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『somnium』へようこそ!
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勝手知ったる店内で、
三ツ瀬 銀次郎
はカウンターの向こうに声をかけた。1度家に帰ったから、制服は脱いでいる。
ちょくちょく買い物に来ている銀次郎は、慣れた仕種でケースの上に、父親から頼まれた物リストのメモを置く。銀次郎の家がやっているヘアサロンでは、お客さんに出すお茶やジュース、キャンディやクッキーなんかを、ここで買っているのだった。
「ちわーッス。すんません、親父に頼まれたもの買いに来たんスけどー」
「ああ、いらっしゃい。いつもご苦労様」
その声に振り返ったのは、夫婦のうちの旦那さん、木原高明だった。奥さんの伊都子はと店内を振り返れば、忙しそうに、でもにこにこと嬉しそうにイートインスペースの中をくるくる動き回っている。
賑わっている店内に、銀次郎の口から思わず、呆れとも感心ともつかない声が漏れた。
「高明サンも伊都子サンも大変っスね。ウチのガッコの奴らがわんさかいるし……」
「なに。好きな事をやっているんだし、賑やかで楽しいよ」
その言葉に、高明はにこにこと笑って首を振ったが、その間にも店の中からは注文を呼ぶ声が聞こえて来るし、雑貨コーナーで気に入った品を見つけた人も、列にこそならないものの、ちらほらレジから途切れる事がない。
んー、と銀次郎はその光景に、ぽりぽり、と頬を掻いた。『somnium』にはいつも世話になってるし、今もフェアの夏みかんのフレーバーティーや夏みかんジュース、その他の日持ちする夏みかんのお菓子を、取り置きしてもらっていたりするし。
うっし、と頷き銀次郎は、高明に申し出る。
「日頃世話になってンし、大したことできねぇけど、できることありゃ手伝うッスよ?」
「おや、そうかい? それは助かるよ、ありがとう」
銀次郎の言葉に、高明はにこにこ笑って頷いた。頷き、じゃあちょっとこっちを頼もうか、とカウンターの中に手招きする。
それに頷いて、まずは裏方から手伝いに入った銀次郎を見送ってから、
旅鴉 月詠
は眼差しを目の前にある雑貨に戻した。じっと見つめているのは、夫人が作ったという摘み細工の花飾りだ。
趣味で作ってるだけなのよ、と尋ねた月詠に夫人はどこか少女めいた様子ではにかんだが、たとえどんな理由であろうと、それが1つの芸術作品である事に変わりはない。他にも紙ねんど細工や紙細工など、夫人は色々多趣味のようだ。
異国情緒あふれる品々は、夫妻が旅行に行った時に見つけた物が多いらしい。どうかすれば雑多になってしまいそうな店内が、けれども不思議と調和して見えるのもある意味、1つの芸術と言えるのかもしれなかった。
それらを月詠はただじぃッと、己の中のなにかと対話するように見つめている。そうしてうん、と1つ頷き、次の作品へと移る月詠から少し離れた所では、賑やかにアクセサリーを見る男女の姿。
聞いていた以上に色々な物が売ってるんだなぁと、初めて来た
高尾 日菜
は感心しきりだ。アクセサリーにしても、ペンダントやイヤリング、ブレスレットにアンクレットと、多くはないのだけれども、色んな種類やデザインのものが売っている。
その中に並ぶ、硝子製の白い花のペンダントに気がついて、わ、と日菜は頬を綻ばせた。
「これ可愛い……。どうかな。似合うかな」
「どれどれ……? 硝子のお花ですか? 日菜さんによくお似合いで可愛いのですッ!」
「ほんと、りぃちゃん?」
日菜の言葉に、応えたのは一緒にアクセサリーを見ていた
葛城 璃人
である。璃人の言葉に、嬉しくなって日菜は試着した感じを見ようと鏡を覗き込んでいた眼差しを、隣に立つ璃人へと巡らせた。
それにうんうん頷いて、璃人は「お似合いなのですよ~」ともう一度繰り返す。そんな彼が手に持っているのは、一目惚れしたリボンだ。
淡いベージュ色の生地に、桃色と水色のボーダーが入ったマリン風の、夏を感じさせるリボン。だんだん暑くなってきたから、夏っぽいデザインのものがあればと思っていた、璃人の希望にピッタリだ。
えへへ、と嬉しそうな璃人に、試着したペンダントを外しながら、日菜がにこにこする。
「りぃちゃんのリボンも、夏っぽくて素敵だね……ッ」
「ありがとうございます! りぃもすごく気に入ったのです! 色合いにきゅんと来たのです!」
「うんうん。りぃちゃんに良く似合いそう……ッ! えへへ、お互いにいい買い物できたねッ」
「はい!」
仲良しの親友達は、お互いの顔を見合わせてにこにこ、こっくり頷き合うと、それぞれのお目当ての品を手にレジへと向かった。最近はどたばたしていて、こうやってのんびり2人で過ごすのは、ちょっと久しぶりだ。
この後は一緒に、イートインでお茶をする予定。そんな自分達は、一体周りからはどう見えて居るんだろうと、不意にそんな事が気になって辺りを見回そうとした日菜は、やっぱり同じように思って辺りを見回した璃人と目が合い、誤魔化すように笑った。
同じく璃人もにこっと笑って、どぎまぎしながらレジへと視線を戻す。そうしていつも通りを装って、「本当に、混んでるのです」「ホントだねー」とこくこく頷き合って。
そんな様子を窓から覗いた修は、やっぱり来てないか、と再び店から離れて歩き出す。どうにも紫乃が見つからないので、もしかしたら上手く辿り着けているのでは、と思ったのだが、やはりそう甘くはなかったようだ。
となると次はどこを探すか、と視線を巡らせたら向こうから、知人の
御剣 刀
や数人が歩いて来るのが見えた。途中で見かけなかったか聞いてみようと、足を向けかけた修の視界の隅に、ふら、と人が倒れるのが映る。
「……!? 大丈夫ですか?」
「は、はい……ちょっと貧血で……」
慌てて駆け寄り抱き起こすと、確かに貧血なのだろう、青白い顔をした通行人が今にも死にそうな風情で、力無くぐったりと寄り掛かってきた。すぐそこの店で休ませて、とも思ったが、あの混み様では逆に落ち着けないだろう。
少し戻った所に別の落ち着いた感じの店があった筈だと、思い出して通行人を支えて修はゆっくり歩き始めた。刀達の賑やかな声が、『somnium』へと向かうのを背中で聞きながら。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月10日
参加申し込みの期限
2013年06月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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