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妄想<ウソ>が現実<ホント>になるところ。それが、らっかみ!
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【寝子島・オブ・ザ・デッド season2(2)】
口角をついと上げ、薄く笑み。
盗賊団、『
十二支団
』が主にその手腕を発揮する標的たるのは悪徳商人の類であり、たとえば目の前でわらわらと群れるゾンビたちのような相手は、いわば専門外ではあったかもしれません。
ならば、と団長
ティクス・ソル
は考えたのです。
「ただ暴れるだけじゃあ味気ない。こんなのはどうだ? 『モンスターを倒せば、財宝を落とすらしいぞ』」
そんなウソをつきながら、首元のスカーフをぐいと引き上げて口を覆うと、いつの間にやら両手に握っているのは、手に馴染む二本の短刀です。星幽塔に置きっぱなしだった愛用の武器を、こちらも『いつもの獲物は手元にある』というウソによって引き寄せました。
郷に入っては郷に従う。なんなら少しくらい、状況を楽しんでみるのもいいでしょう。ティクスの表情には、そんな余裕がありありとうかがえました。
ネズミの獣人であるティクスは、見た目にたがわぬ軽快さでゾンビの懐へもぐりこむと、短刀を目にも止まらぬ速さでしゅぱしゅぱ、しゅぱん! 彼の腕力で一刀のもとに倒すことはできずとも、由緒正しき盗賊スタイルで手数を重ね、腕の付け根、脚の付け根を狙って連続攻撃を叩き込んだなら、たやすく吹き飛ばすことができました。
「よし。お前ら、張り切っていけ」
「「おう!!」」
イダス・アグリオス
に、
コル・ティグリス
。ふたりの部下もまた、その返事は揚々としたものです。
はじめに飛び出したのは、コル。大柄で筋肉質なその肉体は彼の持つ虎の因子に演出されて、まさしく大型肉食獣といった佇まい。
「動く屍とはまた、趣味の悪い敵だ。だが、手加減しなくていいというのは都合がいいな……!」
言うなり右手の爪を振り抜いて、ぶおんっ! ずばばばん! 迫るゾンビたちの群れの先頭を薙ぎ払います。すっかり腐っていてモロいゾンビがその剛力に耐えられるわけもなく、彼が腕を振るうたびに手は取れるわ頭は転がるわ。
そしてそのたび、ちゃりーん。じゃらじゃらじゃら!
「なるほど、お宝のためというのは分かりやすい」
なんとも小気味良い音とともに金貨や宝石、レアなアイテムなんかが地面へぽろぽろぽろと落ちるのです、まるでなんたらクエスト的なゲームのように。星幽塔住まいな彼らがビデオゲームをご存じであったかは分かりませんけれど、ともかくテンションアップ!
