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囚われの月、隠すは悪魔の夢 ~機鋼世界マシナリア~
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「ここなら大丈夫ですね」
八神達がダストの気を引いているうちにツクヨを助け出した常闇は階下にある個室へとツクヨを運び込んでベッドに寝かせていた。
そこは幽霊たちの徘徊ルートからは程遠く、小さな仮眠室のようであった。
部屋の元の主である従業員達がそういうものが苦手だったのか部屋にはお札が貼ってあり何もない部屋よりも安全と判断し、ここに身を隠すことにしたのである。
「だいじょうなのですよっ! こわーいお化けもお札ならばっちり安心安全なのです!」
椅子にぴょこっと座ったちーあが床につかない足をぶらんぶらんさせながら常闇に言うとその行為に和んだのか彼女から笑みが零れた。
「そうですね、あとはみんなが無事にダストを倒せるといいのですけれど」
二人が話しているとツクヨがむくりと起き上がった。
まだ寝ぼけ眼なのかゆらゆらと左右にゆっくりと揺れている。
「ツクヨっ! 目が覚めたのですっ!?」
「あっ……ちーあ待って! ツクヨの様子が……!」
そういった時にはすでに遅く、放たれたツクヨの赤い鎖がちーあを打ち付け床に吹き飛ばした後であった。
どさりと床に転がり、ちーあは目を回して気絶している。
「……きゅぅぅ」
「なんてことを! ツクヨさんあなたはッ!」
フツウではない、そう言おうとした常闇であったが鎖で四肢を拘束され身動きが取れなくなり首も絞められて上手く声が出なくなる。
「あぁぁ、うっ……ぐぅぅ」
にやにやしながら妖しい光を瞳に宿したツクヨは更に鎖を伸ばし、撫で擦る様に常闇の身体の上を這いずりまわらせていく。
胸の上をするすると動く鎖が次第に大きくなる突起物に時折引っ掛かり、常闇へ電気が走る様な感覚を与えた。
びくびくっと痙攣する常闇はその感覚に負けるものかと耐える為に歯を必死に喰いしばる。
服の中に侵入した鎖は常闇の感じる所を撫で、擦り、彼女へと抗いようもない感覚を与えていく。
「うぁくぅぅ、はぁはぁ……こん、な……ひんっ!? だ……だ……めぇ、もう、私、私は……うぅ、だめ、それ以上されたら、ああぁぁ、く、くるぅ……ああ、あっ! あぅううぅッ!」
一際大きく身体を脈打つようにびくんっと震わせた常闇はがくりとうな垂れる。
抵抗しようにも既に体全体に疲労感が押し寄せており、もう力は残っていない様だった。
一本の鎖が開いた足の間に近づいてくる。
ツクヨが常闇の下着をびりりっと剥ぎ取ると常闇は何をされるを察した。
最後の力を振り絞り腰を動かしてなんとかそれを避けようとするが鎖の先端が触れてしまう。
「ああぁぁ……や、やめ……やめて……もう……!」
目をつぶって常闇はきたる最後の覚悟をする。
が、いつまでたってもそれは来ない。
そればかりか触れられていた感触と四肢を拘束していた鎖の感覚がない。
ゆっくりと目を開けるとそこには殴り倒されたツクヨの姿があった。
「まったく、何をしているのかと思えばこんなことになったるなんてね。まあ、未然に防げたからよしとするわ」
