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【球技大会】とびきり熱い空の下
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試合が始まる直前、
志波 武道
は敵陣にやってきた。
「悔いのないように両チームが全力で戦おうじゃないか!」
爽やかな笑顔に際どいブーメランパンツ姿で握手を求める。白猫組のメンバーはその行動に快く応じた。
最後に残った
響 タルト
は笑顔で進み出る。気付かれないように掌を太腿に擦り付けた。
二人は向き合って互いの手を握る。
「ブドー先輩、今日は萌える試合にしましょうね」
「今日のタルトちゃんは手強そうだよ。その立派な胸だけにキョウイになるよね☆」
「そうですかあ」
最後に笑みを交わすと武道は颯爽と自陣に引き返す。目に付いた
花椿 涼太郎
に声を掛ける。
「今日の女子は皆が水着だから、そろそろ慣れてきたよね!」
「鼻の奥がむず痒い程度だね。これ以上になると鼻血を噴出して意識を失ってしまうと思うけどね! そうなると試合どころではなくなるね、はーっはっはっは!」
「笑い事じゃないんだけどね☆」
武道はネット越しにタルトの姿を眺める。自身の顎を摩りながら、まいったなー、と明るく言った。
試合前のコイントスで黒猫組のサーブとなった。
野菜原 ユウ
がエンドラインに向かう。サービスゾーンでくるりと回った。ツーブロックの茶髪を無造作に掻き上げる。
「じゃあー、いってみようかー!」
手首を効かせてボールを上げる。強烈なジャンプサーブを試みた。実際は跳ぶタイミングが合わず、力なく敵陣に飛んでいった。
小山内 海
は後ろに下がって両腕で受けた。ボールはふわりと前へと送り出された。
「トスですね」
涼しげな声で
マーガレット・ライカー
が動く。味方の位置を見ながらネット際に綺麗なトスを上げた。
そこに
御剣 刀
が走り込む。助走の勢いで跳び上がり、胸を大きく反らした肉体は鮮やかな弧を描く。
動きを読んだ涼太郎が両手を高々と上げて跳び上がる。
「僕の完璧なブロックに見惚れるといいよ!」
「無駄だ! ぶち抜いてやる!」
後方に溜めた力が前方に押し寄せる。撓る鞭と化した手がボールを叩く。涼太郎の両手がすんでのところで押し返す。ネットを境目にして力が衝突した。
「砕けろ!」
涼太郎の両手の間にボールが捻じ込まれ、急降下で砂地に減り込んだ。
着地した刀は両拳を固めて叫んだ。
「一点、追加だ!」
駆け寄った海は砂地に足先で文字を書いた。
『やったね』
「アタックは任せろ! どんなボールであっても全て相手のコートに打ち込んでやる!」
『ハーレムのおうさまだからね』
「そうだな! 皆、俺に付いて来い!」
目は血走っていた。異常な興奮状態で刀は踏ん反り返った。
タルトは刀と涼太郎を交互に見遣る。
「凛々しい武士と艶やかな剣士の戦いのようで萌える!」
「生死を賭した戦いを経て、両者には友情を越える愛情が芽生えるのですね」
マーガレットは隣にきて言葉を添える。二人は目を合わせるとハイタッチを交わした。
一点を奪われた涼太郎は自身の掌に目を落とす。後方にいた武道が明るい表情で言った。
「試合は始まったばかりだ。軽く取り返そうぜ♪」
「そうだね。見惚れさせるつもりの僕が痺れたよ」
振り返った涼太郎が両手をぶらぶらと振って見せる。掌が仄かに赤くなっていた。
「荒々しい美と直に触れ合えて嬉しい限りだよ。今度は僕の美で御剣くんの心を染めてあげるよ。この光り輝くコートの中で、一輪の薔薇は誰よりも美しく咲き誇るのさ、はーっはっはっはっは!」
「その意気だよ☆」
サーブ権が白猫組に移った。
小山内 海
がエンドラインの外側に立つ。青く澄んだ瞳を敵陣に向ける。見つけた空間に軽く頷いた。
アンダーハンドサーブでボールは高く舞い上がる。真っ先に武道が反応した。サイドラインへとしなやかに走る。
線上の際どいボールを片手で撥ね上げた。絶妙のコントロールで前線に送る。
