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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
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【星幽塔】最終決戦！ すべての希望に火を灯せ！
【青の扉】荒野に嗤うは、星捕らう巨人
起：青の扉を潜ると、そこはコロセウムだった
青の扉を潜ったのは、アステリズムであるフローレンス・アイメルト、アヴィケンナ・マラータ、シドニウム・カトルを除けば１２人の冒険者達であった。
その人数にアヴィケンナは僅かに表情を曇らせた物の、すぐに平静を装い「用意しておいて良かった」と呟きながらも手で後を示した。
「……何があるかわからない。念のため、助っ人を用意しておいたよ」
アヴィケンナの後には、人型をしたカラクリであるオートマータが控えている。その数、１０体。それらは武器を手にしており、頼もしく思える。
冒険者達と３人のアステリズム、そしてオートマータは、その奥へと向かっていた。
荒野を取り囲む巨石と、乱立する石の柱。光に煌くは、柱から生える水晶だった。そして、何より特徴的なのが、宙に浮く軽そうな石。
「なんか、脆そうだな……」
そう呟いた優木 遥斗は、警戒しながら周囲を見渡す。と、その奥に黒い巨人がいた。額に見えるのは、オーブの破片・『ブルゥ』だろうか？
うっすらと透き通った、顔の無い巨人。その胸にはステラが埋まっていた。意識を失ったステラは、腰から上だけを出した状態で出ており、さながら船の舳先に飾られた像を思わせる。
「っ！ ステラちゃん捕まってんじゃんかーっ！！」
「つーか、巨人て普通にでけぇし！！」
緑色の髪をくしゃくしゃにして頭を抱える桜庭 円とゴーレムを指差して叫ぶ卯木 衛。どこか儚げな印象を齎すステラの表情に、恵御納 夏朝は表情を険しくした。
（ステラちゃん……あの時守れなくて、ごめん）
夏朝の思いを汲み取ったのか、傍らに居たロベルト・エメリヤノフもまた小さく頷いた。
「あんな姿に……。攻撃なんて、できないよ」
「厄介な戦いになりそうだな」
今まで静観していたシドニウムが、苦々しげに言い放つ。その表情の厳しさに疑問を持った鴻上 彰尋が心配そうな表情を浮かべる。
「何を危惧している？」
その問いかけに、シドニウムは苦々しい顔で口を開いた。
「ステラを喪えば、塔は終焉を迎える。彼女が傷ついたからと言って塔に皹が入るとか、その逆がおこるわけではない。が、彼女が死んでしまえば塔は崩壊してしまう」
「それって、大事じゃない！」
白 真白が思わず声を上げる。もちろん彼女だけでなく、その場に居た冒険者達皆がその言葉に表情を険しくしたり、驚愕を浮かべたりしていた。
「私も、シドニウムさんから話を聞いた時は驚きました。しかし、ステラさんを失うわけにはいきません」
貴方がたにとっても友達でしょう？ とフローレンスが問いかければ、勿論、と皆が頷く。表情を引き締めた志波 高久が、こくっ、と１つ頷き
「やらなければならない事は理解した。勝利の為に俺は、俺に出来る事をしよう」
そう、胸に手を当てて宣言する。そして、１２人の冒険者達はそれぞれ速やかに役割を分担し、作戦も考えていく。
「相手がステラを盾にする事が目に見えるわ。あんな感じで埋まっているのだもの」
水上 桜が巨人の体に囚われているステラの姿を見、ため息混じりに言う。どう対処しようか、と考える中、夏朝は「こんな案があるんだけど……」と口を開いた。
夏朝が考えたのはこの２つ。
・オーブの近く複数個所を一斉攻撃し、ステラが来たら攻撃をそらし周囲を攻撃する。
機を見てオーブとステラの周囲を切り離し同時に奪還する『両取案』
・ステラの胴体などに毎時誘導か固定をしつつ巨人の両足下へ爆薬などを使うと同時に星の光で支援する。巨人が倒れる前に背中か頭に攻撃しステラの移動を狙う。そして起き上がる前にオーブの周囲とステラの周囲を攻撃し、切り離し奪還を狙う『巨転案』
話し合った結果、状況に応じてどちらが使えそうならば実行に移す、という事に。
また、アステリズムの警護に当たる者とゴーレムへの攻撃を担当する者、ステラ及びオーブの奪還にあたる者に分かれ、行動する事となった。オートマータは冒険者たちのフォローに回る。
来島 アカリはちらり、と巨人を見て「うげっ、こいつ随分でけーな……」といいながらも気合を入れる。
（とうとう最終階層……。長かったような、短かったような、そんな気がする。けど、今はとにかく全力であの巨人を倒すだけ！）
両頬をパンパンッ、と叩き、前を向く。と、そろそろ出撃の時間となっていた。
「取り戻しましょう」
顔を上げた常闇 月が、静かに言う。
「共に、かの巨人からステラさんを救出し、オーブを奪還いたしましょう」
「うん、『みんな』で帰ろうねっ」
月がしっかりと手を握り締めて宣言し、結城 日和がそれに同意する。一同は、改めて巨人へ向き直り進軍を開始した。
