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囚われの月、隠すは悪魔の夢 ~機鋼世界マシナリア~
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一方、そのころ。
廃墟となったビルから少し離れた位置にある妖しい色合いのホテル。
そこの一室に足を踏み入れた少女がいた。
これから待ち受ける運命も知らずに。
「なんなのよ、ここ。壁のピンク……照明だってピンク……これはもうアレよね」
小粋なサブマシンガンを片手に部屋を調べる少女――
青山 絢
。
彼女は他のメンバーと手分けしてこのホテル内を捜索しているのであった。
ベッドに腰掛けてみると見た目以上にふわふわとしている。
「ふっわふわね、そっか。この上で動くんだし……ばねがあった方が腰の負担が……って何考えてるの私! まずは調査しないと、そう、調査!」
場所が場所だけにおピンクな妄想が彼女の頭に湧いては消える。
何かないかとベッド脇の引出しを開けるとそこには棒状の何かが入った箱と小さな四角い物体があった。
「こ、これは……まさか……ッ!」
ベッドの隣。ましてや鏡にも映る絶好の位置。
そんな場所に使えと言わんばかりに配置されているこのアイテム二つ。
「あれよね、一人で使っても二人でつつ、使っても! だ、安心安全大丈夫な……あーもう、私何言って……ひぅっ!」
その時、ぞくりと背筋が凍る。
気づくと薄い半透明の女性が重なる様にして彼女に覆い被さってきていたのであった。
「いやぁっ! だ、だめ! 逃げられ……な…………い……はぁはぁ、うぅ……」
すっと幽霊が彼女に重なったかと思うと消失する。
それと同時に青山は自分の身体が熱く火照っていくのを感じた。
「うそぉ、な、なんでぇ……あああぁ」
身体の状態に耐えながら視線を動かすとそこにはベッドが大きく映る鏡があった。
そこに顔を赤らめた自分が映っている。
「そっか……私もいつか、誰かと、こういう所で、はぁはぁ……んっ、ぁぁあ……」
一糸纏わぬ自分がまだ見ぬ誰かに優しく抱かれ、身体中を愛されている。
そんな妄想が浮かんでは消え、また別の自分が相手を愛するようなシーンが浮かぶ。
彼女の頭の中は憑依された影響でえっちぃ妄想が止まらなくなっていた。
ひとりでに手が下半身に伸び、スカートの内側に滑り込む。
「んっ、あぅ……んんぅっ!」
ベッドに仰向けに転がり足をくねらせ、切なそうに吐息を漏らす彼女の姿は淫靡であり、ここに男性がいたならば確実に手を出していた事だろう。
息を荒げながら青山は棒状の箱に手を伸ばしその中身を取り出した。
スイッチを入れるとそれは振動し、ちゃんと動くようである。使い古しでもなく、新品の様だった。
それを口に含むとねっとりと舌を絡めて舐め上げる。
ゴムの味と臭いが多少気になったが舐めているうちに次第に気にならなくなっていった。
「んちゅっはぁっ……はむっじゅるるるっじゅぷっ、あはぁ……はぁ」
とろんと快楽に溺れ潤んだ瞳は鏡に映る自分を見ていた。
その自分は次第に動きを速めており快感という名の山の山頂に到達するのも時間の問題と思われた。
彼女はおもむろに手に持っていた棒状のアレを太腿の間へと移動させる。
「あ、くぅぅあうぁんッ! おお、おかしく、おかしくぅぅっ!?」
彼女はベッドの上で跳ねるように身体をびくつかせ、襲いくる快感に溺れていた。
何度跳ねようともその快感が止まる事はなく、この時間が一生続くのではと錯覚する程であった。
一際大きくびくんっと跳ねると青山は全身に疲労感を感じてベッドに身を任せ、沈み込む。
「……はぁ、はぁ……はぁ…………」
呼吸を整える青山からすっと何かが抜けだしていき、朦朧とする意識で彼女はそれを見送った。
眠りと言う海に落ちていく意識の中、彼女は誰かの声を聞いた。
「ありがとう」
そう聞こえた気がした彼女は小さくどういたしましてとだけ答え、すやすやと眠りへと落ちていった。
青山が眠りへと落ちた頃、部屋近くの廊下で暴れる者がいた。
そのものはとてもいい体格をしている男――
尾鎌 蛇那伊
であった。
「はぁぁぁぁぁぁーッ!」
数体の幽霊をまとめて薙ぎ倒す様に尾鎌のラリアットが決まる。
首を狩られるかの如く強い衝撃を受けた幽霊達は地面に叩きつけられるように後頭部を強打、霧散して消えた。
