり熱い空の下
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【後】球技大会後の表彰、片付け等
朝鳥 さゆる
は海へと向かう。散歩よりも速い足取りで波を踏み荒らす。
腰まで浸かったところで頭から飛び込んだ。緩やかなクロールを見せたあと、くるりと向きを変える。海面に浮いた状態で空を眺めた。
瞼を閉じる。両腕が自然に開いた。
無となって揺蕩う。
保健委員の
御巫 時子
は片付けに追われた。テントを畳み、待機させてある軽トラックに委員会のメンバーと手分けして積み込む。折り畳みの椅子や学校の備品を何回も往復して運んだ。
「お疲れ様でした」
運転手に労いの言葉を掛けて見送ると、今度は大きなビニール袋を持って砂浜の清掃に当たった。飴の包装紙やアイスの棒等を矢継ぎ早に拾っていく。
目に付く物がなくなった。自身の腰に手を当てて軽く仰け反った。
波の音がはっきりと聞こえる。人影は疎らであった。
時子は顔を海へと向けた。淡い光の粒が白波と混ざり合い、無数の真珠となって砂浜に打ち寄せてきた。
「球技大会、終わりましたね……」
儚い笑みで口にした。
寝子島高校に生徒達が戻ってきた。任意で部室棟に向かう。一階のシャワー室が解放されていて、そこで被った砂や汗を洗い流した。
葉利沢 倫理子
は項垂れた姿で頭からシャワーを浴びていた。
「……私は、チームに貢献した?」
後頭部で水が弾ける。
「チームは負けているのに?」
大量の水は目尻から滴り落ちる。
「Maliceは……あなたはどう思う?」
暗い顔に悲壮感が増していく。裡に眠るもう一人の人格に問い掛ける。
倫理子は自身に罰を与えているかのように水を浴び続けた。
第一グラウンドに生徒達が集まる。ほとんどの者が制服に着替えていた。
鴻上 彰尋
は僅かに濡れた髪をクシャクシャと手で掻き回す。
その時、
七夜 あおい
の姿を見つけた。笑みが浮かび、小走りで近づいた。
「あおいさん、お疲れ様。ようやく終わったね」
振り向いたあおいは青い目を細めた。
「楽しかったね。私の活躍、ちゃんと見てくれた?」
「俺は黒猫組だから派手な応援は、ちょっとね。でも、見ていたよ。あおいさんが何回もボールをキャッチして、凄かったね。見てるこっちも力が入ったよ」
「皆で頑張ったから。ボールのパスも上手くいって、良い球技大会になったわ」
「そうだね」
彰尋は、じゃあ、と軽い挨拶で列に戻った。
八神 修
はさっぱりした顔で第一グラウンドに現れた。多くの生徒達が穏やかな歓談を楽しんでいる。
「あおい、おめでとう。お手上げだよ」
修は笑って両手を挙げた。
「皆が役割を決めて動いたからね」
「それにしても捕球が凄いよ。ドッジボールは得意なのか?」
「どうかな? 大人数が合っていたのかも。ほら、私の家って大家族だから」
あおいは堂々と胸を張る。幼さが残る顔で、長女だし、と付け加えた。
「そうだね」
言いながら修は口元を緩める。いつまでも会話を楽しんでいたい、という想いが表情に溢れていた。
「あ、始まるみたいよ」
あおいは朝礼台に目を向けた。校長の
雨宮 草太郎
が蝶ネクタイの位置を指で正し、ほっほっほ、と軽やかに笑う。
「名残惜しいけど、またね」
「またね、修君」
修は小走りで列に加わった。
「チャオ♪ 皆さん、三日間続いた球技大会は今日で全ての球技を終わることになりました。放課後、学校の施設を利用して励んだ成果は出たでしょうか。目に見えなかったとしても失意の底に沈む必要はないのです。悔しい気持ちは明日への糧にして、強い気持ちで臨めばどのような難題にも立ち向かっていけると、かの高名な哲学者シトラス・ガムダンが――」
その名前を耳にした途端、ほとんどの生徒がげんなりした表情を浮かべた。
突然、教頭の
津止 孝道
が咳払いをして台に上がった。
「生徒達の疲労を考え、手短に球技大会の結果を発表した方がよろしいかと」
「ほっほっほ、一本取られたようだね」
生徒達は安堵の溜息を漏らす。
恵御納 夏朝
は前を向いていた。心地良い疲労に身を委ね、満足した表情を浮かべていた。
――色々あったけど、楽しかったな。来年もまた、球技大会を楽しめますように。
胸の中でそっと思いを語る。
修はあおいの姿を見ていた。ツインテールが愛らしい。行動力があって大勢の中でも埋もれず、輝いて見える。
「……楽しかったな」
本音が口から零れた。
孝道にやんわりと止められた草太郎は笑みを浮かべた。その状態で各競技の勝敗の発表に移る。あまりに滑らかに進行するので生徒達の方が軽い驚きに見舞われた。
