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政治経済特殊講義 ~需要と供給と金儲け~
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【
畑生 言嗣
の場合】
「次は畑生だから、そのまま」
そう言って松沼先生はプリントを見る。
「畑生の案は大きく分けて二つある、一つは需要を極端に傾けること、もう一つは利益を考えないことといっているが、それぞれ説明してもらおうか」
そう言って、畑生を見つつプリントを返そうとする先生。
「あぁ、そのまま説明できるので結構です」
「ならばいい」
松沼先生は顔色一つ変えずにその言嗣の言葉を受け入れた
「では、説明させていただくと一つめについて」
促されるままにしゃべり始める。
「さて、この場合『水を高く売る』という事だけが条件付けられている。ならばどうするか、一つは『需要を極端に傾ける』という事だ」
ふむ、と松沼先生は続きを促す。
「例えば、周囲一帯の水に関連するモノを買い占める、とかね?」
その発言に対して手を上げた生徒がいた。
「天野、発言を許す」
「ちょっとそれは極端だと思うのだけど、どうだろう?」
松沼先生に許された天野が当然の疑問をぶつける。
しかし、言嗣は心外なという顔をした。
「おいおい、何もおかしな事は言っていないよ。個人規模というが、果たしてどこまでが『個人』の範疇なのだろうね? 何を間違えているのだろうか、そういう事だ」
「……」
そう言われるとどうしようもない。
天野は黙って座った。それを見ずに言嗣は続ける。
「ある程度理不尽な値段を売りつけようとも、顧客は買わざるを得ない。他から得ようとするのもあるが、買い占めた所為で需要が傾いているわけだ。他にも幾分か影響が出る」
「……もう一つは?」
もう一つの方を促す松沼先生。
「昔は『金』というモノなどなかったのだ。物々交換、というものだね。そこに金が入ったわけだが――では先ず、こちらがある値段で売りつける、そして次に相手の所持品から一つ二つ選び売りつけ値段より高く買い取る、それを繰り返し続ければ自ずと値段は上がっていきます」
「ふむ……」
説明は終わったといわんばかりに肩をすくめる言嗣。
「まずは、設定した状況どころではないなそれは。利益を考えない方ならば応用は利きそうだが、前者の需要を極端に傾けるのは状況にそぐわない」
「……」
まぁそうだね、と思う言嗣。
松沼先生は言葉を続ける。
「が、そういう考え方はありだ。これも是とするが、過程を評価したにすぎないぞ」
「……わかりました」
結局は『良』といったところだった。ただし、『優』に限りなく近いと申し添えてあった。
【
双葉 仄
の場合】
「双葉」
「ようやく出番か」
仄はふふんと、尊大そうに立ち上がった。
「女子高生にボトルの水をぶちまけ透けブラにし『どうだ野郎共!金よりも素晴らしいモノを得ただろう!』と叫ぶというのはどうだ。むろん冗談だ」
「……そうか」
いきなりの仄の主張にさすがの松沼先生もちょっと引いている。
そしてそのまま勢いにのって仄はしゃべり始める。
「冗談はさておき、信用は金では買えない。故に相手を騙す行為はお金を儲け続けようと思ったら下策なのだ。後ろめたい行動をせずお金を儲けるには発送の転換がいる。『水』を『飲料水』としてしか見れていないうちはまだまだ甘いと言わざるを得ない」
そう言ってどうどうと自説をふるう仄。
松沼先生は何か一つ決意した顔で仄の方を見やり続きを促す。
が、『水を飲料水として見ない』という発言にはその発想ができる生徒がいなかったと見ていたため少し驚いている。
「ざっと思いつくのはOLを水でびしょびしょにして、通りすがりに悪戯にあって仕事に遅れるとか休むなどの理由作ってあげる。これはある意味で癒やしを与えることになる。迷惑さえ顧みなければ、水の入ったペットボトルをホームに入る電車に投げ込めば電車が遅れる。そうすれば助かる人もいる。その場合は売れないが」
まだ、仄は続ける。
「その場合は、課題の用件が満たせていないので、違う案を提示しよう」
ある意味、ほかの生徒にはびっくり箱かもしれない意見が飛び出そうとしているのか……!
「特定の条件下で売る事を考えなければ……商売として儲け続けることを考えれば……女子高生で美少女に一口飲んでもらって、ネットで『美少女が一口のんだ水です』と売り出す」
「……ちょっと待て!」
辰が突っ込もうとするが、仄は止まらない。
「証拠として一部にキスマークとキスマークを付ける動画込みで、飲料水として売ると食品衛生法違反になるので名目上『美少女が一口飲んだことに、鑑賞・コレクション的な価値を付与しただけの水』を一つ1500円くらいで売れば間違いないだろう!」
「……」
渾身のドヤ顔の仄、渋い顔をして黙る松沼先生。
「……双葉」
「もちろん、秀以外は受け付けないぞ!」
ゆっくりと松沼先生は仄を呼ぶ。
「授業が終わってから職員室まで来るように」
「……むろん、天才である自分を評価してくれるのは嬉しいが、褒美もあるのだな!」
勘違いはこの場合、いいことか悪いことか。
仄の判定は『不可』となり、職員室でみっちりと説教を受けた。
ただし、例え方さえよければ『秀』に近いとは言われたが覆水盆に返らずである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
オールジャンル
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月20日
参加申し込みの期限
2013年06月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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