this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ラブ☆部活&同好会デー
<< もどる
1
…
35
36
37
38
39
…
50
つぎへ >>
グラウンドの一角でサッカー部の体験入部が行われようとしていた。
熱血漢を地でいく
工藤 耀
が大きな声で注意を促す。
「体験入部だからってストレッチをいい加減にするとケガするぞ! そこ、もう少しアキレス腱を伸ばしておけよ!」
「わかりました!」
一年生と思われる男子が威勢の良い声で言った。その遣り取りで活が入る。生徒達は入念なストレッチを行なった。
その中には女子の
仙藤 蒼
の姿もあった。手首や足首を回しながらコーンやキックターゲット用の道具に目を留める。
「よし、そこまで! じゃあ、あとは遣りたいものを選んでくれればいいぜ。担当の部員がいるから説明を聞いて楽しんでくれよな! 俺は鳥籠とコーンドリブルの担当だ! 参加賞の他に優秀な者には、そうだな。ジュース奢ってやるぜ!」
その提案を生徒達は歓声で受け入れた。
耀はサッカーボールでリフティングをする。そこに生徒達が集まってきた。
「よく来たな! 俺は鳥籠の担当だ。説明は信彦に任せるぜ」
「引き受けたよ、アカルくん! ということで俺が説明するよ」
八十八旗 信彦
が生徒達を見回す。蒼と目が合った。
「肝心なことを忘れていたよ。可愛い女性には手取り足取りで教えるよ」
「はい、はい」
蒼は笑い顔で速やかに流した。信彦はにこやかに笑って説明を続ける。
「鳥籠はサッカー部員が輪になった状態でパスを回す。中にいる体験者の一人がパスカットすれば勝ちってことだね」
「そのルールに追加だ。実力に合わせて人数を増やしてもいいぜ」
その提案を生徒達は喜んで受け入れた。
「制限時間は五分だ。信彦にタイムを計って貰う」
「任せてよ」
信彦はスマートフォンを颯爽と取り出した。片手で操作してストップウォッチの機能を画面に表示させる。
鳥籠には
七葵 冬馬
と
六月一日宮 檸檬
の二人も参加した。正三角形の形となり、最初の挑戦者を迎える。
男子は名乗った。二年のサッカー経験があることを伝えた。
「じゃあ、始めるよ」
信彦はスマートフォンの画面を見たまま、スタート! と声を上げた。
男子は走り出す。耀の足元にあるボールに足を伸ばす。軽く上に蹴り上げて避けたと同時にボレーシュートに繋げた。
「ナイスシュートだ!」
冬馬は胸でトラップした。下に落として男子を引き付ける。ギリギリまで接近を許し、アウトサイドキックで檸檬にパスを出した。
「良いタイミングだな!」
檸檬はすぐにパスを回さなかった。男子に背を向けた姿でキープする。
「足の動きに惑わされるなよ! もっとチャージを厳しくいっても良いんだからな」
ヒントを口にしながらもボールを奪われないようにボールを動かす。最後はトーキックで鋭いパスを冬馬に返した。
「行くぜ!」
転がってきたボールをインサイドキックで即座に耀に回す。
男子はボールに翻弄された。足の動きが極端に鈍くなって時間切れとなった。
耀は参加賞の袋を手にした。チョコレートと飴が入っていて、同封されたメッセージカードには『楽しくサッカーやろうぜ』と書き殴られていた。
「動きは悪くなかったがスタミナに問題があるな。入部したら、そこを重点的に鍛えてやるぜ!」
「ありがとう、ございました」
男子は荒い息を呑み込んで一礼した。
「次は私、いいかな?」
蒼が挑戦者として鳥籠の中に入ってきた。中学生の制服に耀は目を留めたが何も言わなかった。
「サッカーの経験はあるのか?」
「サッカーゲームではエースストライカーよ。遣り込み系が好きだし、アクションもやるわ」
「初心者ってことだな! 人数を増やしてやろうか? ボールを奪えたら全員が勝ちでいいぜ」
「言ったよね? アクションもやるって」
耀は檸檬にボールを回した。
「スタートだよ」
信彦はスマートフォンを見て言った。
檸檬はボールを持った状態でドリブルを始める。緩急を加えた動きで小さい円を描く。
蒼はのんびりした動作でボールを追い掛ける。パスを出されても変化はなく、ゆっくりと後を追う。
三人は不審に思いながらもボールを回した。蒼は信彦に横目をやる。気付いて一本の指を立てた。残りは一分と読み取れる。
時間切れが迫る中、蒼の動きは遅いままであった。冬馬のボールにだらだらと向かう。
「女子にはちょっと厳しかったかなー」
足の甲でリフティングをしている。蒼との距離が一メートルくらいになるとボールを地面に落とした。
瞬間、蒼は走り出した。今までにない速度に周囲がざわつく。遅い動きにすっかり目を慣らされていて僅かに反応が遅れた。
耀に出したパスは蒼の伸ばした靴先に当たった。軌道が大きく外れたがパスカットにはならなかった。
「やるじゃねえか!」
耀が追い掛けてボールをキープした。そこで時間切れとなった。
「あー、もう少しだったのに!」
蒼は悔しそうに腕を振る。冬馬は耀を見て笑顔で頷いた。
「そうだな。ボールに触れることが出来たんだ! 初心者だし、パスカットくらいの成果として認めてやる! 好きなジュースを折ってやるぜ!」
「俺からは駄菓子の詰め合わせをプレゼントだ。メッセージカードも読んでくれよな!」
「やったー、これで鳥籠、攻略だね!」
落ち込みは一瞬で吹き飛ばされ、蒼は子供らしい笑顔を見せた。