それは尾鎌であった。
彼は幽霊を薙ぎ倒しながらここまで進んできて、部屋の中の声に気が付き部屋に入ってきたようである。
「あ、ありがとうございます……助けられなかったら、いまごろ……って何を!?」
「え? 何ってマッサージの用意よ。汗はここまでの道中でかいてるから、すぐにでも始められるわ」
既に衣服の役割を果たしていない着物を剥ぎ取ると体を密着させ擦り合わせる様に尾鎌はマッサージを始めた。
時折、ひくんっひくんっとツクヨが身もだえし小さな吐息を漏らすが尾鎌は気にせずに続けている。
「大丈夫よ、最高のカ・イ・ラ・クを教えてあげるわ……ふふふ」
常闇は特等席とも言える場所で尾鎌がいう最高の『カイラク』というもの目の当たりにするのであった。
なお、その後で常闇もその『カイラク』の餌食となったのは言うまでもない。
彼女が後に一言だけ、すごかったと語っているが何をされたのかは一向に言わない為『カイラク』の真相は闇の中である。
◆
「ぐぅぅああ!」
ダストの放つ衝撃波で吹き飛ばされた御剣は地面を転がり、壁に当たってやっと止まった。
全身を激しい痛みが襲い、上手く立ち上がる事が出来ない。
周囲では満身創痍の八神と彼を気づかいながらも立ち上がる気力はもうない美咲紀がいた。
「あははははははは! 人間って脆いんですねェ?」
「それでも、お前を倒す事に……変わりはない!」
よろよろとしながらも立ち上がり、剣を向ける御剣の様子に満足そうに笑うとダストは瞬間移動し彼に纏わりついた。
「いいですよぉ、そういう折れない意志。素敵です……だからあなたのも、いっぱい吸わせてくださいねぇ……」
身体中を撫で回す様にダストが触って来るが身体が動かなくなる前に御剣は近場の壁に頭を打ち付けた。
ごつっと鈍い音が響き、彼の額から一筋の血が流れる。
「お前よりも……ツクヨの方が何倍もいいに決まってるッ! お前なんかの誘惑に負けるかッ!」
回転斬りの要領で身体を回転させ、御剣は纏わりつくダストを振り払った。
「あらら振られちゃいましたか。ならそろそろ昏倒してもらうとしますかね!」
ふっと跳躍するように後方へ下がる動作をしたダストを見て御剣は瞬間移動が来るのだと悟った。
激しい攻撃に晒されながら彼はダストの瞬間移動のパターンを見切っていたのである。
(瞬間移動をするなら当然視界も瞬間的に切り替わる、つまり一瞬俺の姿を見失うって事だ。そこに隙がある!)
ふっと瞬間移動したダストをみて御剣はその場に寝転んだ。
瞬間移動の際、姿を一瞬、見失うのならば意図した視界に相手がいなければそれを行ったものはどんなものであれ行動に遅れが生じる。
それに戦って御剣は気づいていた。ダストは本来、直接的な戦闘行動をしたことがないのだと。
戦闘の熟練であれば行動を読まれないように同じ行動はしない。何かしらの応用や読まれない様な動きをするはずなのである。
それがダストには微塵もない。瞬間移動からの攻撃が効果的とみるやそればかり繰り出してくるのである。
(次に姿を現した時が、お前の最後だ……ダスト!)
御剣の狙い通りの位置に姿を現したダストは御剣の姿を視界に捉えられず若干だがもたつく。
(行くぞ、これで終わりにしてやるッ!)
