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【球技大会】とびきり熱い空の下
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シーサイドタウンのマンションの一室。
水谷 真優理
は姿見に全身を映す。ノースリーブの白いブラウスに合わせるのはキュロットスカートであった。鮮やかな花柄が若々しい印象を与える。
「今日みたいな日には合うよね」
デジタルカメラを手にした。軽い身のこなしで部屋にある物を適当に写す。備え付けの画面で写り具合を確認した。手振れの影響は受けず、綺麗に収まっていた。
端正な顔が欲望に塗れた笑みに変わる。
「これで絢の食い込みや食み出たところを……」
桃源郷に旅立ちそうな意識を引っ張り戻す。机上の時計は頃合いの時間を示していた。
「急がないと!」
口元を手の甲で拭うと急いで玄関に向かう。
真優理は素足にフィットしたビーチサンダルを履いた。街中を突っ切り、眼前の防風林を越えた。斜面を滑るように降りて血走った眼を群衆に向ける。
「あそこね!」
ミディアムの髪を振り乱して走る。口は従妹の名前を連呼した。
真優理は人々の僅かな隙間に突っ込んだ。迫力のある笑みで前進する。
視界が開けた。目の前のコートに人はいなかった。
「ま、まさか、試合を、見逃した?」
声が震える。全ての希望を絶たれたかのように呆然となり、視線は流れた。サイドラインの近くに水着姿の女子の背中を
瞬時に目を見開く。紅潮した頬で真優理は叫んだ。
「ヤッホー、絢ちゃーん!」
ビクッと肩を上げた
青山 絢
が声の方に振り返る。優しげな目が驚きに変わり、慌てた表情で走ってきた。
「どうしているの?」
「あれ、言ってなかった? 今日は休みなのよ」
「今、初めて聞いたわ」
絢は視線を下げた。
「その首から下げたカメラは」
「これで絢のセクシーショットをばんばん撮るわよ。上の食み出た瞬間とか、下の食い込みとか、もう想像しただけで全身が震えてくるわ」
「や、やめてよ、そんな恥ずかしいところばかり」
激しく泳ぐ目で赤面した。その瞬間を待っていたかのように真優理はシャッターを切った。
「な、なんで!?」
「ほら、見てよ。この初々しい姿を」
したり顔で撮ったばかりの画像を見せてきた。顔を赤らめた絢が前屈みの姿で写っていた。しっかり胸まで収めている。
絢は溜息交じりに言った。
「もう、好きにして」
「じゃあ、チームメイトの皆にも挨拶をしないとね」
「それはいいから!」
声を荒げると真優理はクスッと笑う。
「今日はノリがいいわね」
「踊らされた気分よ」
力ない声で戻っていった。
「はーっはっはっはっは!」
突然の高笑いに辺りは騒然となる。
観客の目が一点に注がれた。
花椿 涼太郎
が悠然と歩いてきた。ほっそりとした上半身は少年のような幼さを残している。下半身の一部を覆うスイムパンツは白銀の輝きを纏い、なだらかな隆起には赤い薔薇が反り返るように描かれていた。風に吹かれた花弁が全体に彩りを添える。
「海を吸い込んだような色合いの空が実に素晴らしい! まさにビーチバレー日和だね! だけど、僕の白い肌は不可侵領域なのだよ」
人々の目がそれとなく集まる。言葉の続きを待っているかのようだった。
涼太郎は微笑む。
「日焼け止めを入念に塗ってきたからね!」
白い歯を見せて笑う。自然に両手を開いた。その姿で目にしたチームメイトのところに歩いていく。
「生徒会長に野菜原くん、今日はよろしく頼むよ」
「主役はあとからくるってか。にしても派手な海パンだな、それ」
野菜原 ユウ
は股間の薔薇を指差した。
「薔薇は僕を象徴する花だからね。これも必然というものさ」
「そろそろ神速脱衣をしちゃうぞ☆」
志波 武道
は笑顔で構えた。瞬間、着ていたシャツやズボンが宙を舞う。
通り掛かった数人が驚きの声を漏らす。
「原理がわからねぇよ」
「手品じゃないのか」
涼太郎は惜しみない拍手を送る。
「さすがは生徒会長だね。エクセレントだよ。おや、そこにいるのは青山くん……」
「その、よろしくね」
不安を窺わせる表情で手を前に組んだ。二の腕に挟まれた胸が僅かに押し出された。
涼太郎の笑みが強張る。鼻を摘まんだ姿で顔を上に向けた。ユウが慌てて駆け寄った。
「
また鼻血か
! そんな状態でビーチバレーって無謀すぎだろ」
ユウは涼太郎の首の後ろに手刀を叩き込んだ。二度三度と続ける。
「切れのある手刀だね!」
「もう少しだな」
「なぜか頭がぼんやりしてきたよ! これは力加減の問題のような気がするね!」
「鼻血を止めるにはトントンだよな」
「はーっはっはっはっはっはっは!!」
突発的な笑い声でユウの手が止まった。涼太郎は首筋を摩りながら顔を戻す。鼻血は出ていなかった。
「野菜原くんのおかげでテンションが鯉の滝登りだよ!」
「そりゃ良かった、にししっ」
「はーっはっはっはっはっは!」
「元気があって良い感じだね☆」
武道はウインクをして見せた。
絢は三人に儚い笑みを向ける。そっと観客に視線を移すと真優理がデジタルカメラを構えていた。
「……なんでこんなことに」
