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【星幽塔】最終決戦! すべての希望に火を灯せ!
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【緑の扉】あの鐘を鳴らすのはどなた?
その少し前。
西の方角でも、
オルカ・ヴィヴァルディ
、
獅子目 悠月
、
ミハエル・マクレイン
、
フランチェスカ・D・S
の4人がロックのかけられた大型弩砲の前に辿り着いていた。
悠月とフランチェスカは弓を引き、オルカとミハエルは剣を振るって、すでに周囲にいる影の掃討は大方完了させていた。
あとは大型弩砲でドラゴンザレスを狙い撃つだけだと思っていた。
だが、
「くそっ……! 動かない! どうしてだ!?」
悠月が、長い髪を振り乱して叫ぶ。
せっかく見つけたと思った突破口を、それをくぐるまえに道を塞がれてしまった気分だ。
「ん? 待って、悠月。ここに何か書いてあるよ? でも、これ何語だろ? 少なくとも日本語でも、イタリア語でもなさそうだけど……」
オルカに言われて、悠月、ミハエルの二人がそこに書かれた文字を覗き込む。フランチェスカは、そんな彼らの様子を少し離れた場所から、大型弩砲を狙う影の見張りも兼ねてじっと見守っている。
「……俺にも読めないな」
悠月が、長い溜息を吐いた、そのとき。
「……音楽の聞こえる日、専用」
ぽつり、とミハエルがそんな言葉を口にした。
「……お前、読めるのか?」
「ああ。これは塔で使われている文字だ。外から来たあんた達には読めなくても無理はないが……」
悠月の言葉に、ミハエルが頷く。
「これって、たぶんこの大型弩砲を動かすためのヒントだよね?」
オルカが顎に手をあてながら少し考える仕草をして言う。
「……音楽、か」
ならば、と悠月が短い歌をその場で歌い上げる。
しかし、大型弩砲は何ら動き始める様子を見せない。
「……駄目か」
悠月が、落胆して溜息を吐く。
「ねぇ。あっちに教会があるよ」
そう言ったオルカの視線の先を追うと、そこには確かに壊れた教会がある。
「……教会といえば、鐘とパイプオルガンか」
ミハエルが呟く。
「悠月、弾ける?」
「……弾きこなすことは難しいだろうが、音を鳴らすことぐらいはできるだろう」
オルカが問えば、悠月が頷く。
三人は視線を交わし、教会へ向かうことに決めた。
「大型弩砲の守りは私に任せてください。影から、これを守ることぐらいなら私にもできます」
「……わかりました。ですが、くれぐれも気をつけて」
悠月がフランチェスカの言葉に頷き、もう一度オルカとミハエルに頷きかけた。
そうして、三人は、音楽を鳴らすために、教会へと走る。
† † †
数分後。
ミハエルは、教会の鐘を鳴らすために階段を駆け上がっていた。
石の階段を脇目も振らずに駆けて行く。
そんな彼の目の前に、影のゴブリン達が襲い掛かる。
「うぜえんだよ、くそったれがっ!」
星の力の込められた大剣の一撃が、影の群れを薙ぎ払う。
階段の壁にゴブリンの影が勢い良く叩きつけられ、そのまま動かなくなる。
「よし、着いたぞ!」
鐘撞き場へと辿り着いたミハエルは、迷わずにその鐘つきで鐘を勢い良く撞く。
ゴーン、ゴーンと重厚な音が辺りに響く。
だが、
「ちっ! こちらは外れか……!」
見下ろした先にある大型弩砲に変化の兆しはなく、ミハエルは小さく舌打ちする。
だが、感情的になっている場合ではなかった。
空の向こうには黒い火の玉をまき散らしながら、こちらに近づいてくるドラゴンザレスの姿が見える。
ミハエルは、すぐさま来た道をとって返して、教会の本堂でパイプオルガンを調べているはずの二人のもとへ急いだ。
その少し前。
獅子目 悠月
と
オルカ・ヴィヴァルディ
は過剰な装飾の目立つ教会の大扉を目の前に、「せえの」の合図で同時に扉を押し開けた。
ガチャ、と扉を開いた刹那、ざわっと扉の向こう側の空気が変わる。
案の定、扉の向こうには無数のゴブリンの影がいたのだった。
ゴブリンの影達は、二人を見るなり武器を振り上げて一斉に襲い掛かってきた。
だが、二人の意識は、それよりも教会の奥に鎮座している巨大ないくつもの管を持つ楽器に注がれている。
「悠月、あれ!」
「……ああ。あれを鳴らせば!」
二人は頷き合い、本堂に居並ぶ椅子を飛び越えて、パイプオルガンへと走る。
と、そんな二人にまず剣を手にした影のゴブリンが襲い掛かる。
『ギシシャアア!』
声を上げて、剣を振るってくるゴブリンに対し、悠月は『ろっこん』で壁をつくろうとするが――。
「悠月、ここは俺に任せて! ――Il mare di ombre!」
次の瞬間、オルカがパチンと指を鳴らして、近場にあった影の中に消える。
数瞬後、影の中を泳いだオルカは悠月を狙うゴブリンの背後に踊るように現れて、
「ほ~ら、後ろががら空きだよ~!」
『!?』
背後を振り返る暇も与えず、星幽塔で愛用している双剣『ザンナ・ジェメリ』でその場に斬り伏せる。
「悠月、今だよ~!」
「……ああ!」
友人の作りだしたチャンスを無駄にはしない。
悠月は颯爽とパイプオルガンの鍵盤の前に立つと、即興の短い音楽をかき鳴らす。
悠月の指の動きに合わせて、パイプオルガンから荘厳なるメロディが流れ出す。
その刹那。
ズシン、と床下から何かが突き上げるような音がした。
さらに機械が動くような音が地面から響き始めて、何かの仕掛けが動いたのだと二人は確信する。
と、そのとき二人のもとに鐘の方へ向かっていたミハエルもやってくる。
「やったみたいだな」
「ああ」
「これであの空飛ぶトカゲを地に返してやれそうだね~」
三人は頷き合うと、それぞれの武器を手に大型弩砲のもとへ戻るために走った。
ふと見ると、影のスライムが列をなして、大型弩砲に突っ込もうとしている様子が視界に飛び込んでくる。
「おい、あれに中に入られるとまずいんじゃないか……?」
ミハエルが不安げに呟く。
影のスライムが、一つ、また一つと宙を舞う。
だが、それらが大型弩砲に届くよりも早く、フランチェスカの星の力を込めた弓がスライムの列をまとめて射抜き、大型弩砲を守った。
「皆さん、大型弩砲のロックは解除されたようです! 影のスライムは私が引き受けますから、早く奴を!」
フランチェスカの言葉に、悠月が頷く。
「わかりました。フラン嬢は大型弩砲の射線から離れてください!」
万が一の可能性に留意してフランチェスカを射線上から退かせつつ、悠月はオルカに目で周囲の敵を頼むと合図する。
「はいはい。ちゃんと悠月の背中は守ってあげるから、ドカンと一発鋭いのをお見舞いしちゃってよ」
「まわりの敵は俺達に任せろ!」
オルカとミハエルが口々に言って、大型弩砲の稼働に気づいた影達をそれぞれの武器で蹴散らしていく。
「よし、これならいける!」
悠月が仲間達の支援を受けて、その狙いを研ぎ澄ます。
「さあ、そのでかい図体を地に下してもらおうか!」
一意専心、悠月の手が大型弩砲の引き金を引いた刹那、巨大な矢がドラゴンザレスに向かって放たれた――。
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担当ゲームマスター
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シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
73人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月20日
参加申し込みの期限
2017年07月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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