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NEKOJIMA GET BACK ユメユメ事変・後編
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■ユメユメ事変・アルファおよびエコー:アウトレットモール
オモチャやお菓子が人の形になって襲いかかるというこのフシギ現象。いかに夢とはいえ暴力的すぎる光景である。
「しかしそれも何らかの存在――存在Xによる干渉の結果だ。存在Xが無限のパワーとリソースを持っているのでない限り、必ずスタミナ切れを起こす」
寝子電スタジアムの出口を走り、道を塞ぐように現われる人形たちをライフルで破壊していていく
八神 修
。
椿 美咲紀
と前後を交代し、薙ぎ払うように道を切り開きながら外へと飛び出した。
「私たちの力にだって限界があるのです。きっと相手だってそれほど無限パワーじゃないはずなのです」
「その通りだ。もしののこを超越する存在であったならこんな回りくどい手段はとらない。回り道せざるをえないくらいにパワーに差がある存在だということ。10人のもれいびを相手にしているが、それ以上に被害が拡大していないということ。そこから導き出される回答は」
人形たちが自ら砕け散り、一つ一つのお菓子やオモチャになってどこかへ飛んでいく。
飛んでいったあれこれは、巨大な人型物体へとつぎあわさっていく。
「回答は?」
「『そろそろ限界が近い』、さ」
修と美咲紀は、早速巨大ユメユメへの対策を始めた。
アウトレットモールに(偶然にも)最も近かった修たちだが、あれだけ巨大な物体が現われた以上他の場所で戦っていた皆にも位置が伝わっていた。
「アニキ、なんかくっついちまいやしたぜ」
「あれ倒したら一点扱いか?」
「最後の一体だけ一千点ってのはどうです!」
「クイズ番組じゃねーんだからよ」
などと言いながら、
魚塚 源三
と
玖珂 新
の二人はアウトレットモールへとかけつけた。
見上げるほどの巨人が、駐車場にとめられている自動車を片っ端から踏みつぶしながら歩いている。
こちらを見つけると、大股に近寄ってきた。
「オイオイ……」
「何するつもりなんでしょうね」
「決まってんだろ。踏みつぶすんだよ」
「さっすがアニキ、巨人の考えもお見通しだ!」
などと言いながら、源三は巨人めがけてまっすぐダッシュし始めた。
「面白くなってきた! 俺が足止めしやす!」
後ろ手を振る源三。新はシニカルに笑った。
「面白さについちゃー同感だ。さて、出来れば顔面にぶっこんでやりてえが、丁度いい所は……っと」
一方、同時期に駆けつけた
朝鳥 さゆる
。
アウトレットモールの階段を駆け上がり、屋上駐車場へとやってきていた。
巨人はこちらに気づいていない。慎重に、自動車の影から影へうつるようにして接近していく。
巨人がアウトレットモールの建物に拳を叩き込んだ。
足下が崩れる感覚。がくんと傾く身体。しかしさゆるの反射神経はそれらを敏感にとらえ、計算し、的確に巨人へと飛びかかった。
身をさらし、空中でショットガンの狙いをつけ、連射。
反動の少ない銃とはいえ踏ん張りのきかない空中である。一度回転して更にもう一度連射。次の回転時は身体をまるめて着地。壊そうとした建物からの反撃に巨人は思わず距離をとる。
二歩、三歩。後じさり。
しかしその踵をひっかけるように、消火栓用のホースをぴんと張った
志波 武道
と美咲紀が待ち構えていた。
慌てたようなうなり声。ひっかかる踵。
腕をばたばたと振り回しバランスをとる巨人――の脳天に、
絹織 真由良
が降ってきた。
否、くろがねの人型ロボットフェノメノン。そのフリーフォールパンチである。
たまらず仰向けに転倒。
フェノメノンはごろごろと転がり、へし折れた電柱を担ぎ上げた。
空を見上げて手を振ると、
伊藤 美緒
が変じたとみられる美しい鷲が旋回飛行していた。
飛び降りてきたさゆると接近した修による包囲射撃。
それらを振り払うように腕を回して暴れると、巨人は急いで立ち上がった。
ただ暴れて立ち上がるというだけで周囲のものが粉砕し、飛び散っていく。
飛来するがれきを、フェノメノンと源三が盾になって防いだ。
ちらりと横目で互いを見合う。
