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遊びにいこう! 絶滅動物園
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【大迫力! 絶滅水族館(1)】
海岸エリアへやってくると、
仙藤 紫
と
仙藤 蒼
はカートから降りました。
どうやらこちらは、水族館になっているようです。
「あなただって、逃げろって言ってたじゃない。本物だって思ったからじゃないの?」
「あんな大きいのが追いかけてきたら、ロボットだろうが恐竜だろうが逃げるわよ。でもあれはやっぱり、ロボットよ!」
「そうかしら……」
姉妹は議論を戦わせつつ、その名も『絶滅水族館』へと足を踏み入れます。
あたりは深いブルーに染め上げられて、薄暗い中にはちゃぷちゃぷと静かな水音が響きます。
「あ……お姉ちゃん、見て!」
「ずいぶん大きな水槽ね。あら?」
「ステラーカイギュウだって! かわいいー!」
全長実に10メートル近い、大きくてでっぷりとしたジュゴンのような生き物の群れ。ステラーカイギュウたちがガラスの向こうで、姉妹を歓待するかのように踊っています。
人懐っこい彼らには、まだ絶滅動物園に懐疑的な蒼もガラスへぴったり手をくっつけて見入ってしまいました。
「この子たちもロボットなの? 蒼」
「え、ええ? うーん……確かにこの可愛らしさは、機械とはとても思えな……、!?」
ごごごごごん! 水槽をびりびり震わせるほどの衝撃をともないながら、目の前を巨大な何かがとおり過ぎていきます。
「ででででで、でっかい!?」
「えー、愛らしいカイギュウたちの向こうに見えますのは、モササウルスでございます。体長は最大で18メートルにもなりまして、水棲生物としては史上最強の捕食者とされ……」
いつの間にやら隣で解説しているガイドのお姉さんの声を聞きながら、蒼はぽかんと口を開けました。
「……あれもロボットかしら? 蒼」
「ほ、本物……なの!?」
古代生物といえば、巨大水棲生物ですよ!
といった持論に従って、
椿 美咲紀
も絶滅水族館を訪れております。
「ほほえほえ! よよよ、予想以上に大きいのです……!?」
圧巻すぎるモササウルスの巨体が目の前の海中でくねるのを目撃して、美咲紀もまた口ぽっかーん!
持論はさておき彼女、実は絶滅動物の知識はそんなにありません。むかーしむかしに図鑑で見たっきりです。
でも大丈夫! お隣に歩く図鑑のようなこの方、
八神 修
さんがおりますもので。
「シュ、シュー君! ヤバイのです! こんなのがいたら人間は海から断絶してしまうのです、とって食われてしまうですよ!」
「確かに、身体的に劣る人間はひと飲みにされてしまうだろうな。こんなふうに」
がばあー。ぱくん! と修が両手のひらでかぶりつく様子を再現してみせますと、美咲紀はきゃあきゃあ言って喜びます。
「おっ。八神、あれはなんだ?」
尋ねたのは
新田 亮
です。知り合いのよしみで、先ほどからふたりに同行しています。
「あれはメガロドンだな。ムカシホホジロザメとも呼ばれてるな」
「メガロドン……サメならテレビでイヤになるほど見てるが、これほど大きいのは初めてだな」
「ちょ、ちょっと大きすぎません!?」
「実際、巨大化しすぎたために遊泳能力には難があったという説もある。でもあんなに巨大なサメが機敏に獲物を捕食する様は、確かにロマンだよな」
などと淡々と解説してくれる修ですけれど、これでもいちいち感動していたりします。オーバーアクション気味な美咲紀に隠れがちながら、彼は動物全般大好きでありました。
亮はとんでもなく大きなメガロドンの勇姿を眺めて感嘆の声を漏らすと同時に、ちょっぴり考え込んでしまいます。
「コイツはすごいな。すごすぎてどうも、自分がひどく小さい存在のようにも思えてしまうな……」
「いいや、あちらが大きいのさ。人間の営みだって大したものだよ。大自然の驚異にはちょっとかなわないけどな」
「ううむ。なるほど、確かにな」
なんとなくフクザツな想いを抱きつつ、亮は海の向こうを見つめました。
美咲紀は、目の前を悠々と泳ぐモササウルス、それに向こうからやってきたプレシオサウルスにイクチオサウルスなんかを眺めて、首をかしげます。
「そういえば、この海竜たちは卵で生まれるですか? どんな卵なのかなぁ、ものすごくおっきな卵なのかなぁ」
「いや、多くの魚竜は胎生か卵胎生であったと考えられてるんだ。つまり、体内で子どもをある程度の大きさまで育ててから産み落とすわけだな。だから卵は産まないんだよ」
「ほえええ、そーなのですか! シュー君は恐竜にも詳しいんですねえ」
「恐竜という括りはあくまで『陸棲の直立歩行をする爬虫類』を差すから、魚竜は分類上恐竜とは呼べないな。関係性のない全く別系統の生き物が環境に適応した結果ごく似通った特色を備えるのを収斂進化といって、魚竜たちが恐竜に似ているのは彼らが陸棲から海棲へと進化したからだが、海中を高速で泳ぐこの能力はむしろイルカ類やサメ類に似た収斂の結果であって……」
「ほえほえ……あっ」
修の深くて広い雑学はとどまることを知らず、気付くと解説の機会を逸したガイドのお姉さんがちょっぴり寂しそうにしているのを、美咲紀は見つけてしまったりしました。
「こんにちは……カイギュウさん」
ステラーカイギュウたちの水槽の前で、
遠野 まほろ
はほんわかと微笑みながら手をふりふり。
カイギュウが人を恐れない温厚なタチであるからこそ彼らは絶滅に追い込まれてしまったわけですけれど、少なくともこの絶滅動物園の中では、彼らはのびのびと自由気ままに過ごすことができました。
「海って……すごいなぁ」
手を振りながら、まほろは海の向こうを見つめます。
人間も遠い遠い昔、海からやってきた生物から進化したのだといいます。つまり人間もまた、海からやってきたと言えなくもありません。
なんだかそんなおぼろげな知識が真実として胸に迫ってくるような、あまりにも広くて深い青に、まほろは圧倒されてしまったようです。カイギュウたちが行ってしまっても、まほろはしばしそうして海を眺めておりました。
「八神、向こうでプレシオサウルスショーというのをやるらしいぞ」
「へえ、それは興味深いな。行ってみるか」
ぼーっとしていたら、なんだか楽しそうな、そして聞いたことのある声が聞こえてきます。
「行きましょう行きましょう、私も見たいのですー。あ! 遠野さんなのです!」
「こんにちは、椿さん、八神君……」
声は友人の修に美咲紀でした。隣では亮も小さく笑みを浮かべています。
「あちらでショーをやるようだ。遠野もいっしょに行くか?」
「……うん!」
にっこり微笑んで、まほろは彼らに同行することにしました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月10日
参加申し込みの期限
2017年08月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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