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\ オーバータイム!/
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「でもシルベちゃんがいなかったらここは見つからなかったと思うぜ?」
ラッセルがフォークでシルベを指して言った。
対するシルベは慌てて激しく首を横に降る。
「そそ、そんなことありませんよ……! あれは、正確な情報が無いと全然ダメだし……その情報を集めてくれたのは皆さんですから」
唐突に何か話せという十九の要求に困った4人は、この店を見つけるまでの経緯を話すことにしたのだった。
「なになに? シルベちゃんってそんな凄い特技があるの?」
「いっ、いえ、特技というか、そのう……私『ここに行きたい!』って思って適当に指差すと、指差した方向に目的地があることが多くって。あ、でもその場所なり物なりの名前や、見た目の正確な情報が無いとだめなんですけど……」
「へぇ、凄いじゃない! 私よく自宅の鍵とかなくしちゃうから羨ましいわ!」
「だから今回は私じゃなくて、情報を集めてくれた皆のおかげで私、ここに来られたんです」
十九はシルベの特技(実際にはろっこんだが)に素直に感心する。
それにシルベははにかむように俯いてしまった。
「け、謙遜すること無いですよシルベさん」
洋志がおずおずと言った。
「皆さんそれぞれ凄い特技持っていて、それで役に立っていて……刀さんはすごく動きが機敏で先生たちに見つかった時も囮になって助けてくれましたし。ラッセルさんは確か鳥と会話できるんでしたよね? それに引き換え僕は平凡だし、今回だってたまたま声をかけてもらったからついてきただけです」
「そんなことないさ。松谷だって一緒に探していたんだ。引け目を感じる必要は全くない」
少し落ち込んだような洋志を刀は励ました。
洋志が列挙した2人の『特技』もまたろっこんである。
「ラッセルくん、鳥と喋れるの!?」
十九は洋志が言ったラッセルの特技が気になるようだ。
確かに彼の能力が最も現実離れしていると言えるだろう。
「ん、まあね」
そう言ってラッセルは微笑んだ。
彼の能力は実際のところ『鳥と会話する』のではなく、『鳥に変身する』というものだが、十九と洋志は『ひと』である。
あまりフツウからかけ離れた真実を話すのは得策ではないと考えたのだ。
それでも十分怪しい話だという自覚はあるのだろう。
ラッセルは冗談めかして尋ねる。
「って、十九さん信じてくれんの? 今言ってたこと全部嘘かもしれねーぜ?」
「んー、信じるって言うか、その方が面白いと思うって感じかしらね。それにこの島に来てからそういう話よく聞くから。まったく信じられないってこともないわ」
「ふーん、そっか」
ラッセルは少し嬉しそうに頷いた。
「桜井」
刀が呼びかけた。
「そろそろ出ないか。時間も時間だ」
つられて腕時計を見たシルベも声を上げる。
「あ、本当ですね……少し遅くなっちゃったかもです」
「僕も、そろそろ」
ラッセルも携帯で時刻を確認する。
液晶は22:30を示している。
帰り支度を始めた4人に十九が訊いた。
「もう帰っちゃうの?」
「ああ、俺達学生だし、あんまり遅いとまずいだろ」
「そう、じゃあ皆また来てね」
そう言うと十九は値段を告げる。
支払いを済ませると、シルベが尋ねた。
「そういえば、ここって毎日開いてるんですか……?」
「『ここ』は毎日は開いてないわね。寝子島内にFABULOTHECAの店舗はここと星ヶ丘と旧市街にあるから、開く場所は毎日ローテーションで変えてるのよ。その方が色々な人と話せるかなって」
「ああ、だから『どこにでもあって、どこにもない』お店なのね」
4人は席を立ち、玄関口へと向かうと十九も見送りに出る。
「それじゃあ皆、気を付けて帰ってね」
「あ、そうだ十九さん」
ラッセルが何かを思い出したように言った。
「『幸せになれる喫茶店』って聞いて来たんだけど、ほんと?」
すると十九はにっこり笑って答えた。
「あら、私は今すごく幸せだけど、皆は違うの?」
それはとても素敵な笑顔だった。
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あとがき
担当マスター:
三三三
ファンレターはマスターページから!
まずはじめに、皆さん大変長らくお待たせしてしまいました。
本当に申し訳ありません。
予定日に読むことが出来ず落胆された方もいらっしゃると思います。
ご期待裏切ってしまったこと、重ねてお詫びいたします。
その分質だけは全力投球したつもりです。
皆さんご満足いただけましたら、幸いです。
この先も生きられます。
さて、僕の鬱陶しい謝罪は切り上げまして、内容についてです。
前回のテニスシナリオは寝子高全体の行事だったのですが、今回は0から僕自身で考えたシナリオでした。
そんな訳で本当に人が集まるのかと心配していたのですが。
実際参加〆切直前まで7人くらいだったので「あっ(察し)」という感じだったのですが。
いつの間に皆さん参加してたのだというくらいでした。
本当にありがとうございます。
アクションについては皆さんやはり僕の予想を大きく超えてきます。
さっと目を通した段階で、当初予定していたものはもう使えないなと悟り、楽しく再編成させていただきました。
アドリブSの方が多かったので、なんだか僕の趣味が多分に入り込んだリアクションになってしまっているかもしれません。
わしゃ好かん!という方は色々な方面で罵って下さると、僕が喜びます。
悦ぶわけではないです。
プラスであれマイナスであれ感想というものは僕に力をくれます。
特にマイナスな意見はそのまま改善点になりますので、感想お待ちしております。
なんにせよ、今後一番の課題は筆速ですね・・・
頑張ります。
ありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三三三
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
推理・サスペンス
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月15日
参加申し込みの期限
2013年06月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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