丸太を担いだ源三と、電柱を担いだフェノメノン。
「あんたとは気が合いそうだ。タイミングを合わせられるか?」
「いいぜ、後ろから膝をぶん殴ってやる!」
二人の意図を読んで空から牽制攻撃をしかける美緒。
後ろに回った二人が攻撃態勢に入るその頃に、最も離れた位置にいた
屋敷野 梢
たちがやってきた。
「もう始まってるじゃないですか。楽しそうですねー」
梢はユメユメ巨人の頭上、鷲となった美緒の更に頭上、回る観覧車の上に腕組みをして立っていた。
観覧車の扉を開いた
如月 庚
が、巨人を見下ろした。
「こいつはいい。足下の連中もうまく誘導してくれてるみたいじゃねーか」
目を細めると、ちいさく武道の姿が見えた。
こちらにぱたぱたと手を振っている。
どうやら意図をさっして誘導してくれているらしい。ヘラヘラしているように見えて、注意深い男だ。
「夢のお忍びデートも佳境ってカンジですし、そろそろ邪魔者には退散してもらいましょうかねー」
梢は虫かごに入れていた蝶をひとつ放すと、フッと息を吹きかけた。
途端に乗用車に戻る蝶。
重力が重力らしく機能する。
そのボンネットに飛び乗り、庚は拳をこうこうと輝かせた。
「っしゃあ、行――」
「――くわよ!」
気づけば、横に美緒が同席していた。同席というか、ボンネットへの立ち乗りなのだが。
刀を大上段に振り上げる。
自動車の激突。
一瞬早く離脱していた二人のパンチと斬撃が同時に走り、巨人は大きく傾いた。
そこへ、フェノメノンと源三による巨大ポールスイングが炸裂。
ここまでの打撃を食らって倒れない人型物体などない。
大きく仰向けに傾いた、ところで……。
「とどめだ、デカブツ!」
観覧車のポール鉄骨を(メンテナンス用のはしごを使って)無理矢理登っていた新が、顔面めがけて飛びかかった。
握り込む拳。
ふくらむエネルギー。
鼻っ面へと叩き込まれたパンチが、巨人を崩壊させた。
大量のお菓子やオモチャの山となって崩れる身体。
ちょっとヤバいくらいの高さから落ちた三人を、組み立て式ベッドを片っ端から分解してマットレス部分だけくっつけた簡易クッションで受け止める修。
でもって、美咲紀が一輪のお花を持って舞うことで押さえきれないダメージを即座に回復させた。
「これで終わり、かな?」
武道が爽やかに汗をぬぐう。
まるで夢から目覚めるまえのように、ぼんやりと現実の肉体感覚が戻ってくる。ここへ来る前の状態へと戻るのだろう。
しかし修は口元に手を当て、深く考え込んでいるようだった。
「『ユメユメ』が神の力を求めてフツウの破壊をもくろんだ。それを俺たちが邪魔した。であれば、『ササヤキ』とはなんだ? 俺たちに力を与え、ユメユメの計画を遠回しに阻止した意図は……」
夢が覚めていく。
悪夢は終わっていく。
今日の騒動など、些細なトラブルとして日常の奔流に流されていくことだろう。
フツウを脅かす存在と、それを阻止しようとする存在。
その二つが彼らにとって無関係なままでいいるとは、思えないが。
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あとがき
担当マスター:
青空綿飴
ファンレターはマスターページから!
ごきげんよう! ユメユメ事変後編、いかがだったでしょうか。
これにて前編~後編にいたるユメユメ事変は完了するのですが、フツウを破壊しようとする『ユメユメ』とそれを阻止する『ササヤキ』はこれからも何かの形で皆さんに関わってくることでしょう。
皆さんの活躍がこれからもフツウの日常を守っていくその日に、またお会いしましょう。
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ブロンズシナリオ★(100)
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3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月14日
参加申し込みの期限
2017年08月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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