引き続き、鳥籠は行われた。並行してコーンの間を縫うようにして行うドリブルも始まった。檸檬の出したタイムを抜くとささやかな景品が贈られるというものだった。
引き続き、時間の計測は信彦が担当した。コーンに触れると一秒のペナルティが課せられる。冬馬が判定することに決まった。
「大きく蹴り過ぎだ! もっとボールの切り返しは早くに!」
冬馬は声援を送るように声を張り上げた。
ゴールポストの前にキックターゲット用のベニヤ板が置かれた。六枚のパネルがある。
ゲームを取り仕切るのは檸檬であった。
「パネルは六つで蹴る回数も同じ! シンプルにやるからな! 俺よりも多くパネルを落とせたら、レモン系のお菓子とリストバンドをプレゼントするぜ!」
「どうやって蹴ったらいいの?」
蒼は見つけたサッカーボールに靴で触れる。
「こうかな。靴の先っぽとか?」
「コントロール重視でいくなら、インサイドキックだな。足の内側の真ん中くらいで蹴るんだ。こんな感じで」
檸檬は実際にボールを蹴った。真っ直ぐに飛んで二と書かれたパネルを落とした。
「内側で蹴ればいいのね」
試すかのように足を動かす。試しに何回かボールを蹴って身体に動きを覚えさせた。
「私から蹴らせてね」
「いいぞ、楽しんで蹴ってくれよな!」
檸檬はキックターゲットの横の方に目立たないようにしゃがんだ。
「自分のタイミングで始めていいからな」
「わかったわ」
蒼はパネルの位置を見てボールに目を移す。軽い助走からインサイドキックで蹴った。下段の四のパネルを打ち抜いた。狙いが違ったのか。不満そうな顔で足の角度を気に掛ける。
出だしは快調で五枚のパネルを連続で落とした。後半は失敗を重ねて上段の三が残った。
「優秀じゃないか。だけどな、俺は本気でやらせて貰うぜ!」
檸檬はサッカーボールを置いた。数歩、後ろに下がる。
「前に見たキックターゲットは、落とす番号を宣言してたよねー」
「も、もちろん、俺だってそのつもりだって! そうだな、一から行くか!」
パネルとボールを交互に見て檸檬はインサイドキックで蹴った。ボールは緩やかに飛んで宣言通り、上段の一を落とした。
「ま、こんなもんだぜ」
「さすがはサッカー部って感じね」
蒼の言葉に気を良くした檸檬は宣言を続けた。下段の四を落とし、上段の二を狙って三に当たった。
「こんなこともあるって」
恥ずかしそうに言って下段の五を狙う。ボールに僅かな回転が掛かって横の四の穴を虚しく通過した。
気分転換を図って下段の六を打ち抜いた。
檸檬はサッカーボールを置いた。中央の上段と下段が残った。
「わざと真ん中を残した?」
「そんなに器用じゃねーよ」
少し強張った表情で檸檬は蹴った。ボールは中央に飛んだ。上段の二と下段の五の間に当たって跳ね返された。
「真ん中すぎなんだよっ!」
怒鳴った檸檬は息を整える。転がってきたボールを足で受けて指定の位置に転がす。
「絶対に負けねー。最低でも並ぶぜ!」
黄金の目に闘志を燃やし、ゆっくりと後ろに下がる。助走の距離を広げて臨む。
蒼は見計らったかのように口にした。
「バナナシュートが見たいなー」
その声に檸檬の目が微かに動く。蒼は目を合わせない。気付いていないという風に足元を見ていた。
檸檬は踏み出した。アウトサイドキックでボールに回転を掛ける。
「これでどうだ!」
山なりのボールは上段の一の位置から曲がり始める。急激な弧を描き、二を掠めて三に吸い込まれた。
「うわー、やっちまったー!」
「バナナシュート作戦大成功よ!」
撥ね跳んで喜ぶ蒼に檸檬は、マジかよー、と失意の声を漏らす。
結果は出た。負けを認めて檸檬はお菓子とリストバンドを贈った。
「ありがとう。こんなゲームも楽しいね!」
「本当に部活は楽しいんだからな!」
檸檬は熱の籠った語り口で合宿の話を始めた。仲間との山道での競争や自らの短所を克服する練習メニュー等を聞かせた。
「でも、厳しいだけじゃないぞ。遊び心が大切なんだぜ!」
デザートを賭けた戦いを面白おかしく語った。蒼は笑みを浮かべて聞いていた。
「わかってくれたよな。サッカーは楽しいって!」
「わかったけど、入部は先だし、入ってもマネージャーになるよ。女子だからね」
「あー、そうだった!」
話に夢中になってすっかり忘れていたらしい。檸檬の名前でありながら顔を林檎のように真っ赤にさせた。
グラウンドにハードルが並べられた。短距離と長距離を想定した白線が引かれていた。走り幅跳び用には制服の生徒に配慮して薄いマットを利用する。走り高跳びの道具も一式揃えられて体験入部の生徒を待つだけの状態となった。尽力した副部長の
桐野 正也
はフェンスに凭れて束の間の休憩を堪能するように目を閉じていた。
瞼が薄っすらと開く。陸上部員達が談笑しながら戻ってきた。多くの生徒達を引き連れていた。
「期待通りだな」
他の部員と同じように笑みが浮かんだ。
<< もどる
1
…
35
36
37
38
39
…
50
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ラブ☆部活&同好会デー
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
85人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月13日
参加申し込みの期限
2017年08月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!