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【球技大会】とびきり熱い空の下
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両チームがコートに戻る。特別ルールによって白猫組には三点が入った。
第二セットの序盤、白猫組は戦法を変えてきた。黒猫組の強固なブロックに対抗する手段として山なりのボールで対抗した。
「行くよ、理緒ちゃん」
佐和崎 紗月
が高くボールを上げる。少し不満そうな顔で
初瀬川 理緒
が跳んだ。
「なんか、すっきりしないんだけど!」
握った拳でボールを空に突き上げた。
史越 奈津樹
が上げた両手を易々と越えた。
「先輩方、お願いします!」
「問題ないわ」
三宅 葉月
が答えた。散歩をするような足取りでボールの落下点に入る。涼しげな目をしてポンと上に押し返した。
奈津樹は柔らかいタッチで横方向に上げる。
「ナイス、奈津樹クン」
サイドラインの際にいた
風見鶏 スグリ
が笑顔で跳んだ。高い打点から敵陣にストレートで打ち込む。
夏神 零
の足でも追い付かなかった。
「今のかなりカッコイイ連携だからカットインが入ったよネ! ここらにシャキーンって感じで」
スグリは何もない空間に掌を掲げた。目にした奈津樹は、わかる、と笑って返した。
黒猫組に一点が入った。
「ちょっと、そこの一年!」
理緒は喜ぶ奈津樹を堂々と指差した。
「えっと、俺ですか?」
「あたしのポロリを期待しても無駄よ!」
「ええっ、そんなこと、思ってもないですって!」
顔が急速に赤くなる。眼鏡が外れる勢いで頭を振った。
理緒はネットに顔を寄せた。疑わしい目で奈津樹を見上げる。
「胸をずっと見ていたくせに。それなりに大きくて揺れるけど、しっかり合わせているからポロリはないわよ」
「だから誤解です! ポロリが心配になったから見ていただけで」
「やっぱり、あたしの胸を見ていたんじゃないの」
「いや、それは理由が……見ていました。ごめんなさい」
見ていた事実は覆せないので奈津樹は素直に謝った。
スグリが片手にバスタオルを持って駆け込んできた。
「ポロリはどこ! ノー、ポロリ!」
「してないよ。ポロリのことは忘れていいから」
茹で上がった顔で奈津樹はスグリを押し返す。
程なく試合が再開された。両チームが競り合う。容易には点が入らなくなった。
中盤から終盤に掛けて流れが変わった。白猫組が徐々に点数で引き離されていく。零の動きが鈍くなってきたのだ。全体に目を配り、ボールを拾う為にコート内を走り続けた。
その疲労がピークを迎えようとしていた。
零は横っ飛びとなってボールを拾い上げた。白い髪は砂に塗れた。
「頑張って!」
観客にいた女子が涙目で叫んだ。大勢の声が入り乱れる。
ボールは高々と上がる。少しの風に流されてネットの方へと飛んでいく。
「あたしに任せて!」
理緒が走る。その勢いで地面を蹴った。
「ブロックします!」
奈津樹は垂直に跳び上がる。理緒の正面で両手を高々と上げた。
「それなら、こっちよ!」
手の甲でボールを弾いた。斜め横にふわりと上がったところに葉月が飛び込んできた。無表情のまま背を反らし、白い鞭のように撓らせた手でボールを打ち抜いた。
予想できない行動に誰もが動けなかった。葉月の初めてのアタックに辺りが静まり返る。
数秒を経て審判が笛を吹いた。黒猫組に一点が加わった。
止まっていた時間が動き出したかのようだった。大きな拍手と声援がコート内の選手に送られた。
白猫組の零は砂の付いた髪を両手で掻き上げて後ろに払う。
「良い運動になったのじゃ。それにしてもビーチバレー、侮れない球技でござるよ」
赤い目でスコアボードを一瞥した。黒猫組に十五点が入っていた。
ネットの向こうではスグリと奈津樹が笑顔で肩を組んでいた。
最後の一点を決めた葉月は表情を崩さず、上空にいた鳥に目を向けている。
「本当に良い運動になったわ」
理緒は表情を緩めて言った。
「ごめんね」
紗月が俯き加減で歩いてきた。理緒は駆け寄って手を掴んだ。上下に大きく振って笑顔を見せる。
「約束通り、紗月は頑張ってボールを拾ってくれたじゃない。それで十分よ。勝負は時の運っていうよね」
「そうよね」
嬉しそうな表情で俯いた。理緒は紗月を引き寄せて優しく頭を撫でた。
葉利沢 倫理子
は頼りない足取りで三人のところにきた。口を開こうとした瞬間、理緒と零の言葉が重なった。
「お疲れ様」
「……ありがとう」
穏やかな表情で一言を返した。
試合は黒猫組の二セット連取で終わりを告げた。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
67人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月27日
参加申し込みの期限
2018年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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