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寝子島高校
【球技大会】とびきり熱い空の下
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【前】球技大会前の準備、練習等
星ヶ丘の洋館に
三ヶ島 葵
が帰ってきた。表面上は笑っている。階段を上がって二階の西側の部屋に向かう。
自室に戻ると笑みは消えた。床に散乱している文庫本やゲーム機を避けて歩く。
制服のまま、ベッドに仰向けに倒れ込んだ。
――球技大会なんだよー。アルビノ体質には外の競技はちょっとねー。
倒れたりしたら秘密がバレるんだよー。
天井を眺めていた。軽い溜息と共に横向きになる。床に落ちていた漫画が目に留まる。表紙には派手なダンクシュートを決める主人公が描かれていた。
――バスケなら屋内だし、何とかなるかなー?
バスケにー、開会式と閉会式だけ出席してー、それ以外は休めばいいんだよー。
中学で鍛えた仮病スキルがあるんだよー!
赤い瞳を輝かせる。上体を起こしてゲーム機を見詰めた。
――昨日はキャラメイクだけで終わったからねー。
ベッドから離れるとドアが軽やかにノックされた。
葵は心を閉ざすような笑みを浮かべる。
話は終わった。借りた日傘をベッドの柵に引っ掛ける。再び、仰向きとなって寝転がった。
――ロザリー先輩のビーチバレーの記録係に任命されたんだよー。
お小遣いはくれるらしいし、まー、いいのかなー?
縫い包みの息子のためにするのはー、ちょっとやんなるけどねー。
寝たまま、日傘を掴んだ。天井に向かって開いてみる。
――完全遮光の日傘らしいねー。まー、家主さんには逆らえないよねー。
葵は含みのある笑いを見せた。
日曜日の寝子島高校には穏やかな時間が流れていた。部活動に励む生徒の姿は見られない。
唯一、体育館は別で靴底を鳴らして走る
輝楽 皐月
の姿があった。バスケットボール部の赤いユニフォームを着用して単独で自主練習に励む。
――もっと速さに磨きを掛けないと。
いつも以上に熱を入れる。マッシュルームヘアは汗で濡れそぼってしんなりとしていた。目に汗が入るようになり、渋面を作った。
速やかに壁際に置いたバッグへと向かう。中からタオルを取り出し、すっぽりと頭部に被せる。両手で掻き毟るようにして汗を拭いた。
「さっぱりしたわ」
休む間を与えず、ドリブルの練習に移行した。その場でボールを突く。手に感触を覚えさせるかのように入念に行う。
左右の手で試したあと、緩やかに歩き出す。ボールは乱れることなく、身体に寄り添う。主を慕うペットのようだった。
急に速度を上げた。ゴールポストの下に付ける。満足がいくまで繰り返し、最後に軽い調子でシュートを放つ。
ボールはリングに弾かれ、点々と床を転がる。
大きな息を吐いた。
――速度を活かしてチャンスを作ればいい。
顔を上げた。強い視線で軽く頷いてボールを拾う。
「もう一本!」
大きな声を出す。表情に自信が漲る。
皐月はドリブルを始めた。急激に速度を上げてゴールへと突っ込んでいった。
放課後を迎えた寝子島高校。
アリシア・エーゼルベルク
が体育館を訪れた。それとなく中を窺う。
――部活動は終わったみたいね。
緑色の目を細めた。心が浮き立つ様子で中へと入る。着ていた制服を脱いで体操服姿となった。少し乱れた金髪に手櫛を入れて体育倉庫に向かう。
「練習しないとね」
両手に抱えるようにしてバスケットボールを持ってきた。事前に決めていたかのようにスリーポイントラインの外側に立つ。ゴールポストに視線を向けて、すぐに思い出したように柔軟を始めた。手首と足首に時間を掛ける。
身体が温まった。アリシアはボールを構える。ラインを踏んでいないことを確認して垂直に跳んだ。
