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遊びにいこう! 絶滅動物園
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【いたずら者、ロキール登場!(2)】
「絶滅していった動物たち……まさに、生命のロマン!」
うむっ! と
屋敷野 梢
は腕組みしながらうなずきます。
生物部部長の地位はダテではありません。この素晴らしい動物園を、彼女は心の底から楽しんでおりました。
「人の過ちで絶滅してしまった動物たち。進化の渦に巻き込まれて消えていった、カンブリア大爆発のヘンテコ生物たちとか、古代のシダ植物の原生林……巨大昆虫メガネウラも! あー、もーたまりませんよね~。ねー?」
「うんうんっ!」
ちなみに梢が終始かっくんかっくんと揺れているのは、
リプカ・ングルマ
が駆るヴェロキラプトルに2ケツしてるからです。
リプカはぷんすかと憤慨して言いました。
「こんなに楽しいところなのに、悪さして! みんなが食べられちゃったらどうするのっ!?」
「ひひひっ、知ったこっちゃないねえ!」
どどどどどっ。サイのようなエラスモテリウムの背中に乗っかった緑色の小人が、いかにも狡猾そうに彼女たちを笑います。
「いいかい? このロキール・エセップスさまの一番の楽しみは、お前たちみたいのがそうやって慌てふためいてるのを、安全なところで眺めることなのさ! っつーわけで、わしは高みの見物としゃれこむぜ。お先~っ」
「こらーっ、待ちなさーーーいっ!!」
ロキールのエラスモテリウムが加速して、ふたりの乗るラプトルは追い越されてしまいました。
「大変、このままじゃ見失っちゃうよ!」
「なるほど、なるほど。そういう態度ですか……ふっふっふ」
なにやらふっふっふ、静かに微笑む梢さん。
「それじゃー、挟み撃ちにしてやりましょー。私が先回りしますから、リプカちゃんはこのまま追いかけてくださいねー?」
「う、うんっ! 分かった!」
言うが早いか、梢はしゅぱっと蝶に変身!
ちょうどそこを通りがかったのは、70センチもある巨大トンボ、メガネウラです。梢はなんともカッコイイメガネウラさんの背中へちょこんとお邪魔すると、そのまま空高く舞い上がっていきました。
リプカはそれを見送ると前を見据えて、きりりっ! 眉を吊り上げます。
「よーしっ! 絶対つかまえてやるんだから! ラプちゃん、よろしくね?」
くわっと鳴いたラプトルをなでなで。地面に残るエラスモテリウムの足跡を、彼女は猛然と追いかけます。
(うーん。生物学者垂涎の動物園ですねーここは)
小さな蝶にも親切なメガネウラの背中につかまりながら、梢はあらためて思います。
あっちを見ても絶滅動物。こっちを見ても絶滅動物!
(……ここの動物たちの姿が流出しちゃうと、大問題ですよねー。今までの想像図や復元図がひっくり返っちゃうかも……うわー、あの恐竜ってホントはあんな姿だったんですねー!)
生物部部長としては、この光景を秘蔵の資料として記録しておきたいところですけれど……それ以上に梢は、すべての生命を尊ぶナチュラリスト。あくまで絶滅動物園を楽しみながらも、ひとまずその欲求はしまっておくことにします。
(さて、悪い人はどこへ行きましたかねー……おっと?)
空を飛ぶメガネウラから下を覗くと、温厚なシマウマの亜種、クァッガの群れを追い散らすように駆けるエラスモテリウム。背中にはちょこんと、緑色の小人が乗っかっているのが見えました。
てゆーかロキールはリラックスして、大きな背中の上に寝っ転がってくつろいでいます。鼻ほじりながら大あくびまでしています。
(ふふーん。どーやら、きつーいお仕置きが必要みたいですねー?)
後方から追いすがるリプカのラプトルを見つけると、梢は内心ふっふっふと黒い笑みを浮かべます。
「待あーーーてえーーーっ!!」
「うわ、もう来たのかよ!?」
ラプトルくんの頑張りで、エラスモテリウムのおしりはもうすぐそこ!
