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囚われの月、隠すは悪魔の夢 ~機鋼世界マシナリア~
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「ふむ、思いのほか進みが早いな……これだとここに来るのも時間の問題……おや? 噂をすれば……」
廃墟となったビルの最上階、そこは乱雑に木箱や何かの書類の棚などが転がっている。
中央部分は辛うじて物がどかされておりそこにシャドウダストが立っていた。
そこから少し離れた位置の物陰に骨削は身を隠し状況の推移を見守っている、と言う状態だった。
突如、勢いよくこの最上階から階下へ続く扉が蹴り開かれた。
そこから現れたのは
篠原 翠響
である。身体には返り血がかなりの量付着しており衣服を所々真っ赤に染め上げている。
「はぁ、はぁ……多すぎるでしょ、ゾンビの数。本当に、配置した奴の性格が知れるわね」
屋上の中心にシャドウダストが佇んでいるのを見つけた篠原は一度顔を下げ、再び顔をあげるとまるで風の様に走り出した。
それは無意識的な行動の流れ。
風と一体になったかのように疾駆する彼女はシャドウダストが地面から召喚したゾンビ達の群れの中を一切速度を落とさずに斬り抜けた。
鎌鼬が起こす風の如く空で舞った銀閃がゾンビ達を物言わぬ肉塊へと変えていく。
「……もらったっ!」
シャドウダストに肉薄し、篠原はフツウの剣による渾身の一撃を下段から上段へ向けて一息で振り抜いた。
だが刃が直撃すると同時にシャドウダストの身体は崩れ、泥の様に軟化すると彼女の身体に纏わりつき、その動きを阻害する。
振り払おうとするがシャドウダストの拘束力は強く、思ったように体を動かすことができない。
「ぐっ、この……これじゃ、身動きが……っ!」
「頃合いですかねぃ……じゃ、精々楽しくもがいてくださいな」
物陰から状況を見ていた骨削が独楽を回すような手つきをすると小さな竜巻が発生し、彼の目の前に蠢いていたスライム上の水を空へと巻き上げる。
次第に大きくなった竜巻はその水を屋上の中心目掛けて降り注がせた。
「な、なに? 雨……?」
物陰からその様子を見ながら骨削は呟いた。
「それはアクティブウォーター……意思を持った水でさ。勿論、危ない感情のおまけつきでね……さ、踊ってくださいな、無様に、滑稽に……」
拘束された身体の上を這いずる様にして水が篠原の口目掛けて近づいてくる。
本能的に不味いと感じた篠原は力を振り絞って一か八かフツウの剣のトリガーを引く。
(フツウじゃない力だろうと、ここを打開できるなら……!)
トリガーが引かれたその瞬間、蒸気の様なモノがフツウの剣から勢いよく噴き出した。
その勢いと衝撃で彼女はシャドウダストの拘束を打ち破る。
蒸気の勢いに任せてその場で回転する様に剣を振るうと纏わりついていた水も勢いよく周辺へ飛び散った。
「はぁ、はぁ……なんとか、これ………んぅっ!?」
突如、篠原は体に異変を感じてその場に膝をつく。
衣服に触れている胸の先端、下着を履いている下半身に至るまで『物体』と身体が触れあう箇所が酷く疼いた。
それは立ってられなくなるほどに強い快感であり、彼女の身体を小刻みに震わせる。
「うぅ、くっ、な、に……これぇ……はぁはぁ」
熱く疼く身体の感覚を理性で何とか押さえつけながら彼女は原因を考える。
思い当たるのは先程のフツウの剣しかなかった。
