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遊びにいこう! 絶滅動物園
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【見どころ満点! 絶滅サファリパーク(2)】
「時々、異世界に繋がることがありますからね。寝子島は」
ひとり用カートを走らせながら、
アーサー・T・シートン
はふむ、とうなずきます。
「あるいはここも、そういった別の世界に存在しているのかも……ああ、これはすごいな」
いちおーそんなふうには理屈付けながら、アーサーは絶滅動物園を楽しんでいます。
なにしろ彼は本職の動物園職員でありまして、獣医にして飼育員でもあるのです。こんな不思議な動物園には、興味を惹かれずにはいられません。
「あれは……恐鳥ディアトリマ! あちらは、原牛オーロックスでしょうか?」
巨大なクチバシを持つ大きな鳥が、とっとっとっ。軽やかに草原を走り抜けていきます。その向こうにはきらきらと水面を輝かせる湖が広がっていて、これまたバカでっかい牛が群れをつくり水を飲んでいます。
アーサーは恐竜にはさほど詳しくはないものの、比較的近代に絶滅した動物たちの知識にはいくらか持ち合わせがありました。
「ああ、あれはジャワトラに……バリトラ。カスピトラまで……」
少しずつ特徴の異なるトラたちが、岩場の上に寝そべり日向ぼっこをしています。
もちろんいずれも、すでに絶滅してしまった動物たちです。そして原因はさまざまではありながら、その多くには人間がかかわっているのです。
「悲しいことですが……」
もし人間がもう少し早く過ちに気づいていたら、あの虎たちを自分が動物園でお世話する……なんてことだって、あったかもしれません。
そんなふうに思うと、アーサーはちょっぴり不思議な気分になってしまうのでした。
「……おや?」
ふと。アーサーは、岩場の一角へぽっかりと開いた空間にどうにも奇妙な光景を見つけて、首をひねりました。
「あれはまさか……ネアンデルタール人?」
『MMR(萌ミステリーリポート)』!
鬼河内 萌
の尽きない探求心は、本日こうして絶滅動物園なる場所へ足を踏み入れるにあたり、ますますたぎっておりました。
「『人跡未踏の密林に化石人類が実在した!?』……じゃなかった。『寝子島の絶滅動物園に化石人類が実在した!?』って噂を確かめるため、MMR出動ーっ! だよ☆」
ぴこぴことポニーテールの上で揺れる大きなリボンを向かい風にはためかせながら、萌はぶおーっとカートを走らせます。
「絶滅した動物たちがいるなら、『絶滅したヒト科』だっているはずだもんね。アウストラロピテクスにネアンデール人、クロマニヨン人……北京原人!」
萌は考えたのです。彼ら最古の人類たちにひと目会うことはできないものか?
あわよくば、お近づきになることはできないものか……!? と!
そんなわけで彼らの住居や生活の痕跡を求めて、絶滅サファリパーク内をずずいっと隈なく探すことしばし。
「……あーっ! いたっ♪」
「!?」
突如現れたピンクのリボンふりふりな萌にびっくりしてのけぞる、彼らはまさしく毛深いネアンデルタール人!
「……○×△□?」
「▽×!! ◎¥#!?」
「%◇☆Θーっ!!」
「う、うわぁ。なに言ってるのか全然分からないや……」
言葉は分かりませんけれど、槍やら棍棒やらを持ち出して萌へと突き出したところを見るに、警戒しているようです。
けれど萌、慌てません。
事前準備はばっちりなのです。出がけにはちゃあんと、Nyakipedia(にゃき)だって覗いてきました。
「こんにちはー、はいっこれ! 差し入れだよっ。みんなで食べてね☆」
「☆◇? ☆◇□!」
「△○∴ー♪」
萌が差し出したのは、おナベにいっぱいのほかほかカレー!
ではなくて、果物の詰め合わせでした。さすがにカレーはやめときました、彼らが激辛カレーの刺激的な味に慣れているとはとても思えませんもので。
古代人たちは果物を喜んでくれたようで、槍や棍棒をそこらに放りだし、リンゴにミカン、ナシにイチゴなどなどの瑞々しいフルーツへかぶりつき始めます。
「☆◇Ξ□♪ △○! △○!」
「え? わっ、ボクもいいの? やったぁ♪」
たき火を囲んでお食事中だったらしいネアンデルな皆さんへデザートを運んできた気の良い客人として、萌は宴に招かれることとなったのでした。
そんなわけでアーサーが目撃したのは、宴もたけなわとなり、やたらにフレンドリーな彼らと萌がいっしょに写メってるところだったりしました。
「これはまた……なんだか楽しそうですね」
「あっ、いらっしゃーい! いっしょに写る?」
にこやか上機嫌な萌が言うと、いかめしいネアンデルのおじさんも、おう良く来たな、お前もいっしょにどうだ? ほら、遠慮しないでこいよ! なんて言ってるかのように、アーサーをしきりに手招きしてくれます。
少しばかり警戒していたアーサーも、
「ネアンデルタール人は、もっと恐ろしい人たちかと思っていましたが……そうですね。では、お言葉に甘えて」
「うんうん! こっちこっちっ」
「◎☆□○っ」
スマホのカメラ機能のタイマーをセットしたら、真ん中にアーサー、隣にネアンデルおじさんと萌。そのまわりに、おじさんの家族たちがずらりと並びます。
と、その時。
「こ、これは……!」
「うわぁ、トラだよ!?」
なんとびっくり。アーサーが先ほど見かけたジャワトラ、バリトラ、カスピトラ……何頭ものトラたちがのそりとやってきて、彼らの周りに寝そべったではありませんか!
「☆□!」
ネアンデルおじさん、親指を立ててにかっと笑います。こいつはサービスだぜ! みたいなカンジで。あなたホントに古代人ですか……?
「はは。なんにしても、貴重な経験であることには変わりありませんね」
「ビックリだよね。でも楽しいなっ☆」
パシャリ!
写真はふたりにとって、きっと心に残る思い出となったことでしょう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月10日
参加申し込みの期限
2017年08月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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