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「これ……本当に美味いぜ」
「あらありがとう」
運ばれてきたコーヒーを一口含んだラッセルは感心したように言った。
「このケーキも絶品ですよ……!」
シルベもチーズケーキに舌鼓をうつ。
「十九さんさぁ、ほんとこれだけ美味いもの出してて、しかもこんな美人がいるって知ったらきっともっと客も増えると思うんだけどな。俺たちはたまたま見つけられたから良いけどさ、ここ全然人来ないっぽいし」
「そうですよね。勿体ないって言うのも変ですけど、僕ももっと皆に知ってもらいたい気がします。……余計なお世話かもしれないですけど」
そう言うラッセルと洋志に向かって十九は首を振る。
「いいのよ。元々この店は私の道楽で始めたようなもので、別にここが繁盛しなくても生きてけるからね。それにあんまり繁盛しちゃったら今こうやって皆と話も出来ていなかったし」
「道楽、ということは他にも仕事をしているということですよね」
刀が尋ねた。
「んー、私はしてない、かな。私の家っていわゆる資産家ってやつで、まあ現当主は私なんだけどさ。銀行に預けたお金の利子すら使いきれないようなお金が家にあるから別に働く必要無いのよね」
その答えを聞いて刀は唖然とした様子だ。
「良いなあ……私もそんなこと言ってみたいです」
「そうは言ってもね、シルベちゃん。お金なんてある程度以上貯め込んだって殆ど良いことなんかないわよ。豪華な家に贅の限りを尽くした生活ってのも趣味じゃないし」
「でも周りの人には何も言われないんですか?」
「言われるわね。まともな職に就けだの、家の金を喰い潰すなだの色々。でも五月蠅い奴らって、私のためだとか言うけど結局大事なのは『家』であり私の資産なわけ。もぉ見え見えなのよね。いっそ一度何もかも失ってしまえば良いんだわ」
洋志の質問に答えると十九は意地の悪そうな笑みを浮かべる。
「私は私のやりたいことだけをやって生きていたいの。世の中の大部分の人が願っても叶えられない願いを、私は叶えるだけの力があるんだもの。それを叶えないのは私自身と、世界に対する反逆よ」
「なるほど。それでこの店、というわけか」
動揺から立ち直ったのか、刀はコーヒーを啜りながら店内を見回して言った。
「そう。私の、私による私の為のお店ね」
「すげえ羨ましいよ十九さん。俺もそんな人生送ってみてー」
「うふふ、ありがと。さて、私はもう話したわ。次はあなたたちの番よ」
そう言ってウィンクする十九に、4人はきょとんとした顔を向けた。
彼女の意図を理解出来ないでいる4人を前に、遠くは煙管を一咽みして言う。
「ここはFABULOTHECA、『奇譚のはこ』。ここに辿り着けるひとたちは皆どこか他人とは違う、不思議な話をしてくれる。私はそれを聞きたいの。さあ、はやくこの空っぽな『はこ』を満たして頂戴な」
そうして十九は口の端から紫煙を吐きだした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三三三
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
推理・サスペンス
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月15日
参加申し込みの期限
2013年06月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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