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平穏なれ、曝書の季節
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今日の図書室は、人が集まるなにかを放っているのかもしれない。
橘 舞
も、とある料理の本を探しに図書室へとやって来た。突き合わせた閲覧机では並んで座る生徒が本の修繕にいそしみ、
桜崎 巴
が背後から檄を飛ばしている。壁に押し付けた二つの机はちょっとした喫茶コーナーのようになっていた。
「あら、まあ。今日は特別な行事でもあったのかしら」
いつもとは違う様子に目を丸くする。少し離れた席には、
新井 すばる
と、舞の親友
ブリジット・アーチャー
が並んで座っていた。すばるのうなり具合から見るに、どうやらブリジットが勉強を教えてやっているようである。舞は黙ってブリジットに手を振った。気づいたブリジットはにっこり笑って手を振り返すと、本棚のあたりにいる女生徒集団を指差す。声を出さぬ口の動きは、『おはなし、しておいで』と読める。
指差す先には、何人かの生徒が固まっていた。互いに無二の親友と語るのは伊達ではない。ブリジットのジェスチャーを、舞は正しく理解した。『あそこにいるのは私の友人だから、仲良くしたらいいんじゃない?』ということだ。うなずいて、舞は少女たちに歩み寄る。
「あの……こんにちは」
舞の声に、少女たちがいっせいにこちらを向く。
小山内 海
、
桜庭 円
、
桜 月
である。どの女生徒も舞と比べるとずいぶんに小柄だ。
「皆さんはブリジットのお友達だと聞いてきたんです。はじめまして。
橘 舞
です。ぜひ私とも仲良くしていただければと思いまして」
舞はしとやかなたたずまいを崩さず、静かに礼をする。その場にいる皆は順番に自己紹介をしていった。
「今日はお友達が集まる日だね。ボクは
桜庭 円
。ボクシングをやってるんだよ。部長なんだ!」
(小柄なのに元気いっぱいで、しかも部長さんですって。かわいらしい方だわ)
「それと、この子はにゃーくん!」
「ふふふ。にゃーくん、私は
橘 舞
です。よろしくお願いしますね」
「芸術科、星が丘寮の
桜 月
という。デザイン画の資料を探しにきたんだ」
(見た目のイメージと言葉遣いにギャップがあって不思議な女の子ね。芸術科肌なんだわ)
『おさない うみです おはなしはこうやってするよ』
(なるほど。スケッチブックが声の代わりなんですね。よく耳を、いえ、目を傾けなくちゃ)
ひとりひとりと笑顔をかわしながら、舞は心でそれぞれの印象を確認していく。円の少し後ろには、背の高い女生徒が所在なさげに立っていた。円が手を引くと、少女は少し前に出た。
「あの……私は、
弘明寺 能美子
」
「能美子ちゃんは最近すっごく仲良くなったんだよ」
「桜庭さんのお友達なんですね。
橘 舞
です。こちらこそ、よろしくお願いしますね」
(弘明寺さんはきっと恥ずかしがりやさんなのね。だんだん仲良くなれたらうれしいですね)
「能美子ちゃんは、スタイルいいし、あとすっごいおしゃれなの! 皆で雑誌を見てたんだよ」
背の高い少女の手元には、ティーンズファッション誌が広げられている。
『みんなで どんなのがにあうか のみこちゃんに おしえてもらってたの』
「まあ、楽しそう。私も見てもらおうかしら」
知己が広がることを喜んでいた舞の背に、聞き覚えのない男子の声がかけられた。
「橘……? ん? 親戚か何かなのか?」
舞の顔を見て
御剣 刀
は怪訝そうな顔をする。どこ行ってたのさー、と円が突っ込みを入れた。
「あら、見分けてくださるんですね。私は千歳の姉、
橘 舞
です。双子なんですよ」
「へえ、お姉さんか。剣道部仲間の
御剣 刀
だ。よろしく。見分けられるのは……当然といえば当然かもな。橘とは毎朝一緒に練習してるんだ、顔を見ればわかるよ。」
「そう言ってくださる方は珍しいです。どこが違って見えますか?」
「あ、ああ……そうだな、君はかわいらしい雰囲気だけど、橘は美人って感じだ」
「そういうことさらっと言うとかやっぱり……」
能美子がぼそりとつぶやいた声は、刀の耳にしっかり届いていた。何とはなしに、背筋が寒い。
「私のことは舞でお願いします」
ふんわりと舞が笑う。
「ああそうか、どっちも橘じゃおかしいんだな……。なら、名前で呼ばせてもらうよ。舞でいいかな? 橘は……千歳になるのか……」
名前を呼ぶだけのことなのに、刀は妙に照れくさくなってきた。
「まあ、とにかくよろしく。俺は小山内の手伝いがあるし、そろそろ行くわ。さっきの美人うんぬんは、橘、じゃない、千歳には黙っといてくれ」
「あら、喜ぶと思いますのに」
「なんか恥ずかしいんで。じゃ、俺はまたちょっとこれで。桜庭、弘明寺、あとそのご友人か。またな」
刀は海を促し、足早に去っていった。
(すてきな人ばかりですね。ブリジットのおかげでお友達が増えそう。図書館に来てみてよかったわ)
舞は新たにできた女友達の輪の中で、しばらく他愛もないおしゃべりに花を咲かせた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月30日
参加申し込みの期限
2013年07月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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