彼は頭の中でがちんっと撃鉄が落ちるイメージをする。
その瞬間、全ての速度が遅くなり彼だけが動けるようになった。
ゆっくりと動く世界で彼は立ち上がりダストの背後へと回ると普通の剣のトリガーを引いて振り抜いた。
高速移動の勢いが乗り、それがフツウの剣から噴き出した蒸気の力でさらに加速される。
「な、がぁ……!」
気が付いた時には身体を両断されていたダストはぶわっと破裂する様に散るとその場から姿を消した。
「終わったようだな……ぐっ」
身体に走る違和感に耐えながら御剣はどこにいるともしれないちーあに向かって叫ぶ。
「この剣、全然! フツウじゃねぇぇぇぇぇッ!」
そんな御剣の様子見ていた八神は苦笑しながらふと空を見ると花びらのようなものが舞いながら窓から外へと漂っていくのを見つけた。
「風もないのに……花びらが外へ……もしや」
スマホを取り出すと、八神はある人物達へと連絡した。
「ああ、もしもし。今から言う所に向かってくれ、なに、もしもの時の保険だよ」
◆
ホテルから少し離れた廃墟の町中。
そこにピンク色の花びらが漂ってきて次第に集まるとそれは人の姿を成した。
「はぁ、はぁ……まさか、あんな強いなんて……!」
それはダストであった。御剣の攻撃を受け、彼女はやられたように見せかけその場から逃走したのである。
「このままこの世界から脱出する力を溜めるまでどこかに隠れないと……うぐっ!」
予期せぬ方向から殴打を受けてダストは身体を曲げて吹き飛んだ。
地面を転がり土煙を上げながら動きを止める。
「が、あぁぁ……う、ぐ……」
「予想の通りだったようだな」
「そうだべな、流石……軍師様だべ」
霞むダストに視界に二人の男性が立っている。
それは
新田 亮
と
鈴野 海斗
であった。
「お仕置きって奴が必要だろう。こういう手合いにはな!」
タックルの姿勢で突っ込んだ新田が真っ直ぐなストレートパンチをダストの腹部に打ち込む。
ダメージに顔を歪ませながらもダストは新田の首に手をまわして誘惑する。
「ほ、らぁ……助けてくれたらぁ、私の身体……上も下も好きにしていいんですよぉ?」
「うっ、いや、そういうのは、俺は……!」
掛かったと思ったのかダストは纏わりつこうと腕を伸ばして新田の方へ重心を預けた。
(……発動!)
だが次の瞬間、新田はダストの両腕を掴んで彼女を地面へと叩きつける。
そのまま流れるような動作で彼女を持ち上げ、膝でダストの顎を打ち抜いた。
吹き飛ばされる様に空を飛ぶダストを追いかけて跳躍した新田はろっこんにより向上している身体能力を生かし、右、左と続け様にパンチを打ち込んだ。
そのどちらも身体を捻った重い一撃であり、ダストに深いダメージを刻んでいく。
新田はダストを足場に少しだけ跳躍すると足を延ばしてキックの体勢を取った。
体重と勢いの乗った鋭いキックがダストを地上に縫いとめる。
「ぎぃぃややああぁぁぁぁぁぁッ!」
凄まじい衝撃を受けたダストは悲鳴を上げ破裂する様に霧散し姿を消す。
少し離れた位置に身体を再構成したダスト目掛けて新田はポーチから取り出した小石を投擲する。
向上した身体能力で放たれた小石は風を斬って真っ直ぐに飛び、まるで弾丸の様にダストの方を打ち抜いた。
「ひぐぅぅ!? と、飛び道具を……持っていたんですかぁ!?」
「飛び道具? ああ、ただの小石だよ。だが連続して俺が投げれば……ッ!」
眼にも止まらぬ速さで次々と放たれる小石はマシンガンよろしくダストの身体に穴をあけていく。
「がっぐっ、ごはっ……! ぎいっ!?」
身体から血の様な物を滴らせ、ダストは膝を突いて肩で息をしている。
その体は痛々しい程に傷ついていたがその傷はみるみると塞がっていく。
「はぁ、はぁ……お強いんですねェ、でも……私の回復速度の前では……そんなの、うぐぅっ!?」
横からの斬撃を受け、ダストは体勢を崩すがなんとか倒れずに踏ん張った。
視線を向けるとそこには剣を抜いた海斗が立っている。
そのまま彼は姿勢低く突撃してきたと思うと剣の柄でダストの顎先を打ち上げた。
「ぐぅっ!?」
「思った通りっちゃ……斬撃よりも打撃が有効ってことっちゃね」
ふらふらとあとずさるダストに鞘に納めた剣で海斗は殴打を続ける。
それは一撃が重く、衝撃で回避や防御さえ許さない連続攻撃。
ただ殴られるだけとなったダストに抵抗する術はない。
「オラ、怒ってるっちゃよ。あんたがさらったツクヨ、あんな子でも辱められていいはずがないっちゃ。だからオラはお前を許さねぇ」
静かに怒りを露わとする海斗の視線と攻撃にいままでにない感情をダストは感じ始めていた。
(これは、なに、この感情……体が震えて、何も……できなくなる……わからない、これは……何……!?)