振り向きざまに尾鎌は飛びかかってきた幽霊を強烈なチョップで床にずしゃりと沈める。
わらわらと湧き出すように群がってくる幽霊相手に尾鎌は走る。
群れの一体に狙いを定め、胸に振り被ったチョップをお見舞いした。
風を斬って放たれた鋭いチョップはばしんっと幽霊の身体を震わせ、大きくその体勢を崩す。
「さぁ、いくわよぉっ!」
無防備となった幽霊の足を両の手でしっかりとホールドするとそのまま自らを軸に尾鎌は回転し始める。
遠心力で引っ張られてるのか幽霊の身体が棒の様にまっすぐ伸び、他の幽霊を巻き込んでばたばたと倒しては霧散させていく。
触れている間は物理法則が適用されるのかとでも聞きたくなるぐらいに幽霊は次々に吹き飛ばされ散っていった。
最後に腕を緩めるとすぽんっと抜ける様に幽霊の身体は飛んでいき、壁に衝突して砕け散る。
「ふう……なかなかに一掃できたわね。群れている場所には範囲技が有効ね!」
額から落ちる汗を拭うと追加で湧く幽霊と尾鎌は対峙した。
先程から減っては補給され、また減っては補給され送り返しなのである。
これでは生身である此方がいずれ倒れてしまうだろう。
「おかしいわね……際限なく湧く、なんてナニか種が……あ」
「……あ」
それは群れの奥、ひしめく幽霊達の奥に色の違う男性の幽霊が立っていたのである。
尾鎌とその幽霊はふと目が合い、そして時間が止まった。
静寂が流れた後、その静寂を崩したのは尾鎌の咆哮であった。
「アナタねェェェェェェッ! さっきからこいつら増やしてるのはァーッ!」
「ひぃぃいぃぃ! ごめんなさ、ごめんなさいぃぃぃーー!」
くるりと背中を向けて脱走する幽霊目掛けて尾鎌はひたすらに走った。
遮るように立つ幽霊はラリアットで潰し、速度を落とさず走る。
どすどすと走るその姿はまるで筋肉の弾丸の如く。
立ちはだかる幽霊を物ともせずに尾鎌はタックルの姿勢で色違いの幽霊に迫った。
「うわぁぁぁああこないでぇぇぇぇ!」
「逃がすかぁァァァァ!」
ふわっと飛んで天井に逃げようとした幽霊を追い、尾鎌は壁を駆けあがって壁蹴りの要領で跳躍した。
逞しい尾鎌の両足がしっかりと幽霊の首をホールドする。
「さぁぁぁぁ! きちんとあの世に逝かせてあげるわぁぁ! フランケンー! シュタイナァァァァーッ!」
尾鎌によって綺麗に放物線を描く様に幽霊の体は地面へと叩きつけられた。
それは綺麗なフォームの技で叩きつけた後の尾鎌の体勢は一ミリも崩れていない。
「ぐぅぅあうああああああああ!」
悲鳴と共に色の違う幽霊の体は砕け散り霧散した。
「まったく、色の違うのには気を付けないといけないわね」
手の汚れを払うかのようにぱんぱんっと手を打ち鳴らした尾鎌は幽霊一人いなくなった廊下をずんずんと進んでいくのであった。
◆
金属を打ち付ける音がその部屋には響いていた。
そこは妖しいホテルの尾鎌がいた所とはまた別の階層にある一室。
そこで白髪で両の瞳の色が違う少女が剣を振るって応戦している。
「このっ! うぅ、なんで当たらないのっ!」
剣を振り回すがその切先は空を斬り、ふわふわと漂う幽霊には一切当たらない。
これではただ彼女――
白 真白
の体力を奪うだけである。
「これで終わりか? ははは、その程度では一生かかっても――」
「うるさいっ! 今に当てて……あっ!」
真白は挑発に乗ってしまい、剣を幽霊目掛けて振ったがその手から剣がすっぽ抜けてしまった。
からんからんと音を立てて剣が部屋の端へと滑っていく。
直後、真白は幽霊に押し倒された。
「ふははは、これでもう抵抗はできまい……俺を受け入れろ、ほら……」
「やぁ、いっ……あ、あぁぁっ」
ずぶずぶと彼女の身体へ幽霊が沈んでいき、完全に重なったその瞬間、真白の身体はがくがくと痙攣した。
「うぅぅあああ、あぁあ、いぅぅああああああ……ッ!」
痙攣が収まり、彼女は気絶したように動かない。
「あの、向こうの方は特に何もありませんでした。真白さんの方は……真白さん?」
動かない真白を心配し現れたのは別の部屋を探索していた
白石 妙子
であった。
彼女は手分けし、隣の部屋を探索していたのである。
「残念、その子にはもう声は聞こえないよォ? あははは」
天井からぶら下がる様に現れた幽霊がおどけるような動きで妙子の前に現れた。
「あなたはッ!?」
