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古妖の昔語り~ちえの実を探せ!~
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Act_1-1 エノコロ岬周辺の森【午前】
再開発により、この辺りもある程度森が切り開かれた形となっている。
人目も多いこの地点に、本当にそういった話の木があるのか。
そんな疑問とともに、丸の実を探す者たちはそれぞれがこの場へと集まっていた。
【元気と堅物と真面目】
森に通じる道から離れ、エノコロ岬周辺の岩場を
鏡箕 萌
は歩いていた。
「でも、本当にあるのかなぁ……こんな場所に」
刀と優に話を聞き、頭に効くという丸の実を目指し萌はこの場へと訪れていたが、正直言えば疑いも含めた半々であったのだ。
他の実と違い、明らかに人目につく位置。
昔であれば分からなかったかも知れないが、少なくとも再開発の影響でこの周辺は人が多く住むようになっていたのだから。
「話の出処自体が怪しいのは否定しないけれど、あるって言われたんでしょう?」
共に丸の実を探しに来ていた同じクラスの
西桐 歩美
は、萌のそんな疑問に対して答える。
「そりゃそうだけどさ。ほら、伝説とか昔話ってのはもうちょっと見え辛いところにあるってのが相場じゃん?」
「それは唯の願望よ。近くにあろうが遠くにあろうが、【見えにくい】物は余り変わりはしないわ」
どれだけ不思議があろうと、人が【認識】しない限り、それはどのような不思議であっても存在を許されない。
気づく気づかないと言った簡単な話なだけで、案外色々な場所にそういった事柄は転がっていると歩美は萌へと語っていた。
「ぐぐ、小難しい事を……結月ちゃんはあたしの味方だよね!?」
歩美の理論だてた説明を半分程度に聞き流し、萌は一緒にこの場へと訪れていたもう一人、
香坂 結月
へと声を掛ける。
「うん、萌ちゃんが信じてるなら、私も信じるよ!」
元気よく萌へと返事を結月が返す。
同じ学年ではあるが、結月が二人と共に来ているのは、萌同様に刀達に話を聞いた為である。
頭脳担当である歩美には萌が声を掛け、運動担当として二人は教室も近い同じ普通科である結月へも声を掛けていた。
「香坂さん、鏡箕さんに同調しちゃダメよ。この子は余り考えてないんだから」
「ちょ、ひどいなー!」
割とばっさり切り捨てる言い方で、歩美は萌へと言い切る。
とはいえ、取り方に関してはほぼ全てを歩美に託しているのだから、実際の所は萌は言い訳出来ないのだが。
「そんな、ダメだよ歩美ちゃん! 萌ちゃんだって、ちゃんと考えてるって!」
萌と結月、運動が得意というこの二人は、出会ってそれほど経っていないにも関わらず、妙に馬が合っていた。
互いに前向きである事もまた、その要因としての一つでもあったのだ。
「結月ちゃん……!」
「うきゃ!?」
バッと、萌は親しみ意味を籠めて抱きつく。
正直、言葉としてはフォローになっているのかどうか分からないが、自分の味方として答えた事に萌は嬉しかったのだ。
「……まったく、しょうがないわね」
呆れるように歩美は口にするが、その言葉には決して棘があるわけではない。
どちらかと言えば、こうした二人の面倒を見なければ、と言う委員長然とした態度の方が強かった。
「で、でも、歩美ちゃんも私達が分からない事を知ってるんだもんね。すごいよ!」
フォローと言うよりも、褒める事の方に特化した言い方で結月は歩美へと口にする。
「実際に話をした妖怪にもあってないんだから、貴方達と変わらないわよ」
「はは、そうそう。皆で頑張って探そうよ」
ひょいっと結月から離れ、萌はそのまま歩美の側へと近づく。
「当然ね。必ず見つけるわよ」
「ふっふー、じゃあ行ってきます!」
歩美の返答を聞いた後、萌は意気揚々と岩場に乗り移り木を探していく。
萌なりに、一番初めに声を掛けた以上は歩美と、そして結月と共に丸の実を探したいのだ。
――初めこそ、一人で見つけて一人で食べようと考えていたが、収穫方法を思いつかなかった、という点はこの際置いておくとして。
「萌ちゃん、私も行くよー!」
萌の後に続くように、結月も岩場へと向かう。
運動神経と言う面では、到底二人には叶わない歩美は、そんな二人を見守る形で眺めていた。
「気をつけなさいよ、二人共!」
歩美の声に、二人が手を振る形で答える。
軽快に岩場を進む二人を見ながら、歩美はその視線を森へと向けていた。
――その先に見えた、大きな巨木。
森を抜けた事で、雑踏の一切無い場所から見えたその木を目にし、歩美は岩場を行く二人に再度声を掛ける事となる。
【巨木と拝み屋の孫】
三人娘が到着するより早く、話にあった【背の高い】巨木の前に、無造作に両手を制服のポケットに入れた
晴海 飛鳥
の姿があった。
「……なるほど、これが話で聞いた丸の実の木ってわけか」
普通の木とは違い、曲がりくねってはいるが、飛鳥が精一杯上に顔を向けても天辺は見えない。
この場に三人より早く飛鳥が着いたのは、直接探していたのではなく、岬にあるエノコロ岬灯台を利用し探していた為である。
とはいえ、そうでなくてもこれだけ大きければ目立つであろうと飛鳥は考えていたが。
「妙な気配、か。いや、これは……」
古の巨木ともなれば、確かに威圧のような感触を与える事もあるだろう。
だが、飛鳥が感じるのはそういった自然の大きさと言った物ではない。
――どちらかといえば、自分達【もれいび】に近い、そんな感触を受けていたのだ。
「ばぁばが言ってたように、余り近寄るものじゃないかもね」
伝え聞く話の中にあった、過去の落神の異変による残滓ともなれば、確かに自分達に近い代物である事は間違いない。
現存する古い伝説の生き証人とも呼ぶべき巨木を前に、飛鳥は自らの祖母の言葉を思い出していた。
「まぁ、僕には関係ないけどさ。さて、どうしたものか……」
とはいえ、戒めの言葉と同じように、ここまで来ておいて眺めておくのもまた勿体無いとも考えていたのだ。
そんな中で、飛鳥は背後から聞こえる声に耳を傾ける。
「丁度いい。あの子達に頑張ってもらうとしようかな」
どこか楽しげに笑顔を作り、飛鳥はこの巨木を発見し向かってくる三人へと踵を返していた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月02日
参加申し込みの期限
2013年06月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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