放ったボールは緩い放物線を描いた。距離が届かず、リングに掠ることなく床へと落ちた。小走りで回収すると元の位置に戻ってきた。
「もう少し力を入れて」
滑らかな動作で跳んだ。放たれたボールには力強さが加わり、ゴールに吸い込まれていった。
「この感じね」
思わず、笑顔が零れた。
御薗井 E セレッソ
は南校舎を飛び出した。赤い髪を激しく揺らして全力で走る。
「クラスでわいわいしている場合じゃなかったノ!」
青い瞳を見開いた。体育館が見えてきた。バスケットボールの弾む音が耳に聞こえる。
セレッソは笑顔で中に踏み込んだ。
「タノモウーナノ! ワタシと一緒に練習して欲しいワ!」
「え、私と?」
アリシアはシュートの構えを解いて振り返る。大股で歩いてくるセレッソを一目見て表情を和らげた。
「あなたは二年一組のセレッソちゃんね」
「そうヨ! バスケットボールの練習にきたネ!」
「私は二年五組のアリシアよ。同じ黒猫組のチームメイトとして一緒に頑張りましょう」
アリシアは手を差し出す。セレッソは両手で掴むと大きく振った。
「楽しい球技大会にしましょうナノ! えっと、何から練習を始めたらいいヨ。ドリブルが基本ナノ?」
頭を傾けてアリシアに問い掛ける。
「私はバスケット部員ではないから、あまり詳しくはないのよ。スリーポイントシュートの練習はしているけれど」
「ワタシには何が合っていると思うヨ」
答えを待ち切れないのか。セレッソの三つ編みの先端が軽やかに弾む。
「フットワークが良さそうだから、ドリブルの練習がいいかもしれないわ」
「それネ! ドリブルの練習をがんばってみるヨ!」
言い終えるとセレッソは駆け出した。間もなくバスケットボールを携えて戻ってきた。
「ドリブルでゴールも狙うヨ!」
その場でボールを突いた。慣れた頃にドリブルを行なう。制御がままならず、蛇行するようにゴール下へと向かう。
「意外と速いわね」
アリシアは手を休めて様子を見ていた。
「ここでシュートするヨ!」
体勢を崩した状態で跳び上がり、ボールを上空に押し出した。リングの内側に何回か当たって見事にゴールを決めた。
「シュートを決めたナノ!」
「ナイスシュート」
二人は笑顔を交わして練習に精を出した。
星ヶ丘のマンションを朝陽が照らす。明るいリビングのソファーには
岡瀬 靖久
が座っていた。徐に手前のテーブルに置かれた新聞を手に取った。
「日曜日だね」
日付を見て呟く。細いフレームの眼鏡の中央を押して記事に目を向けた。
その時、軽やかな足音が聞こえてきた。
岡瀬 結華
がジャージ姿でリビングに現れた。長い髪はポニーテールで纏めている。
「パパ、ちょっと出掛けてくるね」
「今日は日曜日だよ。友達と待ち合わせかな」
靖久は後ろを振り返る。娘の姿を見て僅かに目を開く。
「その格好は」
「高校の球技大会に備えて練習をしようかなって。バスケはルールを知っている程度だから不安もあるし」
「そうか……これも縁なのかな」
靖久は新聞を畳んでテーブルに戻した。
「縁ってどういう意味?」
「学生時代、僕はバスケ部に所属していたのだよ。言ってなかったかな」
「そんな話、初めて聞いたよ」
結華はソファーの端に抱き付いた。
「それならパパにコーチになって欲しいな。ダメ、かな」
上目遣いで恥じらうような表情を浮かべる。靖久は真顔で立ち上がった。
「僕が学生の時に使っていたバスケットボールを持ってくるよ」
「ありがとう、パパ」
喜ぶ顔に軽く手を挙げた。踵を返した瞬間、娘を心から慕う父親の顔となった。
二人はマンションを出ると最寄りの公園に向かった。
足を踏み入れた途端、結華は清々しい表情で走り出す。両手を広げて父親のところに戻ってきた。
「誰もいないね」
「バスケの練習にはちょうどいいな」
靖久の指示でストレッチから始まった。各部位をしっかりと伸ばす。
「意外とくるね」