「あの子に入った幽霊の仲間かなー、さあさあ、どうするのお? 助けたいならまずは私を倒さなきゃ!」
挑発に乗ったわけではないが、妙子は胸に装備したちーあの装備であるブレストミサイルの安全装置を外す。
どちらにせよ戦闘に不慣れな妙子ではチャンスを逃せば撃つ暇もなくやられてしまうだろう。
これは魔力のこもったミサイルを放つ物であり、室内で使っても壁や床を破壊する心配はないとはちーあの談。
反動に備えて足をしっかりと踏ん張り、妙子はブレストミサイルを放った。
ミサイルは真っ直ぐに飛び、幽霊のいた地点で爆発する。緑色の強烈な光が辺りを明るく照らす。
「わ、私の胸があんなことになるなんて……昔の漫画にこんなシーンが……はっ!」
年齢がばれそうなことをうっかり口走った妙子は慌てたが、今ここに聞いている人物はいない事に気づき直ぐに冷静さを取り戻した。
発射したからだろうかブレストミサイルはぼろぼろと崩れて塵なって消えていく。
「使い捨てなんですね、これ」
「そうみたいだねー」
「えっ!?」
背後から妙子の身体に手を回したのは先程爆砕したはずの幽霊だった。
見た所ダメージを受けた様子はない。
「残念だったねェ? さっと天井に入ったから爆風なんてなんのそのーだよ?」
「やっ、離れなさい! 私は……!」
振りほどこうと身体を左右に振る妙子であったが、幽霊はしっかりと彼女の背中に密着しており、離れる様子はない。
「もうだぇーめ。大人しくしてよ、えっちぃこと……いっぱい、させてあげるからさ」
「あぁぁぁあっ! うぁあぁ……あ、はぁ、はあ」
ずるずると幽霊は妙子の中に入っていく。寒いようなぞくぞくするような感覚に妙子は堪らずその場に崩れ落ちる。
妙子の身体の奥から熱を持った何かが全身へと広がっていく。
その感覚に耐えながらふらふらと立ち上がると妙子の視界に真白が映る。
小さな身体に似つかわしくない様な大きな胸。そのアンバランスさが更に彼女の魅力を引き立てている。何より悩ましげに足を交差させベッドに転がっているというその姿を見るだけで妙子の頭にあらゆる卑猥な妄想が飛び交った。
もしもあの子の胸を好きなようにしたら。
もしもあの子の足を開いて、彼女を愛したら。
どのように気持ちがいいのだろうか。それは最高に違いない、そう考えてしまう妙子はゆっくりと真白へと近づく。
ベッドに彼女が乗るとベッドのばねがぎしっと軋んだ。
「ん、うう……?」
「はぁ、はぁ……大丈夫ですよ、全部お姉さんに任せておけばいいですから……ね?」
ちゅっと真白の首筋に妙子がキスをするとびくっと真白は身体を跳ねさせた。
その様子を見てぞくぞくっと身体を震わせた妙子はいままで感じた事のないいけない感情に支配されていく。
真白の首や鎖骨にキスをしながら妙子の手は大きな真白の胸を弄ぶ。
ふにゅんふにゅんといった具合に手の中で自在に形を変える真白の胸はいつまで触れていても飽きない程のものだった。
「ふふ、いい反応ですね……可愛いですよ?」
「あっやあ、こんなのに、負けな……いぃぃっ!?」
「口ではそう言っていても……こっちはそうでないみたいですよ?」
「そこはぁ、だ、めぇ……! うぅあぅああッ! びくって、びくって……しちゃぅぅッ!」
妙子がゆっくりとした手つきで真白の弱い所を責めたてると真白は震えながら身体を硬直させ、強くベッドの上で跳ねる。
真白の頭を撫でながらぎゅううっと抱きしめる妙子は彼女の耳元で囁く。
「いいんですよ、私に身体を委ねて……真白さん、あむっ」
「ひぎゅっ! あっぁぁああ、そこ、そんなにしたらぁ、らめぇぇッ! はぁはぁ、お、お姉さまぁ……もっと、もっと、真白を……」
完全に抵抗する心を失った真白は妙子の首に腕を絡ませ、彼女にキスをねだる。
口をゆっくりと開いたり閉じたりさせながら真白の呼吸は楽なっていく。
にやっと笑った妙子は真白の唇を奪うと、右手をお腹、下腹部といった具合にその手を下へ下へと滑らせていった。
次第に下がっていく手の感触に真白は身体を震わせて応える。
「たっぷり楽しみましょう……真白さん」
「はい、おねぇさまぁ……っ」
それからある程度の時間が経った頃。
真白と妙子の二人は一糸まとわぬ姿のまま、背中合わせでベッドに潜り込んでいた。
二人ともどうやらもう正気の様である。
(待って、待って、待ってぇぇ……え、一体何をどこまでしちゃったの!?)
