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【14】
叢雲団員を身体チェックし、地下への鍵を手に入れた。
『ほんとうに、ちかへいくの?』
小山内は心配そうに筆談で皆に問い掛けた。
「ボクは行く。ボスを倒してステージクリア! みんなも助けられるし、何でこんなことをしたのか、そのボスに聞いてみたいからねー?」
桜庭は心なしかワクワクしながらそう返した。
「人質を助けるためにも、ボスの真意を知るためにも、僕も地下へ行って戦うよ」
新井は赤い覆面を結び直して気合を入れる。
「私はどうしようかね? ふむ……、折角だ。私も行くとしよう。人命救助の最短の手段になりそうだし、何より愉快になりそうだ」
畑生は自分の知的好奇心を満たしつつ、施設内の人質解放に貢献すべく動くと決めた。
「俺も行こう。どうしても聞きたいことがあるんだ」
御剣も木刀を握る力が漲ってく。
志波たち拠点組は地下に行かず、南ゲートにいる仲間との合流を急ぐことにした。
「地下の制圧を目指すって……、うーん、物騒……。そこはさすがに警察に任せていいんじゃないかしら……?」
とはいえ、真横の赤い人が行くと言っている以上、霧切に選択肢の余地など最初からなかった。
「私も、行くわ……。でも、足引っ張らないように、極力みんなの指示に従ってるだけだけど」
はぁ、と溜息を吐きながら、新井の顔をちょっと覗く霧切。
(……この人だけは、私が傍にいて絶対に守ってあげなきゃ! 怖いけど、いざという時は、私のろっこんが働いてくれれば……!)
相手が『ひと』である以上、不発の恐れがあるのは分かっている。
慢心と言ってしまえばそれまでだ。
だが、自分がいなかったことで新井が傷付くなんてことは、前回の【憤怒】事件で充分懲りている。
「私、なーちゃん先輩――芽森先輩のことね?――のフリをしようと思う。まだ捕まってないんでしょう? だったら上手く利用できるかも知れないわ」
霧切は持参していたフード付きコートを被って顔を隠した。
「あ、何か七男っぽい!」
実際に対面(と言ってもその時も顔はよく視認できていなかったが)している桜庭が感嘆の声を上げた。
「ん、芽森先輩も菜々緒っていうんだっけ? ナナオ? 菜々緒? 七男? あれー?」
「桜庭さん、戻ってきて!」
桜庭の頭から煙が上がってるのを見て、慌てて黒依が彼女の肩を揺さぶった。
「あ、そういえば、なんで叢雲団員と同じ格好してるんだ?」
志波が地下組に問い掛ける。
確かに、各々が叢雲の戦闘服と全く同じ格好をしていた。
流石に小銃は危険と見たのか、誰一人携帯していなかったが、御剣だけ、背中に背負った竹刀袋から日本刀の柄が覗いていた。
「それはもちろん、道中のテロリストをぶん殴って追い剥ぎしてきたからだ」
堂々と、当たり前のように御剣は言ってのけた。
……方向性として、宇佐見と後木たちも同じような事をしていたが、彼らはここまで徹底するとは!
「おかげで仲間と思って近寄ってきたテロリストどもを殴り放題だった。多分、この施設内で元気なテロリストどもは、ピッチ内と地下にいるボスとその取り巻きだけだと思うぞ」
「刀くん、なにそれ、過激すぎィッ!!」
志波が驚きのあまり飛び上がり、李と黒依は顔を見合わし、紗乃恭は口元を抑えて目を見開き、犬神だけは「なんだよ、ちょっと残しておいてくれよ」と不満顔だった。
「小山内は……、無理するな。志波先輩、小山内のことをお願いします」
御剣は彼女の身を案じて、志波と一緒に脱出をするように小山内に勧める。
だが、小山内は首を横に振った。
『わたしもいく』
彼女の瞳に強い意志の光が輝く。
『かたなくんがいくなら わたしもいく』
『できることがあるなら かたなくんのちからになりたいから』
筆談の少女は、しっかりとした文字で自分の意思を伝えた。
(私は、刀くんのことが好きだから!)
喋れない彼女は、心の中で思いの丈を叫ぶ。
(正直怖い。そんな危険な場所に刀くんは行ってほしくない! でも、刀くんはやっぱり行くよね? 止めても絶対に行くよね? 自分のことよりも、誰かのためを考えて、いや、考える前に行動しちゃうから……!)
御剣の前に一歩踏み出し、小山内はじっと彼の顔を見上げる。
(だって、それが刀くんだもんね。いつも人助けばかりしているかっこいい男の子。そんな刀くんが、私は大好きだから……)
『いっしょに、いこ?』
思わず、彼女は恥ずかしさがこみ上げてきて、顔半分を隠しながら上目遣いでスケッチブックを掲げてしまった。
御剣はそれに対し、
「分かった。小山内のコイン投げ、アテにしてるからな」
と、頷きながら言った。
(これじゃない! 期待している答えはこれじゃない!)
小山内と御剣以外、叢雲団員も含めて心の中で総ツッコミをカマしていた。
小山内、ちょっと残念そう。
御剣は全くそれに気が付かない様子。
「刀くん、もしもこの事件が終わったら、ボクからありがたーいお説教があるから楽しみにしててね?」
「えっ」
桜庭の笑顔が、テロリストたちより恐ろしかった、と後日、御剣は回想することとなる。
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担当ゲームマスター
焼きスルメ
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怪人セブンの断罪
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月23日
参加申し込みの期限
2013年08月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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