おどけた調子でユウが両手を広げた。
「こんなの余裕じゃん。ほーらよーっと」
軽いタッチでネットの右端に上げた。
青山 絢
が伸びやかに跳んだ。強気な表情でボールの上部を強打。弾けるような音で敵陣のサイドライン上に落下した。
ナイス、と武道が明るい声を送る。大人しそうな容姿に不釣り合いなアグレッシブな攻撃に観客も沸いた。
「いいぞー! この調子で頑張れよ!」
「勝負はわからないぞ!」
絢ははにかむような表情で軽く手を振った。
「……またなの?」
盛り上がる観客の中で
水谷 真優理
がデジタルカメラを構えていた。もう、と不満の声を漏らす。両腕を下げて少し食い込んだ水着を指で直した。
「あ、まさか!?」
絢は驚いた表情で真優理を睨む。その意味に気付いたのか。カメラを向けたまま、片方の手を挙げた。人差し指と親指で輪を作る。
「サービスカットをありがとう!」
「そんなサービスはしてないわ!」
二人の遣り取りを聞いていた観客から笑いが起こる。
「もう、好きにして」
気を取り直した絢はネットに向き合う。
「はーっはっはっはっは、僕にサーブが回ってきたね。華麗なる空中輪舞で臨むよ」
涼太郎はボールを持った手を限界まで下げた。力を解放して高々と投げ上げる。
「共に踊ろう!」
上体を捩じ切るくらいに回して跳躍の動作に繋げる。回転しながら上昇してボールを拳で突き上げた。
派手な演出に反してボールは地味に飛んでいく。敵陣のネットを越えて失速。真下に入った海が軽やかにトスを上げる。
「突き刺され!」
刀の腕の一閃。ボールは急角度で敵陣に叩き付けられた。武道が滑り込んで伸ばした手でも届かなかった。胸元に付いた砂を軽く払う。
「この展開で熱くならないなんて嘘だよね☆」
武道は口元に笑みを作る。その目の奥底には強い光が宿っていた。
両チームの闘志に火が点いた。点の奪い合いが過熱する。
黒猫組は絢が中心となってアタックを決めた。日頃の穏やかな状態は失われ、鬼気迫る形相で得点を積み重ねていった。
対する白猫組は刀が鬼神の働きを見せた。上げられたボールを片っ端から叩き落す。その威力は凄まじく、落下の衝撃で砂塵を巻き上げた。
第一セットの大詰めを迎えた。白猫組は十三点。対する黒猫組は十四点であった。
黒猫組の絢はエンドラインの外で構える。背後からシャッター音が聞こえてきた。
水谷 真優理
は前のめりの姿勢で従妹をデジタルカメラに収めていた。
軽く溜息を吐いてボールを上げる。オーバーハンドサーブで敵陣に打ち込んだ。
「いきますよ」
涼しげな顔でマーガレットが受けた。ふわりと上がったボールを海が前へと送り出す。
「僕の出番だよ!」
タルトは意気込む。ネットの向こうでは涼太郎が微笑んでいた。
「華麗に受け止めてあげるよ」
「僕の胸で興奮したくせに」
にやりと笑って跳躍した。片方の鼻の穴に詰め物をした涼太郎は少し遅れた。
「これが必殺技、雷落としなんだから!」
落ちてくるボールをポンと押し上げた。ふわっと浮き上がり、涼太郎の両手を越えた。
「にししっ、良いフェイントじゃん」
低い姿勢のユウがサイドラインに突っ込む。後方で見ていた武道が短く叫んだ。
「触るな!」
ユウの身体は硬直した。ボールは乾いた砂の上を転がる。
審判の手が動いた。スコアボードに一点が加わった。
目にしたタルトはよろけた。
「よっしゃー!」
対照的に武道は拳を握る。ボールがラインを割って黒猫組が接戦を制したのだった。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
67人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月27日
参加申し込みの期限
2018年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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