this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
欠けた世界と欠けたココロ
<< もどる
1
2
3
4
5
…
8
つぎへ >>
3
次は亮の番だった。武道は、何かあれば手刀を叩きこめるよう翡翠の背後に回る。
「なあ」
と、翡翠の前に立った亮は口を開いた。「俺達と組んでこの世界を守らないか?」
「守る?」
「そう。琥珀とか言う単細胞と組んでも仕方ないだろ。それに、この世界が壊れたらお前たちはどう過ごす? エネルギーの供給源や娯楽も無い、クソみたいな世界にして何の得がある?」
「貴様……!!」
「単細胞」の一言で、翡翠の怒りはあっという間に頂点に達した。今にも飛びかからん勢いだ。咄嗟に武道は手に力を込めた。
「今すぐ殺す! 貴様ら全員殺す!!」
縛り付けてあったからいいようなものの、そうでなければ一瞬で殺されていたかもしれない。
「頑なだな。仕方ない、お前を
リリー
たちに引き渡す。元々合流する予定だしな」
睨みつけていた翡翠だったが、
「やはり奴らの仲間か! くそ! さっさと始末しておけばよかったものを!」
と更に怒鳴る。ピシリ、と小さな音がしたのに武道は気づいた。何の音だろうか?
「俺たちの進行方向を見れば分かるだろ。お前はそんなことも分からないのか?」
「貴様!」
ピキピキ、と音が続いた。見れば、翡翠の全身が氷で覆われていく。
「まずいぞ!」
武道の忠告に、亮は翡翠の顔を殴ろうとした。が、触れた瞬間、亮の腕が凍り付いていく。
「うお!」
莉鳥が咄嗟に亮の服を引っ張った。勢い余り、亮も莉鳥も引っ繰り返る。
翡翠を拘束している服が凍り、パリンと音を立てて砕け散った。
「させるか!」
亮に襲い掛かろうとする翡翠の首筋を、武道は突いた。
その手が亮にかかる瞬間、翡翠はばったりと倒れる。
「危なかった……」
同じように凍り付いた手を摩りながら、武道は亮と莉鳥を見下ろした。
「大丈夫か?」
「何とか。……手も溶けそう。多分、動く」
「俺もだ。怒らせると、全身から冷気を発するとは思わなかった」
「……他も、似たようなものかもしれないわね」
と莉鳥。
全身から炎や毒を発している様を想像して、武道は軽く震えた。
「怒らせた甲斐はある。あっちの方にリリーたちはいるようだし」
「だといいんだけどな」
翡翠は否定もしなかったが、肯定もしなかった。今向かっている先にリリーたちがいるか分からないし、問題はそこに美咲紀がいないということだ。つまり、巧の治療が遅れる。
「翡翠をどうする?」
力いっぱい突いたため、十五分はこのままだ。目覚めれば、追いかけてくる可能性は大きい。
「もう一度拘束して、このままにしておきましょう」
と莉鳥は提案した。
恐ろしい敵とはいえ、命を取るのは躊躇われる。何より莉鳥たちは、不思議な能力を持っているとはいえ、ごく普通の高校生なのだ。
亮は他の人間の服を借り、翡翠を再び縛り上げた。こうすれば、少しは時間が稼げるはずだった。
そうして、辛うじて泣き止んだ巧を連れ、彼らはリリーを探してその場を離れたのだった。
ぱちりと音がしそうなぐらい勢いよく、目蓋が開いた。
とたん、覗き込んでいるいくつもの顔を見つけ、拓哉は慌てた。
「うわっ、何だ何だ!?」
拓哉の声に驚いたのか、彼らは蜘蛛の子を散らすように遠ざかった。
「……小人?」
幼稚園児ほどの大きさしかない彼らは、遠巻きに拓哉を見ている。
「あー悪い、ごめん、脅すつもりはなかった……」
小人たちは近づくことなく、何か言っている。だが、拓哉には一言も分からない。
「うわ、まずいぞ。言葉の分からない世界に来ちまったか……?」
拓哉は頭をがしがしと掻き、周囲を見回した。一面の花畑――だったらしい。あちこちに穴が開き、土が抉れ、花の燃えカスが落ちている。辛うじて、そうだったと分かる程度の名残だ。
小人たちは、身振り手振りを交えて相変わらず何か言っている。
その手の先を見て、建物らしきものを拓哉は確認した。
「――あっち行けってこと? サンキュー」
拓哉は礼を言ってさっさと歩き出した。
小人たちは慌てた。この場にリリーがいたら、きっと通訳してくれたはずだ。
――あっちには行くな、と。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
欠けた世界と欠けたココロ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
泉 楽
前回シナリオ
僕らの異世界戦争
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月25日
参加申し込みの期限
2017年10月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!