消え入りそうな声で呟いた。
賑やかな黒猫組のチームを傍目に白猫組の面々が集まった。
小山内 海
は開いたスケッチブックにすらすらと文字を書き込む。青いリボンで結ばれたサイドテールが陽気に揺れる。
出来上がった文章は掲げて全員に見せた。
『かたなにタルトちゃん、それにマーガレットちゃん。きょうはよろしくね』
「こちらこそ、よろしく」
響 タルト
が子供っぽい笑みを返した。即座に、どれどれ、と声を出した。背伸びするような格好で相手チームを眺める。
「ブドー先輩、花椿くん、ユウくんが男子だね。対戦表の通りだから僕の秘策が通用するかもね♪」
「その水着には、そういう意味があるのか」
御剣 刀
は前髪が掛かる目でタルトの胸を見る。両側を押された形で胸は盛り上がり、谷間がはっきりとわかる。
『かたな、じっとみすぎ』
海が怒ったような目でスケッチブックを突き付ける。
「そ、そんなことはないだろ。いや、よく練られた作戦だなと感心しただけで」
「ムッツルギくんはムッツリだからね」
タルトがからかうように言った。海の機嫌が更に悪化して、ぷっくりと頬が膨らんでいた。
「俺が悪かった。長く見過ぎた。そこは認める」
「でも、男子に効果があることはこれでわかったよね。だから何とかなるでしょ」
『そうだね』
海はスケッチブックをリズミカルに振った。
陽気な二人に刀はボサボサの髪を掻きながら言った。
「俺はバレーとかやったことないから、多分だが下手だぞ?」
「えー、それでなんでビーチバレーを選択するのかなあ。胸を近くで見たかったから?」
タルトは身体を揺すりながら刀に近づく。盛り上がった胸が悩ましく揺れる。
「いや、あれだ! 剣を振り下ろすノリでボールを叩けばいいだろ。アタックと根性で俺がやってやるぜ!」
『こっちにはハンデが六てんもあるから、きっとかてるはず。みんなでがんばろー』
海はスケッチブックを高々と上げる。
盛り上がる三人を
マーガレット・ライカー
は青い瞳で静かに見詰めていた。銀色の縦巻きツインテールの一方を軽く指で弄る。
――ビーチバレー、ここまで印象深い試合が多くありました。
真夏のような太陽、躍動する若い肉体、玉のように弾ける汗……シチュエーションとしては悪くないですね。
私はこのメンバーで試合に参加するのですね。タルトさんは友人のお姉さんです。言動に親しみを感じるのはどこかに共通点があるからでしょうか。うまくやれそうな気がします。
あとは海さんと御剣さんですね。
マーガレットは海の様子を窺う。感情によって表情がころころ変わる。リアクションは大きく、サイドテールは無邪気に撥ねた。
『かたなはきたえているから、ビーチバレーもうまくできるとおもうよ』
スケッチブックを勢いよく突き出して笑顔で頷く。
「……やはり、そうですか」
マーガレットは納得の声で呟く。
――海さんは声を出せないのですね。原因はわかりませんが、悪くないですね。この設定は使えそうです。
最後は御剣さんですね。バレーの未経験者がビーチバレーを選択したのですね。タルトさんの発言によるとムッツルギでムッツリのようです。とてもわかり易い思考で助かります。またタルトさんの胸を見ていますね。海さんも見られています。
私の胸まで見ますか。伸びた鼻の下が元に戻らなくなっても知りませんよ。
マーガレットは無言で刀の目を見返す。
急に刀が咳き込んだ。喉の辺りをわざとらしく摩る。
「あー、そうだな。俺はさっきも言ったがアタック中心で動くつもりだ。他の皆はどうする?」
「僕はサーブとアタックが中心になるかなあ。熱血バレーアニメごっこで鍛えたから、まあまあ自信はあるよ。だけどボールを拾うのは、ちょっとね」
最後の言葉を濁したタルトが苦笑いを浮かべた。
『そのかわりにわたしがボールをひろうね。アタックとブロックはほかのひとに、おねがいするね』
「ブロックする者が必要だな。ライカー、頼めるか」
刀は軽い口調で言った。マーガレットは酷薄な笑みを返す。
「お断りします。無防備な顔にボールが当たって鼻骨が折れたら大事になります。そのような危ないポジションを後輩に押し付けて、刀さんは良心が痛まないのですか? 私が血だらけになってコートで果てることを望んで」
「わかった、俺が悪かった! ブロックはできる者がするってことでよろしく!」
「話し合いは有効ですね。相互理解を深めることができました」
マーガレットは穏やかな表情で話を締め括った。
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3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
67人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月27日
参加申し込みの期限
2018年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年02月03日 11時00分
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