そう、あの剣は使い手に蒸気を用いた加速的な力をトリガーを引く分だけ与えその速さに対応できるように体の感覚も一時的に研ぎ澄ませてくれるが、代償に身体の感覚を鋭敏にしすぎてしまうのである。
それは衣服に肌が触れるだけで強い快感を得てしまう程に。
「あぁぁ、あぅあっ! これじゃ、動けな……」
身悶えする彼女に散った水が集まり、その敏感になった体の上を這いずりまわった。ぬちょぬちょとしたゼリー状の物体に這いずりまわられる感触は彼女に強い快感を与えた。
その場で腰を跳ねさせ、びくんびくんっと痙攣する彼女の姿を身体を再構成したシャドウダストは座って楽しそうに眺めていた。
おもむろにシャドウダストは篠原の下半身の衣服を裂くと自らの下半身に泥で構成された棒状の何かを形成する。
「う、そぉ……やぁ、やだぁ……っ」
快感に震えながらも這いずって逃げようとする篠原の足をシャドウダストは掴み、開く。
にやりと笑ったシャドウダストの表情に恐怖心を覚え、篠原の歯がかたかたと鳴る。
敗北した後の死ではない結末。
それは無情にして非業。
「さすがにそれ以上はマズイ。仕方がないねェ……」
再び独楽を回す様な動きをした骨削の手付きに合わせ、篠原を中心に竜巻が巻き上がった。
空中に放られ、彼女は数秒後どさりと地面に落ちる。
身体をまだ残る快感でひくひくとさせながらも事なきを得た篠原は精神力が尽きたのかそのまま気を失う。
「いよっしゃあぁぁあ到着っとおわぁッ!?」
その時、階下から現れたのは竜司とつくしの二人であった。
危ない服装で倒れている篠原とにやにやしているシャドウダストを見て、竜司は瞬時に判断し指示を飛ばす。
「つくしちゃん! あっちは任せた、俺はあいつを何とかするッ!」
「うん……わかった。気を付けてね、お兄ちゃん!」
倒れている篠原の方へ走るつくしをシャドウダストが追いかけるがその前に竜司が立ちはだかる。
「お前の相手は! この俺だァッ!」
竜司は姿勢を低くしタックルの如く突進、シャドウダストに掴み掛る。
しがみ付いた瞬間、みるみるうちに全身の力が抜けていくのを竜司は感じた。
だが彼はそれを気にしない。
触れるだけで生命力が奪われる彼女の力に竜司は勝算があったのだ。
「強い快感? 生命力吸われる? 知らんなァッ! 俺の果てなき煩悩を甘く見るなァ! ウオオォォォォーーッ! おっぱぁぁぁいにお尻いぃぃぃーッッ!」
彼は抱きつきながら控えめなシャドウダストの胸を揉む。背中に回したもう片方の手でお尻をむにむにと触った。
そう、吸われる以上の生命力を煩悩という内なる炎を燃え上がらせ、湧き起こそうというのである。
そしてそれは功を奏しているのかかなりの秒数抱き着いているが竜司の勢いが衰える様子はない。
「どうだ、これで少しは……あっ!?」
「元気ねぇ……ここも、うふふ……かたぁく、かたぁく……なってるのねぇ?」
甘いとろけるような声が竜司の耳元で囁かれシャドウダストの手が彼の下半身を這いずる。
その動きは滑らかであり、粘着質ともいえるもので堪えようのない快感を彼に与えた。
「うぅあ、そん……なぁぁ……あふっ……!」
びくっと身体を震わせた竜司はピンク色のオーラを身体から立ち昇らせた。
それはじゅるるっとシャドウダストに吸われてしまう。
「じゅるっちゅくっ……あむっ……んんっ、ぷはっ……ご馳走様」
「うぅぅ、あ……くそ……お……」
竜司はばたりとうつぶせでその場に倒れ込んだ。
身動き一つしない竜司に馬乗りになるとシャドウダストは腰の位置を何かと合わせようとしている。
「お兄ちゃんッ!」
(私だってそんなことしてないのにっ!)
