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妄想<ウソ>が現実<ホント>になるところ。それが、らっかみ!
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【ガマンしない日】
「じゃあ今日は、絶好のヤケ食い日和ってことじゃない……!」
飽くなき食への欲求か、はたまた溜まりに溜まったストレスの反動でしょうか。もしくはもうちょっと、腹に据えかねることがあったからかもしれません。
ウソ→ホントな本日限定のルールを知った
三夜 深夜子
の口からは、怒涛のごとくウソの奔流が飛び出しました。
「『和洋中メインの食べ物・飲み物・デザートにフルーツも、望めば好きなだけどんどん料理が出てくる食べ放題のお店ができた』わ! それに『お店の中は10分間隔で綺麗になります』! 本日限定で開店よーっ!」
どどどんっ! もちろん神魂は律儀に彼女の願いをかなえ、目の前にはオープンしたばかりのぴっかぴかな新店舗が、深夜子を出迎えてくれるのでした。
「いらっしゃいませー!」
「う、うわぁ……! ほんとに開店しちゃった!」
扉を開くと、なんともゴージャスかつラグジュアリーな内装がびかびかと目に飛び込んできます。そして鼻腔をくすぐる、まさしく和洋中が混然一体となった、この素晴らしく良い匂い!
ごくり生唾……とはいえ深夜子も人間、どこかの大食いタレントかフードファイターのごとく食べ続けられるわけではありません。美味しいものをとことんまで楽しむには、さらなるウソを重ねる必要がありましょう。
「『今日一日は、何を食べても太りません』! さらに、『今日明日やそれ以降の体重にはこれっぽっちも影響なし』! 『体調、におい、その他諸々にもまったくもって影響しません』! でも『ストレス解消効果だけは例外』よっ!」
ウソの特盛りで女性の気になるアレコレを自衛すると、割りばしパッチン。さっそく注文を……、
「あーっと! そうだったわ。念のため……『当店は
某事件
の親玉の入店をお断りいたします』って、でっかい看板を立てといて!」
ストレスを晴らすには、まずはその原因を取り除く必要がありまして。
店の外から聞こえてくる、
「ちょっとォ、何よコレぇ? 『人を嘲笑う鴉と人を襲う鴉は、どんな姿でも入店禁止・飲食禁止・店舗破壊等々、全面的にお断り!』って、あたしのコトなわけ?」
「お客さまは、当店の入店規定を満たしておりませんので。どうぞお引き取りを」
「むきーーーっ、ふざけるんじゃないわよ!! あたしにもイチゴ食べさせなさいよー!!」
なんて声には、ふふんっ♪ と優越感に浸りつつ。
深夜子はさっそく、ヤケ食い開始!
「まずは、お寿司! いいネタをてきとーに見繕ってちょうだい。それでもって、ステーキも! もちろんA5ランクの和牛よね。中華も食べたいから、ラーメンでしょ、シュウマイに餃子でしょ、フカヒレに北京ダックにツバメの巣も……ああ、アイスにケーキも! 順番とかいいから、とにかくもー全部ちょうだい!」
「お待たせしました」
「って早ーーーっ!?」
望めば好きなだけ料理が出てくるお店、というのはダテではないようでして、深夜子が注文するそばからテーブルへぽん、ぽん、ぽぽぽんっ! と料理が生まれていくのは、少々あっけに取られてしまいました。
けれど、それも一瞬のこと。なにしろ深夜子は、溜まりに溜まったストレスを晴らさねばならないのです……!
「ふふふ。さぁ、食べて食べて食べまくってやるんだから……!」
というわけで待ちに待ったお食事タイム。なのですけれど、ちょっと描写は割愛ということにさせていただきます。深夜子さんの名誉のために……なんともこれが人目はばからずすさまじい食べっぷりでありまして、これ以上深夜子さんの婚期が遠のいてしまっても、こちらとしましては責任を取れないわけでして。はい!
「……はっ!? そうだわ、食べるだけじゃダメよね。ストレス解消には、運動や休養だって大切だわ!」
からっぽのお皿や器が積み上がる山を前に、はたと気づいた深夜子さん。
「それなら……『このお店、スポーツジムや温泉旅館が併設されてるのよね! 店内から直通通路で行けます』! あ、でもお腹いっぱいでちょっと歩くの億劫だから、『なんならワープも可』で……わあっ!?」
ばびゅん! 次の瞬間、深夜子はバッチリ水着姿で、屋内プールに佇んでおりました。
「よーしっ、泳ぐぞ~! その後はゆっくり温泉につかってから、旅館でまったり。お部屋には豪勢に、マッサージも呼んじゃおう!」
その後も深夜子は、プールで思う存分泳いだり、ぽかぽか温泉で心行くまで温まったり。旅館のお部屋で極上マッサージを受けたり、アロマでリラックスしたり……とにもかくにも、心置きなく4月1日の奇跡を堪能し尽くしたのでした!