「無理はしなくていい。筋を痛めるからね」
「わかったよ」
程良く身体が温まる頃合いを見て靖久がバスケットボールを手にした。
「ストレッチはこれくらいにして」
「シュートの練習ね」
「気が早いよ。まずはボールに慣れないと」
緩いパスを送った。結華は胸の正面で受け止めた。
「それでいいよ。パスを返して」
「パパと同じ感じね」
少し力んだせいで横に逸れた。靖久は素早い動きでしっかりとキャッチした。
「強さは必要ないよ。今は正確さを心掛けて」
「わかった」
短く答える。
二人は交互にパスを送った。投げ方を変えて身体に動きを覚えさせていく。
パスを返したところで結華が口にした。
「パパ、次の段階に進みたいのだけど」
「じゃあ、バスケのルールについて少し話そうか」
「ルールなら知っているわ」
「抜けている部分もあるかもしれないよ」
「はーい、わかりました」
結華は地面に座った。両足を抱えるようにして先生役の靖久を見詰めた。
軽い咳払いからルールの説明に入る。ポジションや役割も教えた。
「ルールの説明はこれくらいだね」
靖久は緩やかにボールを突いた。結華が立ち上がるのを待った。
「さっきポジションの話をしたよね。バレエで鍛えた身体はしなやかで強い。結華はスモールフォワードに向いているかもしれないね」
「そう、なのかな」
「前に出てボールを奪い、シュートまで持ち込む。僕はできると思うよ。ダンクシュートを経験して貰いたいね」
軽く足を前後にずらした。ボールの動きが速くなる。
「最後は気力の勝負になる。僕からボールを奪ってごらん」
「パパだからって遠慮はしないよ」
「もちろんだよ。これは実践を兼ねているからね」
先に結華が飛び出した。真っ直ぐにボールに向かって手を伸ばす。靖久はボールを足の間に通して持ち替えた。
その動きに目は反応した。踏み込んだ足で方向を変えて再びボールを狙う。
「おっと、危ない」
靖久は半身で躱した。尚も食い下がる結華をドリブルで突き放す。
「気力もなかなか」
結華の猛追に感心する。身体を回すようにして攻撃を阻む。
「怪我だけは気を付けてね」
その言葉に結華は満面の笑みを返した。
球技大会のビーチバレーの組み合わせが発表された。同時にチームメイトが判明。
鎌八 まもる
は並々ならぬ意気込みを見せた。
ホームルームが終わった直後に教室を飛び出していった。
二年一組の教室に立ち寄って
神野 美野梨
を連れ出した。その足で三階に向かい、三年五組の教室のドアを開け放つ。
ほとんどの生徒が残っていた。
伊勢 エリカ
と
ロザリー・マルリアーヴ
の姿を見つけると、まもるは大きな声で呼び掛けた。
「先輩、ビーチバレーのことで話があるんだ!」
「どうした?」
エリカはロザリーを伴って歩いてきた。
ビーチバレーのチームメイトが揃った。まもるは先輩の二人に向かって一礼した。
「見たことはあるが、初対面みたいなものなので挨拶をと思って。袖振り合うも多生のなんとかという感じでよろしく!」
「こちらこそ、よろしく頼む」
エリカの横にいたロザリーは金髪の髪を揺らしてにこやかに言った。
「よろしく。男の子だから、まもるちゃんよね」
力強く頷くとまもるは本題とばかりに話を切り出した。
「オレ達の相手は全員が女子だから最初からハンデがある。でも、オレは勝ちたいんだ。手を貸して貰えるかな?」
ロザリーはエリカを見た。緑色の目は美野梨へと向かう。
「私はエリカちゃんみたいに剣道の心得があるわけでもないし、運動の才能はないと思うのよね。美野梨ちゃんはどうなの?」
「私も運動は得意ではないですが、練習の効率化で多少は補えると考えています」
「そう、才能は関係ない。練習あるのみだ」
まもるは静かに闘志を燃やす。
「やる気があるなら俺がコーチとして皆を鍛える。球技大会の日がくるまで寝子ヶ浜海岸で練習をしよう!」
