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■百戦錬磨のコンビネーション
「可愛い私に成り代わろうとは、目の付け所は悪くないですが……!」
椿 美咲紀
は園芸用の支柱をストッカーから引っこ抜くと、くるくる回してびしっと構えた。
「認めるわけにはいかないのです! 勝負!」
「勝負!」
偽の美咲紀は支柱を振り回し、連続技で叩き込んでくる。
たかがガーデニンググッズと侮ってはいけない。天然イボ竹を再現すべく鋼管でできた硬くしなやかなポールは、ある中国機械武術における棒武器に相当する。
その上軽く細いため、美咲紀でも素早く繰り出すことが出来るのだ。
「むむっ、やりますね……!」
連続技を同じく連続技で相殺していく美咲紀。
しかしこれではラチがあかない。あーるぴーじーで言うところの回復担当であるところの美咲紀は、身を守るための棒術は習っていても敵をびしばしやっつけるすべまでは学んでいないのだ。
むしろ今回に関してはそれで助かったようなもんだが。
「私の実力は誰かと協力してこそ。確か今日はこの辺にシュー君が来ていたはず……!」
美咲紀はきびすを返すと、目的の場所まで走った。
一方その頃。
「俺自身を相手にするっていうのがここまで厄介になるとはね」
町中を移動しながら追跡をかわし、そこかしこでアイテムを拾って武装していた修だが、その殆どが無力化されてしまっていた。
例えばスプレー缶と着火器具を組み合わせた火炎放射器は速攻で『分解』されてしまうし、苦労して手に入れたドローンカメラはバラバラになって墜落し、マンホールの蓋をビニールシートで偽装した落とし穴は、逆にビニールシートを分解の進化能力でロープ代わりにして即抜けされてしまった。
頭が回り、その場その場で適切なアイテムを作成できる修の才能が、分解能力によってことごとくカウンターされてしまうのだ。
それは相手も同じことのようで、時折仕掛けられるブービートラップや即席ボウガンなんかを修は分解能力で片っ端から無力化していった。
でもって今は、相手から身を隠して体力を回復させているところである。
自動販売機からスポーツドリンクを買い、一気に飲み干す。
「見つけたぞ、逃げるな」
偽の修がこちらを発見して襲いかかってくる。
修は空き缶を握りつぶして固めると、フリスビーの要領で投擲した。
分解能力で破壊しようと試みる偽の修だが、空き缶は筒とフタのツーピースの接合アイテム。潰した今となってはほとんどひとつのピースでできたアルミ板にすぎない。分子構造を分解するくらいの超分解パワーがなければ破壊することはできないのだ。といっても攻撃力は皆無だ。隙を作って逃げるためだけの機転である。
「隙を作れれば勝機ができる。けどそのためには誰かと協力する必要が……ん?」
ふと、こちらに走ってくる美咲紀を見かけた。
アイコンタクト。
それは長い付き合いのある者同士で成立する静かなる認証キー。
美咲紀と修は視線を交わし、ついでに一言ずつ交わしただけで互いの状況と意図を殆ど察しあうことが出来た。
「シューくん!」
「任せた!」
二人はバトンタッチ。
互いに違いの偽物を相手にするようにすれ違った。
「美咲紀の弱点は把握済みだよ」
なんだかんだで勉強も運動もその他のあれこれも出来て、そのうえ咄嗟の状況にもマイペースに対応できる胆力も持ち合わせた少女。
そんなミョーに弱点のなさそうな美咲紀ではあるが、攻略法は知っていた。
「あ、ネコの集会」
「どこです!?」
振り返った偽美咲紀の隙をつき、足をビニール傘の持ち手で引っかけて転倒させる。
一方で美咲紀は偽修を相手に身構えていた。
「私のかわいさに気がつきましたか! お目が高いのです――が!」
構えただけで、動かない。
なぜなら修が分解進化能力でこっそり作成していたブービートラップが仕掛けられていたからだ。
張ったワイヤーに触れた途端、カセット式ガスボンベが破裂。
大きい音と異臭に思わず顔を覆う偽修――を、修が鉄パイプでもって殴り倒した。
そう。元から対戦相手を切り替えるつもりなどなかったのだ。
交代プレイではなく、協力プレイ。
美咲紀は転倒した偽美咲紀に、ポールをがつんと叩き込んだ。
「こんなことより、もっと楽しいことをしなさいなのですよー!」
偽物を倒した所で、修は額の汗をぬぐった。
「シュー君、頑張りましたね」
「ああ……彼女が応援してくれた気がしたんだ」
胸に手を当て、目を瞑る修。
「奴と俺の差は、愛と友情。絆の力だ」
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月17日
参加申し込みの期限
2017年06月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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