this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ラブ☆部活&同好会デー
<< もどる
1
…
11
12
13
14
15
…
50
つぎへ >>
高梨 彩葉
は真っ先に家庭科室へと向かった。冷蔵庫からお菓子の家を慎重に取り出す。脆そうな部分を指の腹で押して確かめる。
「大丈夫だね」
陽気に頭を左右に振る。前髪に隠れていた青い瞳が無邪気に笑っていた。
お菓子の家は銀色の丸いトレイに載せられた。同色の丸い蓋をして運び出す。
「慌てなくていいから。ゆっくりと、安全に……」
次第に口数が少なくなる。少し背を丸めて歩く。
彩葉は北校舎を出た。初々しい姿の生徒達が通り過ぎていく。
「焦らないでいいから」
口にしながらも足は速くなる。正門に連なる道に出た瞬間、彩葉の身体は小刻みに震えた。口角が上がり、笑顔となった。
勧誘の声が入り乱れる。中央に集まる生徒達を左右に分かれて懸命に呼び掛けていた。その太い流れに突っ込んでいく猛者もいた。
――明里ちゃんの作ったお菓子の家で私も頑張るよ!
彩葉は生徒達の流れに食い込んでトレイの蓋を一気に開ける。片足を前に出して見得を切るような姿となった。
「あいや、待たれい! そこにおられる皆々様、お菓子に興味はありませぬか!」
製菓部らしく、おかしな口調で捲し立てるのであった。
一条 紗矢香
は左右を見ながらの歩みを続けている。勧誘の声はするものの、直接、呼び止める者はいなかった。
体形はほっそりとしている。セミロングの髪は艶やかで黒い。白い肌に赤い瞳が際立つ。妖艶な雰囲気を全身に纏い、揺らめくような姿で歩いていた。
僅かに表情が動く。
――三学期に転校してきたせいで、部活に入るタイミングを逃したのよね。
それなのに、どうして声を掛けて来ないのよ。
ふんどし同好会に誘われたら、さすがに嫌だけど。
そこに威勢の良い声が飛び込んできた。
「このお菓子の家を作ったのは製菓部の部員だよ」
彩葉はトレイに載せたお菓子の家を見せて回る。軽やかに踊るような足取りで紗矢香の目の前に持ってきた。
「どう、お菓子の家」
「すごいね。屋根の上に乗っている猫が可愛いし、家の作りも凝っていて美味しそう……」
「私の作品じゃないんだけど、ありがとう!」
紗矢香は両手を突き出すようにして振った。
「でも製菓部の人の作品よね。私、和菓子は好きで作るけど、こういう大きなお菓子は挑戦したことないわ」
「お菓子作りに興味があるんだね! じゃあ、体験入部も試してみてよ!」
「そうね。私もお菓子作りに参加するわ。三学期に転校したばかりで、どこにも入っていなくて、その、前から製菓部は気になっていたのよね」
「嬉しいことの連発だね! 私、二年の高梨彩葉だよ!」
握手をしようとした左手は蓋で塞がっていた。急いでお菓子の家に戻して握手を交わす。
「私は二年の一条紗矢香。今日は体験入部、よろしくね」
「大いによろしくするんだよ!」
「あたしも体験入部に加わってもええかな?」
二人は正門の方に顔を向けた。
ツインテールを弾ませて
四野辺 蘭月
がやってきた。人懐っこい笑顔で八重歯が覗いていた。
「話は聞いてたで。高梨ちゃんやね。お菓子の家、もー一回、見せてもろてもええかな」
「もちろんだよ。これが明里ちゃんの自信作、お菓子の家だよ!」
彩葉は勢いよくトレイの蓋を開けた。
「これがそうなんやな。美味そうやん。これ、なめこの山とつちのこの里が使われてるやん。パッキーもあるんやね」
蘭月は眼鏡の中央を押し上げる。顔を限界まで近づけて細部にまで目を注いだ。
「お菓子に詳しいんだね」
「ちゃうねん。あたしな、
ネコンビ
でバイトしてんねん。せやから商品としてよく見てるから覚えてもうたんや。あれやな、この部って結構、お金が掛かりそうやんな」
「どうかな? 基本的な材料は部費で買えるんだよ。トッピングに凝ると、少しくらいはお金が必要になるかもね」
彩葉は明るい調子で言った。蘭月は腕を組んだ。渋い顔で細かい金額をブツブツと口にする。
「うん、わかったで。あたしはもう少し見て回ってもええかな」
「もちろんだよ」
「ありがとな。あたしは二年の四野辺蘭月や。そっちは一条ちゃんやろ。ネコンビは珍しい商品が多くあるで。利用してや~」
「面白そうね。利用させて貰うよ。蘭月ちゃん、またね」
三人はにこやかに別れた。
<< もどる
1
…
11
12
13
14
15
…
50
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ラブ☆部活&同好会デー
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
85人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月13日
参加申し込みの期限
2017年08月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!