ダストが感じていたのは恐怖である。
その能力が故に絶対的に誰にも危害を加えられなかった彼女は今までこういう戦闘行為に発展したことがなかった。
ましてや自分が劣勢に陥る事さえなかったのである。
その彼女が初めて感じた恐怖。
それはダストの心に深く刻み込まれた事であろう。
「もう立っているの辛いッちゃね? 足が震えているっちゃ」
「……え?」
ダストが自身の足を見ると生まれたての小鹿の様にぶるぶると震えており、上手く立つことができないでいた。
海斗は瞬時にダッシュでダストと距離を詰めると彼女の首を掴んで投げ飛ばす。
放り投げられたダストは何も防御もできないまま地面に叩きつけられた。
「がっ、うっ……!」
彼女は何もできなかったのではなく、何もできないのである。
それを見抜いたのか海斗は彼女にいった。
「ダメージで何もできなくなったんではなく、何もできないっちゃな。手前は自分で戦った事なんてほぼない。いつも誰かを手の平で転がして笑ってる。だから吹き飛ばされても受け身が分からなかった」
その通りだった為に何も言えず、ダストはただ海斗の言葉を聞いている。
海斗はゆっくりとダストの方へ歩き、動けない彼女を掴み上げると剣を鞘から抜いた。
「手前の掌でいつも誰かが踊ってるなんて考えてんじゃねえべ! なんなら違う意味で手前を壊してやってもいいっちゃよ?」
剣の切先をダストの腹部に押し当てゆっくりと突き刺していく。
「ああぁぁああ! うあぁぁあッ!」
「痛いッちゃろ? これが痛い、これが恐怖っちゃ。何もわかってない手前にはもっともわかりやすい方法で……恐怖を教えてやるっちゃ!」
剣が深々と刺さり、刃の根元まで彼女の腹の中に納まった時、ダストの身体が明滅し色を失い始めた。
それは風化していくという例えが正しいかもしれない。
「あ、あぁぁ……これ、が……恐怖……あはは、面白い感情を教えてくれましたねェ! 初めての感情です…ヨォォッ!」
急激に突風が巻き起こり、ダストから吹き飛ばされる海斗はなんとか空中で体勢を整えると少し離れた位置で着地する。
ゆらりと起き上がったダストは既に色が戻り、傷痕は一切消えている。
そして何とも言えないオーラの様なさっきの様な物を纏っていた。
「ふふふ、これが……ふふふ戦闘、戦い……うふふ……」
「まだ足りないって言うなら、今度は俺が教えてやる!」
「待つッちゃ! 様子が――」
海斗の制止を聞かず飛びだした新田は先程と同じように拳を振り被りダスト目掛けて放った。
だがそれは体の線をずらされ、紙一重でダストに躱されてしまう。
「なん、だと!」
予測していなかった動きに虚を突かれた新田は直後に放たれたダストのストレートパンチを真面に腹部に受け、吹き飛んだ。
ダストが放ったパンチの動きは先程の新田の動きと寸分違わず同じ動作であった。
「まさか……手前、文字通り……覚えたっちゃね……!」
「あはははは! その通り、恐怖と言う感情を覚えた後。どうしたらそれ受けずに済むかと思ったんです……簡単な事でした」
彼女は右手を真っ直ぐ右に伸ばし、ピンク色の剣を生成する。
それを構えるその動作は御剣のものと同一であった。
「今まで受けた攻撃の記憶を集めて構成し……再現すればいい。ただそれだけだったんですよォッ!」
海斗に向かってダッシュしたかと思うとダストはその姿を消し、背後から海斗を斬りつけた。
その動きは瞬間移動によって擬似的に再現された御剣の『加速』の動きであった。
「がぁぁっ!?」
倒れる海斗と新田を見下ろし、ダストは空に浮かび上がりながら笑う。
「あはははは! とっても楽しかったですよォ! あなた方との遊び! いえ、殺し合いッ! またしましょうねぇ、いずれ……あははははッ!」
ダストはそういうと掻き消える様に姿を消してしまった。
「次は……に、がさないちゃっよ……ダスト!」
あと一歩の所で取り逃がしてしまった二人は再戦の決意を強く固めるのであった。
◆
「あれ、ここは……どうしてツクヨは抱っこされてるんですかねぇー?」
「やっと目が覚めたか。動けない程に衰弱してるからだよ、その体力じゃ歩けないだろ」