残りの三人は目配せで頷く。代表としてエリカが一同の考えを口にした。
「共に良い汗を流そう」
「そうか、やってくれるんだな。今日から練習を始めよう。スペクタキュラーにいこうぜ!」
まもるは締めにウインクを見せた。
寝子ヶ浜海岸に四人の女子が集まっている。全員が寝子島高校の制服を着ていた。
「ほな、練習しよかー」
春名 あきら
は制服の袖を捲る。側でスマートフォンを弄っていた一人が呆れたように言った。
「あたし達、クラスメイトだけどチームメイトじゃないよね」
「しゃーないやん。先輩達を掴まえられなかったんやから~。それにな、皆も球技大会の練習になるやろ?」
「……私はドッジボールなんですけど」
眼鏡を掛けた一人が控え目に口にした。その隣いた人物は軽く手を挙げて、私はバスケ、と続けた。
「同じ球技やし、ビーチバレーは砂浜でやるんや。ここで練習したら足腰が鍛えられるんとちゃうか。な、やろやろー」
あきらは底抜けの笑顔で勧める。その明るさに引っ張られる形で三人は渋々と従った。
「ほな、ウチから練習やな! トスからいくで! このボールを投げてや~」
用意したビーチバレー用のボールを一人に渡す。
「ボールはトスできるように投げればいいんだよね?」
「そうそう、ぷわーんって感じでやってや~」
「それじゃあ」
両手で空に向かって投げるとボールは緩やかな弧を描く。あきらは落下点に走り込み、ここやー、と声を出して斜めに弾き飛ばした。
ボールの行方を目で見ながら、あかんな~、と気だるげに頭を振った。
「こんな地味なプレーやと盛り上がらんわ~。やっぱ、派手なアタックやな。際どい水着もありやで。な、皆もそう思うやろ?」
「それより練習は」
冷めた言葉で返された。
「もちろんやるで。そんな不機嫌な顔せんでもええやん。な、真面目にやるよってに~」
あきらはへらへらと笑う。大きな胸を震わせて回転レシーブの練習を始めるのだった。
剣道部で汗を流した
優木 遥斗
は部室棟で制服に着替える。軽く髪を掻き上げて表情を引き締めた。
遥斗は体育委員会の委員長として動き出す。きびきびとした動作で他の委員との合流を果たした。
「これから必要な道具の点検を行う。各自、決められた通りに動いて貰いたい。完了次第、運搬を行なう」
「重い物を運ぶのは私に任せてよ」
七夜 あおい
は胸を叩いて見せた。遥斗は生真面目な顔で頭を振った。
「女子に重い物は持たせられない。それは男子の仕事だ。七夜には採点関係の道具や球技に使う物の個数を確認して貰いたい」
「本当に平気なのに。ま、委員長のいうことだから大人しく従うけどね」
少し不満そうに答えたものの、他の女子を纏めて行動を開始した。
遥斗は他の委員に指示を与えた。自らも率先して動いた。記入漏れの確認にも怠りはない。最後に担当教諭の
浅井 幸太
に報告した。
「数字に間違いはない。そろそろ運び出すか」
「わかりました」
了解を得た遥斗は組み立て式のテントや折り畳みのイス等を協力して運んだ。全体の進み具合にも目を配り、忙しなく動き回った。
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日常
学校生活
スポーツ
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1000人
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シナリオガイド公開日
2018年01月27日
参加申し込みの期限
2018年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月03日 11時00分
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