起：青の扉を潜ると、そこはコロセウムだった
青の扉を潜ったのは、アステリズムであるフローレンス・アイメルト、アヴィケンナ・マラータ、シドニウム・カトルを除けば１２人の冒険者達であった。
その人数にアヴィケンナは僅かに表情を曇らせた物の、すぐに平静を装い「用意しておいて良かった」と呟きながらも手で後を示した。
「……何があるかわからない。念のため、助っ人を用意しておいたよ」
アヴィケンナの後には、人型をしたカラクリであるオートマータが控えている。その数、１０体。それらは武器を手にしており、頼もしく思える。
冒険者達と３人のアステリズム、そしてオートマータは、その奥へと向かっていた。
荒野を取り囲む巨石と、乱立する石の柱。光に煌くは、柱から生える水晶だった。そして、何より特徴的なのが、宙に浮く軽そうな石。
「なんか、脆そうだな……」
そう呟いた優木 遥斗は、警戒しながら周囲を見渡す。と、その奥に黒い巨人がいた。額に見えるのは、オーブの破片・『ブルゥ』だろうか？
うっすらと透き通った、顔の無い巨人。その胸にはステラが埋まっていた。意識を失ったステラは、腰から上だけを出した状態で出ており、さながら船の舳先に飾られた像を思わせる。
「っ！ ステラちゃん捕まってんじゃんかーっ！！」
「つーか、巨人て普通にでけぇし！！」
緑色の髪をくしゃくしゃにして頭を抱える桜庭 円とゴーレムを指差して叫ぶ卯木 衛。どこか儚げな印象を齎すステラの表情に、恵御納 夏朝は表情を険しくした。
（ステラちゃん……あの時守れなくて、ごめん）
夏朝の思いを汲み取ったのか、傍らに居たロベルト・エメリヤノフもまた小さく頷いた。
「あんな姿に……。攻撃なんて、できないよ」
「厄介な戦いになりそうだな」
今まで静観していたシドニウムが、苦々しげに言い放つ。その表情の厳しさに疑問を持った鴻上 彰尋が心配そうな表情を浮かべる。
「何を危惧している？」
その問いかけに、シドニウムは苦々しい顔で口を開いた。
「ステラを喪えば、塔は終焉を迎える。彼女が傷ついたからと言って塔に皹が入るとか、その逆がおこるわけではない。が、彼女が死んでしまえば塔は崩壊してしまう」
「それって、大事じゃない！」
白 真白が思わず声を上げる。もちろん彼女だけでなく、その場に居た冒険者達皆がその言葉に表情を険しくしたり、驚愕を浮かべたりしていた。
「私も、シドニウムさんから話を聞いた時は驚きました。しかし、ステラさんを失うわけにはいきません」
貴方がたにとっても友達でしょう？ とフローレンスが問いかければ、勿論、と皆が頷く。表情を引き締めた志波 高久が、こくっ、と１つ頷き
「やらなければならない事は理解した。勝利の為に俺は、俺に出来る事をしよう」
そう、胸に手を当てて宣言する。そして、１２人の冒険者達はそれぞれ速やかに役割を分担し、作戦も考えていく。
「相手がステラを盾にする事が目に見えるわ。あんな感じで埋まっているのだもの」
水上 桜が巨人の体に囚われているステラの姿を見、ため息混じりに言う。どう対処しようか、と考える中、夏朝は「こんな案があるんだけど……」と口を開いた。
夏朝が考えたのはこの２つ。
・オーブの近く複数個所を一斉攻撃し、ステラが来たら攻撃をそらし周囲を攻撃する。
機を見てオーブとステラの周囲を切り離し同時に奪還する『両取案』
・ステラの胴体などに毎時誘導か固定をしつつ巨人の両足下へ爆薬などを使うと同時に星の光で支援する。巨人が倒れる前に背中か頭に攻撃しステラの移動を狙う。そして起き上がる前にオーブの周囲とステラの周囲を攻撃し、切り離し奪還を狙う『巨転案』
話し合った結果、状況に応じてどちらが使えそうならば実行に移す、という事に。
また、アステリズムの警護に当たる者とゴーレムへの攻撃を担当する者、ステラ及びオーブの奪還にあたる者に分かれ、行動する事となった。オートマータは冒険者たちのフォローに回る。
来島 アカリはちらり、と巨人を見て「うげっ、こいつ随分でけーな……」といいながらも気合を入れる。
（とうとう最終階層……。長かったような、短かったような、そんな気がする。けど、今はとにかく全力であの巨人を倒すだけ！）
両頬をパンパンッ、と叩き、前を向く。と、そろそろ出撃の時間となっていた。
顔を上げた常闇 月が、静かに言う。
「共に、かの巨人からステラさんを救出し、オーブを奪還いたしましょう」
「うん、『みんな』で帰ろうねっ」
月がしっかりと手を握り締めて宣言し、結城 日和がそれに同意する。一同は、改めて巨人へ向き直り進軍を開始した。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2017年07月20日
- 参加申し込みの期限
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- 2017年07月27日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2017年07月27日 11時00分
