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欠けた世界と欠けたココロ
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光と柘榴は、
ロベルト・エメリヤノフ
を連れて再びリリーたちへの攻撃を行っていた。
攻撃能力も防御能力も持たないロベルトは、相変わらず岩陰で待機だ。
「何で毎回、僕を連れてくるんだろうか」
と、ロベルトはぼやいた。
光が腕を振り下ろすと、地面が炸裂した。半ば自棄のように――実際は、巧がいないことの八つ当たりだった――あちこちを壊していく。
花畑の数はどんどん減り、リリーたちの砦の周囲まで狭まっている。これ以上減れば、彼女たち
ヴァルキリー
はおろか、
コロボックル
さえも生きられなくなるだろう。
「そんなこと、させない!」
新田 樹
はサバイバルナイフを投げつけた。と、それが消え、次の瞬間、光の真後ろに現れる。
「え!?」
光の肩をナイフが貫く。樹は【箱庭(リトルガーデン)】でそれを回収し、距離を取った。
自分より小さな子供を傷つけることに、罪悪感がないわけではない。
だがリリーによれば、この子供の正体は、世界を滅ぼそうとする琥珀であるという。今はまだ幼いが、成長しきれば何をするか分からない。今でさえ、こうして自然を壊している。
だから樹は、目の前の人間が子供に見えるという事実を忘れることにした。
「お前、嫌いだ!」
空中にいた光が、一直線に降下してくる。樹はガスガンを抜き、引き金を引いた。
弾が光の顔の前で弾け飛んだ。樹は警棒を叩き付けようとし、光の腕に吹っ飛ばされる。
倒れる直前、樹は再びナイフを投げつけた。それが消えても、光は驚かなかった。背後に現れたナイフを弾き飛ばす。
その隙に樹は立ち上がり、距離を取った。ナイフを回収し、光を睨みつける。光もまた、憎しみの籠った目で樹を見つめた。
「どうしても、どちらかの世界を壊さなければ生きていけないのか?」
優木 遥斗
は柘榴に尋ねた。
ひゅう、と柘榴は口を鳴らした。
「そういやあ、そうだな。多分、そうだ」
「多分……?」
「何でそうなのかは知らねえ。けど、そうしなきゃいけないことだけは分かってる。十分だろ?」
つまり、遺伝子レベルで刷り込まれている、本能のようなものだろうか、と遥斗は考えた。
食欲や睡眠欲と同じぐらいの本能であれば、それは生きていく上で欠かすことは出来ない。少なくとも柘榴たちは、相手を滅ぼし、世界を壊し尽くすまでやめないだろう。
だがなぜ、と遥斗は考える。なぜ、相容れない二つの存在が同じ世界にいるのだろう? まして、柘榴や琥珀たちは後から現れている。
何かが引っ掛かる。
必然なのか。
それとも、イレギュラーなのか。
だが、考えている暇はない。
「そんなことより、楽しもうぜ!」
振り下ろした腕から炎が迸る。
遥斗はそれを避けようとも、【風の籠手】で振り払うこともせず、突っ込んだ。力いっぱい握った竹刀を、柘榴目掛けて打ち下ろす。
ビシリ! と立てられた音に、柘榴は顔をしかめた。折れることはないまでも、骨に相当響いたはずだ。
しかし柘榴は竹刀を掴むと、にやりと笑った。握ったところから炎が溢れ、竹刀を伝って遥斗に襲い掛かる。
「今のはいい攻撃だったぜ! 痛かった!」
遥斗は竹刀を捨てざるを得なかった。唯一の武器を。残るは己の拳のみ。だが、だからといって諦めるつもりもない。
その時だ。
「柘榴! 琥珀が大変だ!」
隠れていたロベルトが叫んだ。振り返った柘榴は、肩から血を流した光の姿を認めた。
「大将……!!」
ギリ、と歯噛みし、柘榴は走り出した。ロベルトは遥斗の方をちらりと見て頷くと、その後を追う。
光は血を流しながら、樹を「破壊」しようとしていた。それを柘榴が羽交い絞めにして止める。
「放せ!!」
「駄目だって大将! そんな怪我で力を使ったら、反動がやべえだろ!?」
「反対の手でやる!」
「放っておいたのがバレたら、俺が翡翠に殺されちまう! 後でいくらでもやれるから! な!? 行こうぜ!!」
悲しいかな、子供の体では力で柘榴に敵わない。光は渋々とそこから退却することにしたのだった。
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2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月25日
参加申し込みの期限
2017年10月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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