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猫又の攻撃により戦闘不能者が出た。今まで以上に、場の空気は緊迫と騒然が一斉に混ざり合う。
「此方も命がかかっている……悪く思うなよ」
八神 修
は一際に瞳を鋭くさせて、片膝を突き手を木製のタイルが敷き詰められている床に手を置いた。
ろっこん“分解”──妖怪や死体の分解は不可能でも、床のタイルを床から分解し剥がしていけば、そこに座っている本体にダメージを狙えるのではないかという一手。
集中して、修はそれらを凝視する──発動条件を満たしたろっこんは、激しい接着剤との剥離音が響かせ、タイルを一斉に分解させた。
そのまま、猫又へ向かい霊体の下を潜り抜けて、座り込む本体ごと、タイルを弾き飛ばす。
「ニギャアッ!!」
どうやら、その場から本体が動かないのにも意味があったのか、猫又にかつてない悲鳴が上がった。
「タイルが散って……! これなら使えますわ!!」
猫又の本体と霊体を取り巻くように部屋に散乱した木のタイルを目にした
上下 左右
は、何かを思いついた様子で、所持していた杖の先端を強く打ち据えた。
瞬間、前衛が減ったことで、防戦となりつつあった庚が乗っていたタイルと、後衛に下がっていた左右の側にあるタイルが、派手な音を立ててぶつかり合った。
『物体同士の間隔を空ける、詰めることができる』左右のろっこん“Close to you”の力によって、不意の霊体による一撃を躱していた事に気づいた庚が、短く感謝を告げる。
「使えますわ!
必要な方はタイルに足を乗せてください! 移動、回避のサポート致しますわ!」
響き渡った左右の言葉に、その場のほぼ全員がタイルの位置を急ぎ確認する。
「任せてくださいな!」
それから、十秒と経つことはなく。猫又の霊体からの攻撃に対し、味方がほぼ避けるまでもなく、その一切が当たらなくなった。
前後はもちろん、離れすぎない斜めへの移動も、かけ声一つで左右は的確に、味方の行動を思考し算出し、ろっこんとしてはじき出す。
「ぎざまかぁ!!」
飛び交う掛け声。的確すぎる反応。
これは放置してはならない──猫又の霊体がしびれを切らし、前衛に立つ庚と刀の攻撃を放置したまま、皆の行動を一手に担っていた左右の元へと飛び込んできた。
「きゃっ!」
「危ない!!」
後ろで、円の様子を窺っていた
志波 武道
が、狙われた左右と猫又の霊体との間に割って飛び込んだ。
一撃を受ける代わりに、握りしめていた武道のお守りが蒸散する。併せて、霊体の片腕もついに維持できずに四散した。
「あいたた……左右ちゃん、大丈夫か!」
「はい、無事ですわ! お怪我は!?」
「……まずい、足をすりむいた……!」
軽傷だが、これでは俊敏な動きを取ることはままならない。左右がいる為、回避は問題ないとしても、この状態では本体を狙える自信が無い。武道は己の足を一睨みしてから、猫又の方へと目を向ける。
敵の回避が余裕となった今、
如月 庚
も改めて敵の姿を見やった。
向こうは片腕がなく、こちらも息が上がっている。どちらも疲労困憊を越している状況下──
その最中、先程から庚の目に留まるものがある。それは、今なら分かる白骨化したこの化け猫の『飼い主』の姿。
ただひたすらに猫又に向き合い続けた庚も、その裏を何となく理解する。
「志波先輩が動けねぇ。しかも、これだけ弱らせてもダメなら──やはり本体をやるつもりで狙うしか……?」
それは、猫又との可能な限りの対話を求めていた庚にとっては苦渋の決断だった。
しかし、相手も弱っているとはいえ、このままでは話し合いどころかこちらが敗北する可能性すらある。
──負ければ、誰一人助ける事すらままならない。
「……ッ、オラァッ!!」
庚は、最後の一撃とばかりに力を込めつつ、霊体の顔面を全力で殴り飛ばした。
その瞬間を狙い、
御剣 刀
も庚の攻撃に合わせて、駄目押しするように霊体へと寝子島神社で入手していた御札を貼り付ける。
破裂する札、絶叫する猫又。
これで終わりと思われた。だが、
全身から、煤のような黒い気体を吹き出し始めながら、それでも身体を動かそうとする霊体。その都度、増えていく気体の量。
「クケッ……
喰ろうて……喰ってや……」
未だ、猫又の口から紡がれる呪詛に──もう既に、この存在には未来がないことをその場の誰もが理解した。
「……」
対する庚も長期戦にもつれ込み、完全に力尽きる寸前で、本来の力を出し切れない。それでも肩で息をつき、前を見つめ拳を固め、次の拳を振りかざす。
刀も手にした刃を握り直す。
今ならば、ここまで来たこの状況ならば。
皆が力を尽くした今ならば、確実に隙を突ける。
「……これで」
刀は頭の中で『ガチンと激しく撃鉄が落ちる』様子をイメージした。次の瞬間、周囲の動きが相対的に止まるかの如く遅くなる。
「最後だ……!!」
ろっこん“加速”──進化能力により普段足を置けない空気を足場にして、刀は一気に駆け上がる。
そのまま、庚が霊体を残る僅かな力でありながらも、全身全霊で殴り飛ばし、霊体が本体からぶれた瞬間、
刀は猫又本体へと、その真上からずっと持っていた刃抜き刀を全力で振り下ろした──
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月18日
参加申し込みの期限
2017年08月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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