【止まり木】
さて。
なにも新宿二丁目界隈並みとはいかなくとも、実のところオカマバーやらゲイバーやらのママさんなどつとめておりますと、その人脈の広さたるや恐るべき深みがあったりなんだりするわけです。ましてや人気オカマタレントが日々お茶の間を席巻し、野太いオネエ言葉がテレビから聞こえてこない日はない、今やそんなご時勢であります。
ナンのお話かと申しますと、ゲイバー『ジオフロント』のママさんこと、
ミッシェル・ナイスゲイ
さんのお話です。
「『今日は、クローネちゃんの復活祭なのよ~~~んっ♪』」
場所はちょうど星ヶ丘寮に面する、天宵川を挟んだ向かい側。唐突に出現したその場所を、ミッシェルは『クローネ神社』と名付けました。
その境内にわらわらわらと集い、どんちゃん騒ぎの宴会をしておりますのが、つまるところミッシェルさんの人脈のタマものというわけでして……ゲイバーの常連さんや付き合いのある同系店のマスター、ママさんに、イケメンホスト軍団とその同伴女性たち。もれいびや神魂など知りもしない一般人から、もっと直接的にクローネを慕う人々まで、もう数えるのもメンドーなくらいの人々が、川のせせらぎや樹々のささめきを肴にどんちゃんどんちゃん。ひと口に言いまして、ものすんごい盛り上がりなのでした。
ミッシェルはそうしてクローネの降臨を待ちながら、
「『アタシはクローネちゃんのもれいびなのよ~~~ん』! だから、こんなことだってできちゃうの。そーれ♪」
そんなウソをつき、ぐるりと手をかざしますと。
ざわざわざわ、しゅるしゅるしゅる……神社のまわりには無数のツルがとぐろを巻くように伸び始めて、そこらじゅうにぽんぽん、ぽぽぽんっと現れたのはまっ赤に熟れた、イチゴ!
そして。
「まったくもー、あたしだけ入店禁止だなんて失礼しちゃうわぁ……あらっ? イチゴ?」
「きゃあああん、クローネちゃ~~~ん☆ 来てくれたのねぇん~♪」
どこからともなくやってきた、主賓たる彼女。ミッシェルには見慣れた人間姿の、クローネ!
さっそく彼女の手を取り、ぴょんぴょんと跳ねるミッシェルさん。
「また会えて嬉しいわん♪ クローネちゃんが
消滅しちゃった
だなんて、やっぱりウソだったのね!」
「さあね。あたしがなんでこんなところにいるのか、これは現実なのか、夢幻なのか……あたしにも良く分からないわ。ただ……そうねぇ」
ここには少なからず、自分を慕う人々が集まっているらしいということ。彼女も確かに、気づいたようです。
クローネはついと指先を伸ばして、イチゴをひとつぷちんと摘むと、ぱくり。その鮮烈な甘さを味わいながら、穏やかに微笑みました。
「今はなんだか、いい気分♪」
クローネがたびたびミッシェルの前へと姿を現すのは、彼が熱心なクローネの信奉者であるからか、少なくとも彼がクローネを友人であるのだとかたく信じてやまないからなのか。
あるいは彼女の名を冠したこのカクテル、『ピンククローネ』の味が忘れられないから……なのかもしれません。
「ん……おいし。あいかわらず、あんた、この味だけは大したものよねェ」
「ちょっとぉクローネちゃ~ん、味だけってどういうことー!?」
「ふふ、冗談よ、じょぉーだん」
からん、と溶けた氷が鳴りました。
目を細めたクローネは、ミッシェルが発したいつかの言葉を覚えていたのかもしれません。
『
クローネが主役のお祭りを開いたらどう?
』だなんて……まぎれもなく今日のお祭りは、彼女のためのものです。『ジオフロント』の常連客やホストたち、集まった人々は彼女を慕っているし、周囲はイチゴだらけだし、神社の名前だってクローネ神社です。
今ここにいる彼女が、本物なのか、はたまた偽物なのか。夢幻の産物なのか。それは誰にも分かりません。けれど、ピンククローネのお代わりをシェイカーから注ぎなら、ミッシェルは思うのです。
「ふふふ。もしかして、今日のカオスを引き起こしたのは、クローネちゃんだったりしてー?」
「さあ。あたしにはなにも分からないわ。けど、どうだっていいじゃなぁい?」
そう。他でもない彼女が、今、目の前にいるのですから。
「そうよねぇん。さあさ、今日はターップリ、楽しんでいってねん♪」
「ええ、そうさせてもらうわ。遠慮なくね」
寂しげなカラスを祭る宴会は、夜が更けても続きました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
109人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月09日
参加申し込みの期限
2017年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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