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終末救世主 ~夜は幻、閑かに開くもの~
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「真央ちゃんの猫色の脳細胞が囁くのだ……すべては雨が知っている、のだー」
子供用の戦隊ものの全身着ぐるみパジャマと雨合羽を用意していた真央は「馨一ちゃん」と早速調査に向かおうとするお子様へと声をかける。尊大な態度と子供らしさを兼ね備えた馨一は「何ぞ?」とこてりと首を傾げている。
出発の前に彼を護衛するメンバーは彼とある程度の『お約束』を交わしておかねばならないだろう。
それは、少年が『少年』である事と、詔子のように霊刀の加護を直に受けていない事――聞けば、
霊刀の加護は一族に掛かるが、霊刀を手にして居ないとあくまで守護に留まる
のだそうだ。
「わしには父上から頂いた一刀があるからな」と胸張った彼にサキリは「戦闘経験は?」と軽い調子で問い掛けた。
「戦闘経験……模擬戦であれば良く父上や師範と行うぞ。何、その際にも及第点は頂いて居る。獣とも互角に戦えるであろ!」
「年齢で侮るつもりはないけど、外の獣は強いんだろう? 大丈夫かい? 外で何が起こるかわからないんだ。……覚悟は?」
つきの言葉に馨一は一瞬不安げに彼女の許へと寄ったが「だ、大丈夫だ」と声を震わせている。無論、彼一人で戦う場面が出る事はないとサキリもつきも考えていた。
彼曰く『年齢にしては凄腕の剣士』たる少年には実践に慣れていない事からくる怯えがあるのであろう。蛇那伊は「気を引き締めていきましょう」と息をつく。
「それじゃあ、外に出る前に一つ行っておきたい場所があるんだけど、いい?」
「若しかして犬堂家の所有する――」
――
動物飼育庭園
。
一方で――
外の世界はじっとりと湿った空気が漂っていた。ぞろりと歩む獣たちの姿を見て、ギリギリの場所で腰掛けた瓢は深く息をつく。知性の低い個体は本物の獣の如く動物を狩っていた。
ぜ、ぜ、と肩で息をしながら彼は身体についた土を払いゆっくりと立ち上がる。独楽回しの素振りで竜巻を起こし何とか難を逃れる事が出来たのは僥倖だ。
「いかに強かろうとまっとうな体重の持ち主であればあっしの竜巻で、」
ケダモノと正面切って戦う事は必要ないと瓢は考えていた。結界と『外』のギリギリのラインで彼は獣が襲い来るようであれば、竜巻で結界内部に獣を押し込めて仕舞う事を考えた。
(街の方へと押し込めば結界の力で誰かが駆除してくれよう……)
それこそ、詔子達の様な夜になれば警備にあたる面々が相対して駆除するであろうと瓢は考えた。
命あっての物種。宗像の屋敷に一度戻る必要もないだろう。情報交換を行うよりも現状の自分が置かれた状況の方が奇特と言えば奇特なのだから。
「さて、獣にも知恵のある奴とない奴と様々だが殺害しか頭にない『獣』相手だと騙す楽しみもないねぇ」
ぞろりと歩き回る獣たちをぼんやりと見つめながら瓢は深く息を吐く。彼にとっての楽しみである狂言回しは知性の低い個体の前では何の効果も得られない事は前日の調査で良く分かっていた。
(言葉を介せないんじゃコミュニケーションも儘ならないものでねぇ)
深く息を吐いた時に彼の瞼に浮かび上がったのは瓢にとっても『異国』の気配を感じさせる神託の巫女の姿だった。
鮮やかな瞳色に、金の髪を持つ異国の娘。流浪の民と呼ばれ、この結界の外から来たミューシャ――
外から?
「あるかどうかはわからんが外でもある程度生きてられる人間が居るって訳だねぃ……」
外の様子は解らないと口を揃えて言う街の人間からは大した情報は得られないだろう。それならば、彼はゆっくりと立ち上がる。
流浪の民を探すのだ。此処よりも安全な街への案内を買って出て、味方に付ければ地獄の様な環境を生き抜いた屈強な戦士を仲間にすることが出来る。
流浪の民を受け入れるだけの食い扶持がある事は解らないが流浪の民そのものが居れば瓢の安全だって保障されるのだ。
「成程ねぃ……」
これは面白い話ではないか。
外の世界には獣以外の集落があって、その人々が何らかのカギを握っているかもしれない!
瓢の唇が釣り上がる。
行く当てがあるわけではない、只、外に踏み出すのだ。
彼と、その後出会う事となる面々は後程知ることになる――流浪の民がどのようなものであるのかを。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
日下部あやめ
前回シナリオ
終末救世主 ~寄る辺なき悪意と蒼い月~
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月09日
参加申し込みの期限
2017年10月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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