「ひっひひ、捕まってたまるかい! わしは安全なところで、動物どもが暴れまわるのを眺めて楽しむんだい!」
「そんなことさせないんだからっ! ラプちゃん、跳んで!」
リプカの声を合図に、ラプトルくんは大ジャンプ! 上空からロキールへ飛びかかります。
「おっとと! あぶねーな、ひひひっ」
あと一歩のところで、ロキールはひょいっとエラスモテリウムから飛び降りて、近くの湖に浮かぶ何かの生き物の背中へ。
ざばばばば……顔を見せたのは、ながーい首のプレシオサウルス!
「あーっ、ずるい!?」
「ひひひ、ずるいもんかね。作戦さぁ!」
水上へ逃げられてしまっては、さすがのラプトルくんも追いかけられません。
「うーっ、しょうがない! ラプちゃんはここで待っててね。リプカはこのまま水の上を……ちょっとごめんなさーいっ!」
ロキールを追って、リプカもまた何頭かいるプレシオサウルスの背中めがけて大ジャンプ、ぴょーんっ! キツネの要素を持つほしびとならではの身体能力は、こんなところでも役立ちました。
「プレちゃんお願い、あいつを追いかけて!」
「おいおい、ちょっとしつこいぜお嬢ちゃん!?」
「ぜーったい、逃がさないもんねっ!」
湖を横切りながら、しばしボートレースのような追いかけっこが続きます。プレシオさんたちはわりかしのんびり屋なので、はた目にはイマイチ、スピード感はありませんでしたけれど。
そうして一進一退、ゆるやかなデッドヒートが繰り広げられた後。
ロキールが一足先に向こう岸へたどり着こうとした……その時でした。
「よおし、到着っと。悪いねお嬢ちゃん、ひひひひひ! わしはお先に失礼させてもら……んん?」
「はいはい、そこまでですよーイタズラっ子さん!」
ばばん! 腕組み仁王立ちで待ち構えていたのは、梢さん!
後方から追いかけるリプカと、ばっちり挟み撃ちの構えです。
「動物たちの命をもてあそび、来園客たちを危険にさらそうとした罪は重いですよー?」
「ひひっ、だったらどーする気だい? わしをとっつかまえてお仕置きするかい? わしは素早いぜ~、捕まえられるかなぁ?」
「だいじょーぶ! ゼンゼン問題ありませーん」
ひらひらひら。一羽のキレイな蝶がどこからか飛んできて、梢の手のひらへすとんと降り立ちました。
「……へっ?」
目をひんむいたロキールの前で……ぽんっ! 蝶は一瞬にして、動物捕獲用ネットランチャーへと変身!
正しくはスタッフさんからレンタルした道具を、梢は蝶に変えて飛ばしていたのでした。
梢さん、にやーり!
「さーて、覚悟はいいですかねー?」
「あ、いや。よくない……カナ? まぁまぁ待ちなよお嬢ちゃんたち。ここはひとつ、わしと手を組むってなどーだい? 最高のショーをだね、いっしょに見物するっちゅーのは……」
「はーい聞く耳持ちませーん!」
しゅどんっ!!
「のわーーーっ!?」
ネットランチャーから発射された頑丈な網が一瞬にしてロキールを包み込み、彼はその勢いのままに吹っ飛んで、身動き取れないままぼちょんと湖へ落っこちました。
「がぼがぼがぼ……たたた、助けてー! おぼれる! おぼれる!! 死ぬっ、死ぬゥ!!」
「やっと捕まえた! これに懲りたら、悪さはやめなさいっ!」
ぶくぶく沈む寸前に、プレシオサウルスに乗ってすいーっとやってきたリプカが網を引っ張り上げて、彼は辛くも命拾いしたのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月10日
参加申し込みの期限
2017年08月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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