コルは手近にあった大きな木の棚をむんずとつかみまして、
「ふんっ!」
ゾンビの群れ目がけて、軽々と片手で投げつけます。
棚は重いものの、そのままゾンビを押しつぶしてしまうほどの重量はありません。けれど、
「『今ぶつけた棚の重さは、ゾウ1頭と同じ重さらしいぞ』?」
なんてコルが機転を利かせたウソをついたとたん、みしみしみし。ぷちっ! ゾンビたちは耐えきれず、ぺしゃんこにつぶれてどろりと緑色の液体を垂れ流しました。
それを見ていたイダス。
「おお……団長もコル兄さんも、うまくウソを使って戦ってんなぁ。よし、オレも真似してみるか!」
正拳でゾンビの頭をぱちゅんと粉砕、鋭いケリでお腹のあたりをふっ飛ばしつつも、尊敬するふたりの戦いぶりに、自分はどんなウソついてやろーかと思案します。
とはいえ、巨漢のコルより少しばかり背は低いものの、彼はおおむね猪突猛進ないわゆる脳筋タイプであり、ぶっちゃけ細やかな戦術やら戦略といったものとは無縁であります。
「えーと、ウソ……なんかウソ……ウソつくのって苦手なんだよなぁ。あーーーっ、思いつかねえ!」
無理にウソつく必要もないような気もしますけれど、ともかく彼はゾンビをぱこぱことぶちのめしながらも頭をひねり、やがて言いました。
「よーし、これだ! 『せーぜー気をつけなっ、そこにバナナの皮があるぞ』!!」
ゾンビたちの足元へ、ぽとりと落ちるバナナの皮。彼はそれを眺めてうむっとうなずき、
「うおりゃあッ!!」
フツーにゾンビをブン殴りました。
もちろんあっさりぱきゃっと弾けたゾンビヘッド。ちゃりーんと床に転がるまばゆい金貨……団長ティクスと兄貴分なコルは、ため息ひとつ。
「お前……それじゃ意味ないだろ」
「バナナの皮で滑ったところを一撃、とかやるんじゃないのか普通は?」
「ああっ、間違えたー!?」
さてそんな彼らの近くでは、こちらのおふたりが奮闘中です。
「あんまりか弱い女の子をいじめるとねぇ……しまいには、ブチ切れるんだから!!」
城山 水樹
が両手でずっしりと支えているものは、ドラムのようなバカでっかい弾倉から伸びた弾帯が6本の回転銃身へとつながる、いわゆるひとつのガトリング砲というやつです。すらりとした現役モデルさんがそんなゴッツイ武器を構えている姿ときたら、とてつもなくイビツで、まるで映画のようにセクシー!
トリガーを絞るときゅるるるるっと銃身が回転を始め、瞬間。ずががががが!!
「あっははははははは!!」
すさまじい轟音を上げながら絶え間なく吐き出される銃弾の雨が、ゾンビたちを紙のように引き裂いていきます。
街中で恋人とデート中に不幸にもゾンビに襲われ、命からがらこのショッピングモールまで逃げのびてきた、その反動でしょうか? 水樹の精神状態はちょっぴり、過激になっていたりしました。
「ふふっ、なかなか楽しいわね♪ ヒュー、そっちはどう?」
もっとも、彼女がバイオレンスモードに突入しているもともとの原因はと言いますと、他ならぬ彼氏、
ヒュー・ヒューバート
の影響だったりもしまして。
「ああ、もちろん楽しんでるよ。さあゾンビたち、僕らを脅かす敵を倒すんだ。身体を張ってね」
にこりと微笑みながら、ヒューは周囲を囲むゾンビたちへ命令を下します。
知能なんて残ってないはずの頭カラッポ、食欲にのみ従うゾンビたち……のはずが、ヒューが命令したとたんに彼らはくるりっときびすを返して、なんと襲い来るゾンビたちへ果敢にも立ち向かっていくではありませんか!
またたく間に始まるゾンビVSゾンビの構図に、ヒューは涼しい顔。
「『ゾンビマスターの僕は、複数のゾンビを一度に支配下に置くことができる』……なんてね」
そんなウソが、今日の彼を恐るべきネクロマンサーへと変えてしまったのでした。
ヒューはさらにウソを重ねて、
「『僕の支配下にあるゾンビに攻撃されたゾンビは、そのまま自分の支配下に置くことができる』。さあ、君たちも僕のために戦うんだ」
ゾンビが攻撃したゾンビは、そのままヒューの手足となって動くのです。どんどん広がる、ゾンビの輪!
「やるわね、さすが私のヒューだわ♪ でも、私だって負けてないんだから!」
「はは。いつだって君にはかなわないさ、僕の水樹……」
ヒューのゾンビが壁を作り、群れを押し込んでいくところへ、水樹がガトリング砲の射線をひと薙ぎ。時には味方のゾンビもろともに、ずばばばばんっと薙ぎ払います。
このカップルたち……凶暴です!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
109人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月09日
参加申し込みの期限
2017年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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