「それもそうですねぇー、今はこの行為に甘えるとしますかぁ……」
ちーあと共にみんなが元の世界へ帰る為のゲート生成位置へ移動する最中、ツクヨは御剣にお姫様抱っこされていたのである。
会話の後、しばらく眠っていたツクヨだったが目を覚ましたようで腕を御剣に絡め、胸を押し付ける様にぎゅううっと押し当てた。
「ちょ、ツクヨ……今はマジでヤバいから! そういうのだめだから!」
「えぇーご褒美って思ったんですけどねぇ……あーもしかしてもっと過激なのがお望みですかぁ? このあとそっちのお宅にお邪魔してぇ……あっつぃ一夜を過ごすとか?」
甘くそう囁くツクヨに御剣は耳まで真っ赤にして応える。
「いやいやいや、そんなご褒美! べ、別にいらねー……仲間助けるのは、あ、当たり前だろっ。お前、美人だし……綺麗だし……今回はダストの能力の名残って言うかそういうのもあるから! 色々と我慢できる自信がないのでお色気でからかうの勘弁してくれ! あんまされたら、その我慢できる保証がほんと、ないッ!」
真っ赤にして慌てふためく御剣の様子を見て、ツクヨはにこにこ笑いながら彼の耳元で囁いた。
「あひゃはっ……我慢しなくても、いいんですよぉ? だって言ってくれたじゃないですかァ? どんなことしたらどんな表情や鳴き声をあげてくれるか、自分で確かめるって……きゃぁーえっちぃですねぇ」
「ばっか! おま、あれは、その……えと、言葉は勢いなんです! 勘弁して下さいっ!」
慌てる御剣を見て楽しそうに笑うツクヨは軽く御剣の頬にキスをした。
「ふふっ今はこれで我慢して上げますよぉ。いつの日か、そういう時が来るのを楽しみに待ってますねぇー?」
「ま、待たれても! そんな保証は……!」
「いいんですよぉ。わたしは楽しい事が好きなんですから。あなたといるのは楽しいですよぉ?」
可愛い笑顔を向けられてそんなことを言われ、御剣は更に慌てふためく。
ふとツクヨが手の平に何かを生成した。
それは月の形があしらわれた綺麗な小さいアミュレットだった。
「お礼みたいなものですよぉ、これを見てツクヨを思い出してむらむらしてもいいんですよぉ?」
「あ、ありがとう。で、でも! 見てむらむらはしないからなッ!」
「あひゃはッ! わかってますよぉー、ほんとあなたは楽しい人ですねぇー」
どこまでがツクヨの真意かはわからないが、少なくとも御剣によい感情を持っている事は明らかである。
こうしてちーあが呼んだ彼らの活躍により、見事ツクヨを救出する事に成功したのであった
そして彼らはそれぞれの日常へ帰っていく。
再びちーあに呼ばれるその時まで彼らは剣を置くのである。
戦いのない生活こそが彼らの本当の日常なのだから。
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あとがき
担当マスター:
ウケッキ
ファンレターはマスターページから!
大変お待たせしてしまい誠に申し訳ありませんでした。
今回、初登場のダスト相手にみなさまのアクションのおかげで無事、ツクヨさんは助け出されました!
安心してください、ツクヨさんはちゃんと未遂です。貞操は守られています。
逃げてしまったダストですが何やら覚えて企んでいる模様。
きっとそのうちまた何か仕掛けてくると思われます。
その時はまたよろしくお願いしますね。
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決戦、妄信する配下は何ぞ思う ~機鋼世界マシナリア~
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
お色気
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月19日
参加申し込みの期限
2017年05月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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