動揺する真白が視線を巡らせると辺りには何やら粘質の半透明の液体でてらてらと光を反射して輝く棒状の物体がいくつか。
そして半分以上減っているローションのボトル。
何枚も使ったのかもしれない破られたピンク色の四角い小袋。
(私は、子供相手になんということを……!)
手で顔を覆う様にして自分がしたことに赤面している妙子は更に布団に潜り込んだ。
二人が何をどこまでしていたのか、それを知る者は誰もいない。
覚えている事はただ、ただ気持ちが良かった……ということだけである。
お互いの顔を見るだけでよくわからないうちに赤面してしまう状態の二人がベッドから出れるのはまだ少し先の様である。
◆
狭い部屋の中にいくつか点灯するモニターがある。
そこには各階層の様子が映し出されており、廊下を徘徊する幽霊の姿も捉えている様だった。
この場所はスタッフルームに設置された管理室でホテル内の様子をくまなくチェックできるまさに監視の要。
だがその機能の全てが生きているわけではなく、使えないモニターや壊れている機会も多かった。
「月ちゃん? 何か使えそうなものあったです?」
戸棚の裏から現れた
椿 美咲紀
は備品棚をいじっている
常闇 月
に声をかける。
美咲紀の手には恐らくこの場所の地図であろう一枚の紙を握られていた。
「そうですね、こちらに使えそうな物や重要な物はありませんでした」
二人は探索を切り上げ、モニターと睨めっこしている
八神 修
の元へと戻った。
「ただいまぁーっなんか見取り図って言うのかな、このホテルの地図があったですっ!」
「これ以外にはもう役に立ちそうなものはないようです」
「ありがとう二人とも。その見取り図におれが見た幽霊の配置を描き込めば……よし」
美咲紀から受け取った見取り図に八神がモニターを見て覚えた幽霊の位置と巡回経路を描き込んでいく。
すると地図上に安全に通れるルートが現れた。
「ほら、ここを取っていけば敵と遭遇せずに最上階まで行ける」
「ほんとですっここを通れば危ない人達はやり過ごせるですね!」
「そうと決まればここに用はない。早速出発しよう」
くるくると地図をたたみ出発しようとする八神を常闇が制した。
常闇は俯いておりどこか恥ずかしそうにしている。八神にはそれがなぜなのか見当もつかなかった。
「あの、その……えっちぃハンドですが、その……パワーをチャージしなくては」
指摘されて八神はえっちぃハンドパワーが空だったことに気が付いた。
「えと、必要ならば……私の胸をお使いください……
そして常闇だけでなく、美咲紀までもが胸を八神へと差し出した。
「シュー君はきっとやましい気持ちは無しに触れるって知ってますから!」
「ありがとう、二人とも。まずは常闇の胸を借りる事にするよ。いくよ?」
「……んっ、う、うぅんん……はっ……あぁ」
八神は常闇の胸にすっと触れると揉みしだき始める。
服の中に手を入れ、揉みこんでいると柔らかな感触の中に少し固い感触が混ざっている事に気が付いた。
その部分は次第に硬度を増している様だった。
そのことに常闇も気が付いたのか、恥ずかしそうに顔をそむける。
「大丈夫だよ、常闇。これは正常な反応……つまり、君は健康そのものって事だ」
「……んっ、あっ……あり、が、とう……ござい、ます……ぅっ」
すっと常闇の胸から手を離すと八神は美咲紀の胸に触れた。ぴくっと美咲紀は身体を震わせる。
ぐにゅぐにゅと美咲紀の胸を揉む八神の手付きは絶妙でいまだ本気を出していないが、それでも彼女を気持ちよくさせるには十分すぎる程であった。
「あんっ……はぅうぁっ! あはは、なかなかにこれは、んぅっ……効きます……ね。まあ、触診は……乳がん早期発見には、必須ですともっ」
「うむ、乳がんなどの早期発見には検診が大事だからな。だが美咲紀、顔が赤いぞ。この辺りにしておこうか?」
「うっ……ま、まあ……んっ……えっちぃ触り方じゃないから、まだ、平気です……っ」
顔を少々赤らめながら美咲紀は胸を揉まれるという行為からくる快感に耐えている。
