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【いたずら者、ロキール登場!(2)】
真下に見えるのは、まるでミニチュアのような森と平原。豆粒みたいな絶滅動物たちの群れ。
「うわぁぁぁ……! こんなに大きな鳥が飛んじゃうなんて。ちょっと感動……!」
「おお。なるほど、君は大した鳥だね」
感嘆の言葉を漏らした
新田 樹
と
旅鴉 月詠
の姿は、空の上にありました。
ぴいっと鋭くひと鳴きしたのは、アルゲンタヴィス! 翼長7~8メートルにも達する、知られている限りでは史上最大の猛禽類です。
騎乗動物として慣らされたこのアルゲンタヴィスの背中にまたがり、ふたりはティラノサウルス・てっちゃんの行方を空から追っています。
「うーん、フワフワして気持ちいい……」
樹はもふっとした羽毛に顔を埋めてすりすり。
「そういえば、ティラノサウルスにも羽毛が生えているという説があったなぁ」
「えっ、そうなんですか?」
月詠の言葉に、樹ががばっと顔を上げました。
あの恐竜たちの王者、ティラノサウルスがふっさふさのふっかふかだったなんて、ちょっと信じられません。
「彼らは鳥類から進化したというのがもっぱらの定説でね。ティラノサウルス上科に属するごく原始的な恐竜に羽毛の痕跡が発見されたことで、ティラノサウルスにも羽毛があったのでは、という説が広まったのだよ。もっとも研究とは日々進むもので、覆されることもまた日常茶飯事だからね。最近ではティラノサウルス羽毛説も下火のようだ」
「へぇぇ……あっ、いた! あそこです!」
なんて話をしている間に、樹はてっちゃんの姿を見つけたようです。月詠も眼下を覗き込むと、皮がむけたような山すその岩肌を歩く、頭にバッテンのあるティラノサウルスの姿が見えました。彼の歩く先には、木造りのコテージがいくつか並んでいます。カートが止めてあるのを見ると、宿泊者がいるようです。
「では、作戦開始といこうか」
「りょうかい!」
樹が手綱を動かして合図すると、アルゲンタヴィスはひと鳴きして高度を下げていきました。
ティラノサウルスの誘導、捕獲だなんて。いかに月詠がベテランで樹が身体能力に優れていたとしても、生身ではちょっとキビシイものがあります。
そこで彼女たちは、ガイドさんからアルゲンタヴィスとともに、諸々の必要な道具をお借りすることにしました。
「どれ、私がホイッスルを使おうか。君は匂い玉のほうを頼むよ」
「分かりました! いきますよーっ」
コテージの上をぐいーんっと急旋回、前方にてっちゃんをとらえると、滑空しながら近づきます。
「ふむ。突然檻から出されてビックリしている、というところかな。オロオロしているように見えるね。では、これならどうかな?」
ピヨピヨピーヨ! 月詠が空から吹き鳴らした笛は、飼育員がいつもてっちゃんのしつけに使っているというホイッスルです。
笛を吹くと、コテージへ向かってずんずん直進していたてっちゃんが上を向き、ぎゃおんと鳴いて口を開け、がちんと噛みつくそぶりを見せました。ティラノサウルスにはプレデター(捕食者)説とスカベンジャー(腐肉食者)説があり、今でもはっきりとした結論は出ていないそうですけれど、少なくとも園内のティラノサウルスたちは前者であるようです。
月詠はさらにバケツから生肉を取り出して投下し、てっちゃんの気を引きます。大きなティラノサウルスに対してお肉は少々小さすぎましたけれど、ともかく月詠たちに興味を持たせることはできたようです。
「よしよし。次は君の番だ」
「うわーっ、これが本物のティラノサウルスかぁ! 映画よりずっと迫力あるなぁ」
興奮することしきりな樹は、いつの間にやらビデオカメラでてっちゃんを間近に撮影していたりしました。アルゲンタヴィスくんもサービス満点、いい具合にてっちゃんの周りを旋回してくれるもので、なんともこれが迫力ある映像になりそうです。
とはいえ今は作戦中であるからして、月詠は彼女の肩をつつんっと突っつき、
「君。君」
「おっと!? そうだったそうだった。匂い玉、いきまーす!」
あくまでカメラは手放さないまま、樹はピンク色の野球ボール大の玉を取り出して、コテージの反対方向に投げました。園内の動物たちがおおむね好むという良い匂いを発する玉が、てんてんと山すそを転がり、森の中へ飛び込みます。
てっちゃんはぐおんと鳴いて反転し、玉を追いかけ始めました。彼もまた、匂い玉の香りが大好きであるようです。
「食い付いた! あとはこのまま、私のろっこんで玉を瞬間移動させながら誘導ですね」
樹のろっこんは便利でして、物を任意の場所にワープさせることができました。匂い玉をばびゅんと瞬間移動させるたび、てっちゃんはふがっ? と不思議そうな声を上げながらも、けなげにそれを追いかけていきます。
「うん、上々だ。彼にはこのままちょっとした散歩気分を楽しんでもらおう。歩いているうちに疲れてくるだろうしね」
「はいっ!」
お見事! つつがなく鮮やかな手順で、ふたりはティラノサウルスのてっちゃんを誘導することに成功したのでした。あとはこのまま園内をのんびり歩かせて、疲れた頃に檻へと送り届けてあげるだけです。
樹の上げた手に、月詠はぱちりと手のひらを合わせて、ハイタッチ!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月10日
参加申し込みの期限
2017年08月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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