程なくして最後の発表を迎える。どちらの組が勝利したのか。固唾を呑んで見守る生徒達に向かって結果が告げられた。
「本年度、春の球技大会の勝利チームは……
白猫組
になります!」
名を挙げられた白猫組のメンバーは歓喜の渦に呑み込まれた。夏朝は小躍りしながら、やったにゃー、と抑えていた感情を爆発させた。
「来年は、きっと」
決意を口にしながらも修は朗らかな顔で拍手を送る。白猫組の勝利を真摯な態度で讃えた。
新聞部の腕章を付けた
椿 美咲紀
はデジタルカメラで生徒達を写真に収めていく。
表彰式では優勝した白猫組のメンバー全員にラッピングした一輪の赤い花を手渡した。
「連覇を目指すのです! 更なる躍進を願っているのです!」
準優勝の黒猫組にはオレンジ色の花を同じように送る。
「挑戦者は強いのです! 目指す先が高いほど、どこまでも強くなれるのです!」
修の番が回ってきた。美咲紀はにっこりと笑って花を差し出す。
「シュー君部長も頑張って欲しいのです! チャレンジ精神なのです!」
「肩書がややこしいよ。それと美咲紀も黒猫組なんだけど」
「私も頑張るのです! この後、素敵チームの撮影会が始まるので、良い記事を書く為にめちゃくちゃ頑張るのです!」
デジタルカメラを片手に掲げて幸せそうな笑みを浮かべた。
「俺は新聞部の部長だから一緒に頑張ろう」
「シュー君部長殿様、ありがとうなのですです!」
「もう、好きに呼んでくれ」
修は屈託のない笑顔で言った。
三日間に渡る球技大会は滞りなく進み、生徒や応援する人々を巻き込んで華やかな間に終わりを迎えた。
ここまでの球技大会の勝敗
白猫組51勝50敗18引き分け
黒猫組50勝51敗18引き分け
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あとがき
担当マスター:
黒羽カラス
ファンレターはマスターページから!
三日間の球技大会が無事に終わりを迎えることができました!
参加された皆さんがいればこその出来栄えに感無量であります!
ここで深呼吸をして少し頭を冷やします(ひっひっふぅ~)。
どの球技にも特殊ルールがありました。バスケットボールとビーチバレーはまだ穏やかでしたが、
ドッジボールはかなりの変則仕様となりました。通常の黄色いボールの他に赤や青がありました。
しかも適当なタイミングでコートにボールが放り込まれます! 書いている私も少し混乱しました!
参加された皆さんは私以上に大変な苦労をされたと思います。お疲れ様でした!
大人数が一斉に動くバスケットボールはウキウキしながら書きました。
プレイスタイルの違いがはっきりとリアクションに表れ、個々のPCは個性という光を放っていました。
一人として埋もれることはありませんでした。キラキラの一等星でした!
勝敗は避けられないことではありますが、優劣の判断が難しい一戦でした。ほんの少しの差と言えます。
ビーチバレーはとにかく華やかでした。
学校から支給されたセパレート型の水着のおかげで観客が大いに沸きました(主に男性)。
事前の水着を用意するなど、小粋な演出も光りました。アイドルやグラドル、
モデル並みの容姿の生徒達の活躍のおかげで目が幸せになりました(ほぼ男性)。
それだけではありません。試合内容も充実しました。
組み合わせの妙というのでしょうか。飽きさせない試合展開になりました。
リアクションでは黒猫組と白猫組は三勝三敗で並んでいました。
どちらが勝利してもおかしくない状況に見えますが、アクションの僅かな差で勝敗が決しました。
結果はリアクションを読んでいただければわかると思いますので、あとがきでは伏せておきます。
短いようでいて、とても長い三日間が終わりました。
大勢のPCと私が一緒になって作り上げた球技大会でした。
ありがとうございました。他に言葉はありません。
万感の思いを込めて、本当にありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
67人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月27日
参加申し込みの期限
2018年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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