八神はえっちぃという単語に反応したのか触り方を変えた。
「ああ、えっちぃ感じにするならこう先端を刺激しつつ、首や……背中、腰も触ってやるといい。ほら、さっきと違うだろう? それでこう耳を――」
「んあっ、ひっ……うぅああんん! それ、だめぇ……あぁあああっ!」
八神に倒れ込む様にして美咲紀は体から力が抜けてしまう。
彼にもたれかかり、肩で息をしながら呼吸を整えているようだ。
「どうした、大丈夫か?」
「は、はいぃ……なんとか」
「気持ちよかったみたいだな。それなら後でしっかり教えてやる。今はツクヨを助けるのが先決だ」
「……うぅっ」
後で教えてやる。その言葉に恥ずかしくなり、美咲紀はOKともNGとも答えられなかった。
下心がないが故に大胆な八神の行為に少々どきどきする美咲紀なのであった。
そして二人の協力によりえっちぃハンドのパワーは溜まり、八神達は管理室を後にする。
地図につけた印の通りにすすむと本当に幽霊とは一切遭遇しなかった。
しかしもう少しで屋上と言う所で壁から幽霊が一体出現した。
「ここまで来て……!」
「シュー君、ここは私に!」
雑魚幽霊にせっかく溜めた八神のえっちぃハンドのパワーを消耗させるわけにはいかない。
そう考えた美咲紀はフツウの剣を抜くと幽霊の前に立ちはだかった。
美咲紀の前にふわふわ滞空しているその幽霊は胸が大きく、美咲紀よりも明らかに大きいようだった。
「ぐぬぬ、チチがデカければ良いというものではないのですッ!」
なかば理不尽な事を言いながら美咲紀は幽霊へと先手を取って斬りかかる。
踏み込んで一閃。その剣閃の狙いは見事なもので回避行動に移った幽霊の半身を斬り飛ばしたのであった。
「ひぎぃぃいあぃあぁあ!」
「まだ、こんなものではないのですよっ!」
幽霊は彼女を引き裂こうと爪を伸ばし、上空から急降下して迫ってきた。
少し助走を付けて走ると美咲紀はスライディングで幽霊の攻撃を紙一重で躱す。
そして腹下を抜けるその時、フツウの剣で上方へ突きを放ち幽霊の腹を貫いた。
もがき苦しむ様にじたばたと暴れる幽霊の様子に更に深々と剣を刺していく。
びくびくと痙攣した幽霊はついには動かなくなり、塵となって消えた。
「罪深きものは……地獄へ落ちやがれなのです」
美咲紀の活躍により、三名はホテルの最上階、VIPルームへとたどり着いた。
そこはかなり豪華な雰囲気で椅子やベッド壁に至るまでまるで王宮の様な装飾が施されていたのである。
そのベッドの前にダストが浮いており、背後のベッドに映像で見た時よりも更に着物が意味をなさない状態となったツクヨが寝転んでいた。
「遅かったですねェ? もう何度……この子が昇天したのかわかりませんよお? そろそろヤバいかもですよねー?」
ダストがツクヨのお腹を撫でるとそれだけでツクヨは体を震わせ、びくびくっと痙攣した。
「うぁぅああああ、ああぁぁ! はっ! はっ! ううぁうあッ!」
「ツクヨッ! ダスト、お前がそれ以上そいつに触れるなら……容赦はしないッ!」
ツクヨが悲鳴を上げるのと同時に
御剣 刀
がその場に現れた。
「八神、ありがとう。お前が教えてくれたルートのおかげでここまで素早く辿りつけた」
「礼には及ばない。まずはあいつを倒す、それが先決だ」
「ああ、勿論わかっているさ!」
御剣がダストを睨み、剣の切先を向けた。
「どんなことしたらどんな表情や鳴き声をあげてくれるか教えてあげないと言ったな? そんなこと、自分で確かめてやる! だからツクヨは返してもらうぞッ!」
御剣がダストを睨み、そう言い放つと楽しそうにダストはお腹を抱えて笑う。
それは小さな子供が大人に勝つといいだしたのを見るが如く。
「あはははははは! できるといいですねぇ。その前に……快楽の虜にしてあげますよォ!」
ふっと消えたダストは御剣ではなく八神の背後に回ると彼を抱きしめてその手を下半身へと伸ばす。
そのまま転移し、御剣や美咲紀と距離を取った。