意識を失っている竜司に馬乗りになって何かをしようとしているシャドウダストにこれまで以上に危険な香りを感じ、走りだそうとしたつくしを何者かの手が制した。
「待ちな。ここからは俺に任せるんだッ!」
◆
時は数十分前に戻る。
壊れたビルの中を一人のヒーローが歩いていた。
彼は
風雲児 轟
――またの名をバーニングソウル・オブ・ネコジマヒーロー『ザ・ストレイト』といった。
「ダストの奴、なんちゅう映像流しやがるんだ、あれじゃツクヨの身に何があってもおかしくはない! 急いで奴をとっちめねぇと!」
意気込み確かに彼が歩みを進めていると立ち塞がる様にゾンビの群れが通路を塞いでいる。
その奥には最上階へと続くであろう階段が僅かに見えていた。
「やっぱボスは最上階にいるってのがお決まりだよな。問題はあの数をどうやって突破するか、だ」
敵の数は多く、此方は複数を纏めて倒せるような武装を持っていない。
しかも後にボス戦が控えているというのなら、力は温存しておく方が吉である。
ここで消耗しすぎていざという時に何もできないのは避けるべきだ。
どうしたものかと辺りを見回しているとゾンビ達の頭上に崩れそうな天井があるのが見えた。
「剣のトリガーを引いた効果を試すのも必要だし……やってみるか!」
フツウの剣を右手で抜き放ち、ゾンビの群れへと轟は駆ける。
最前列のゾンビの手が触れる直前に跳躍、彼らの頭を踏み台に天井に向かって更に飛ぶとトリガーを引きながら一閃。
眼にも止まらぬ速さで振り抜かれた剣は壊れた天井を易々と斬り裂き、瓦礫の山をゾンビの群れへ雨の様にお見舞いした。
大小様々な礫片が蠢くゾンビ達を一人残さず潰し、彼らに安らかな眠りを与えた。
「ゆっくり眠れよ、お前ら」
ゾンビ達に背を向け、歩き出そうとした彼の身体を異変が襲う。
「う、ぐぅっ!? なん、だ、これぇ……!」
身体中がとてもむず痒く、ちょっとでも気を抜けばこのむず痒さが快感へと変じてしまうのは容易に予測できた。
彼は瞳を閉じ、その精神を集中させる。
水の様に静かに。
そしてその水面は波ひとつ立たない。
「……ふぅ、なんとかなったな」
心を無の境地まで鎮める事でトリガーの副作用を抑え込めることを確認した轟は屋上へと足を踏み出した。
するとそこには、にやにやと笑うシャドウダストと彼女の下で気を失っている竜司。あられもない姿になった篠原と今にもシャドウダストへ飛び掛かりそうなつくしがいた。
「お兄ちゃんッ!」
「待ちな。ここからは俺に任せるんだッ!」
「えっ……」
つくしが振り向くとそこにはヒーローという姿を体現した轟が立っていた。
「ダスト! いや、本物と色が違うみたいだからコピーか分身体だか知らねえが! お前の好きにはさせないぜッ!」
「……ひーろー? そういうのを羞恥に塗れさせるのもイッキョウよねぇ……?」
竜司からどいたシャドウダストはふっと姿を消すと轟の背後に転移し彼を抱きしめようとしてきた。
寸前の所で轟は前転し難を逃れる。
「あらら、逃げなくてもイイノニ……」
「お生憎だが、ヒーローにはそういうのって聞かないんだぜ! はぁぁっ!」
一歩踏み込んで下段から上段の首筋を狙った轟の剣先はシャドウダストを掠めるようにして空を斬った。
「ざぁーんねぇーん……うふふ」
「くっ、そう簡単には当たらせてくれねぇか!」
瞬間移動、その動きを見てタイプは違うが以前戦ったリベレイターの総司令ハガルの事を思い出す。
(あいつなら……迂闊に攻めてもダメだった。やっぱカウンターの一撃に賭けるしかない!)
そう考えた轟は一切の抵抗をやめ、シャドウダストが転移してくるその一瞬だけを待つ。
あえて目の前に転移する様に誘う為、彼はビルの柵を背にしいかにも追い込まれた様に場を演出する。
「アハハハ、あきらめちゃったの? いいわよ、ぜぇんぶ吸い取って……あげる、私のここで、ね?」
自らの下半身を擦ると妖しい笑みを浮かべてシャドウダストは転移、轟の眼前に出現した。
その瞬間、轟はろっこんの進化能力を発動させる。
「いくぜッ! ザ・ストレイトォッ! バァァァァストォッ! トラァァァァンスッッッ!」
全身の筋力が強化され、彼はシャドウダストが言葉に反応するよりも速く彼女の背後に回り込んだ。
そして背後へダッシュしたその勢いをそのままにフツウの剣のトリガーを引いた。
勢いよく蒸気が噴き出され、剣がさらに加速する。目で捉える事すら不可能な速度で振られた剣は一筋の銀閃を残し、シャドウダストを一刀両断する。
「ぎぃぃややいあぁあああああああああああああああああああああああああ!」
断末魔の叫びを上げ、シャドウダストはその場で爆発、身体は粉々となった。
「はぁ、はぁ……ヒーローってのは、お色気には負けないんだよ! しっかり覚えておけ!」
見事撃破した轟達は体勢を整えて次の行動を練る様だった。
その様子を物陰からじっと見つめる男、骨削。
「あぁー撃破されてしまいましたねぃ……まあ、所詮は劣化コピー、仕方ない。あっしはここいらでおさらばですよっと」
その場の誰に気づかれる事もないまま、骨削はその場を後にし姿を消すのであった。
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シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
お色気
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月19日
参加申し込みの期限
2017年05月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月26日 11時00分
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