「こっちに来るとは思っていなかったでしょう? アナタみたいな頭のいいタイプの子はぁ……気持ちがいい事に弱いですよね? うふふ、直ぐ天国を感じさせてあげますよぉー」
「うっ……ぐっ、身体に力が……!」
ダストに触れられた瞬間、がくりと力が入らなくなり彼は抵抗する事すらできなくなっていた。
下腹部を撫で擦るダストの手は徐々に下へと下がっていく。
「ふふふ、ずいぶんと元気がいいんですねェ……若いんですもの。そうこなくっちゃ。あら、先端よりもぉ……こういう所の方がお好みですかぁ?」
纏わりつかれ、甘い言葉を囁かれ次第に八神の意識は遠のいていく。
その時、美咲紀が彼にある言葉を投げる。
「ピタゴラス定理をオイラー公式を使い証明せよ!」
頭の中で快楽を押しのける様に数式と公式が躍る。
八神は体の力を一気に取戻と背後にいたダストを掴み、床に押し倒す。
びっくりしているのか目をぱちくりさせるダストの服に触れ彼は言う。
「衣服が邪魔だな、剥くぞ」
「きゃっ!? な、な、な!?」
彼がダストの衣服に触れ、ろっこんを発動させるとボロボロと彼女の衣服は分解されていくように崩れて消えた。
小振りでほぼ隆起のない控えめだが綺麗な胸が露わとなる。先端は小さめの様であった。
唐突な上半身半裸に驚いたのかダストは自身の腕で胸を覆い隠す。
「思った通りだ、お前は自分で攻める事には慣れているようだが……責められることには耐性がないんだろう?」
下から持ち上げる様に控えめなダストの胸に八神は触れる。
ゆっくりと揉みこんでいくとすぐさまダストの胸は反応を返した。
「どうやら、小さい方が敏感と言うのは……人間以外でも同じなんだな……はむっ」
「んぎぃぃっ!? ああぁ、なん、こんなぁぁっ! そくぞくしてぇ! 我慢できな……あああぁぁうあうあぁううううーッ!」
身体を震わせながらもがき、ダストは脱出を試みるが精神がかき乱されている為か瞬間移動は上手くいかないらしい。
びくびくっと身体を痙攣させ、足を切なそうにもじもじとさせるダストは自身が弄ばれている事を自覚する。
渾身の力を使い、ダストは八神の拘束から脱出すると上空へと転移した。
「はぁ、はぁ……に、人間! 私の胸を好きなようにするとは、恐ろしい……あなたは要注意人物、いえ……危険人物ですッ!」
指を刺される様にビシッと言い放たれたが八神は微塵も気にしていないようだ。
「シュー君! ツクヨさんは救出できましたよっ。月ちゃんが今、階下の安全な所に運んでいきました! ここからは私も参戦するのですっ!」
「ああ、助かるよ!」
そう八神の攻撃はダストの注意を自分に向け、ツクヨへの関心を薄れさせることも狙いだったのである。
自身を辱められ、ツクヨも奪取されたダストはふるふると震え、怒りを露わにした。
「このぉぉぉっ! 人間風情が私の食事を邪魔しただけでなく! こうも羞恥を……ッ! いいでしょう、ここからは本気でお相手致しますねェッ!」
ぶわっとピンク色の波動がダストから広がったと思うと、彼女の羽が肥大化し黒い大きな翼へと変じていく。
「ここからが本番ってことか」
「そうみたいなのです……」
「気を引き締めていかないと……ってことだ」
まるで巨大な敵と対峙した時の様に身体中の肌が放たれる殺気を感じてびりびりと泡立つ。
御剣、八神、美咲紀の三人は自らの得物をしっかりと握りなおすとダストの攻撃へと備え、気を引き締めていった。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
お色気
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月19日
参加申し込みの期限
2017年05月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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