this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
あたらしいこと、はじめよう!
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
13
つぎへ >>
【ヴィーナスの誕生?】
風の向くまま、気の向くまま。ことに春風は、いつものごとくマイペースな
旅鴉 月詠
にもまた、新しい何かを心へ運び入れてくれそうな、爽やかな予感を感じさせました。
「それはさておきこんにちは。
また
来てしまいました」
「あら、んふふ。いらっしゃいませ、旅鴉さん♪」
友人、
胡乱路 秘子
が絶賛バイト中である女性下着専門店へふらりと足を運んだのも、きっとそれに期待してのことでしょう。
「今日は何をお探しですか? 今度こそ、フリフリな下着をご用意しましょうか」
「うん、実に見つけにくいものをね。探しに来たんだよ。アイディアとか、インスピレーションってものをね」
「あら、そうなのですか。残念です……旅鴉さんの素敵なスタイルを彩る下着を、たくさんたくさんご用意いたしますのに。んふふっ」
月詠さん、ぶっちゃけ言いまして、ひやかしでした。出迎えた店員秘子もにんまり笑って、それをとがめる様子はありませんけれど。
たまたまお客がいなくてヒマそーな秘子ちゃんを伴って、月詠は店内を巡りつつ、並ぶセクシーランジェリーたちをじっくりと観察していきます。
「旅鴉さんは、こういった下着は着ないのですか?」
「いやー、私は着ないよ? よくあちこち出歩くからね、自分で身に着ける分には、動きやすいスポーティーなものが好きかな……とはいえ」
ちょうどお店の真ん中で、月詠はぐるりっと一回転。店内を見回して、しゅばっと手をかざしながら言いました。
「女性下着というのは、実用性と美の融合の極致だよ。この店に置いてあるようなものは特にね。こうして眺めているだけでも、創造性を刺激してくれる。ひとつひとつにイメージが湧いてくるんだよ、これを身に着けるのにふさわしい女体はどのようなものだろうか、ってね」
「ふむふむ……さすが旅鴉さん、芸術家目線なのですね!」
なんてことを語りつつ、月詠さんはお店に置いてある椅子へよっこらせと腰かけまして、おもむろに取り出したのはスケッチブックです。
「何か、新しい作品に挑戦してみようかな。ボッティチェリのヴィーナスが、女性下着店に来店中なパロとかどうだろう」
「まあ。それはオススメのしがいがありそうですね、んふふ♪」
どうやら、しばし居座るおつもりのようであります。
『ヴィーナスの誕生』は、15世紀末期にサンドロ・ボッティチェリによって描かれた、言わずと知れた名画です。貝殻の上に出現し、情熱の風を浴びて艶やかに立っているその姿は、誰しもきっと目にしたことがあるでしょう。
「つまり私たちはこれから、ヴィーナスの誕生を目撃することになるのかもしれない……」
「いやっ、いきなりそんなハードル上げられてもー!?」
お店に入るなり、美術史に残る名品と並ばされて戸惑うことしきりなのは、
羽生 碧南
です。
「私はただ、今持ってる下着のサイズが合わなくなってきたから、新しいのを買いにきただけで……」
「いやいや、しかし君、その長身とスタイルだよ?」
「ええ、ええ、そうですとも! んふふ、期待してしまうじゃあありませんか♪」
「何を!?」
なぜか下着屋さんでスケッチしている月詠と、にこにこにんまり秘子に出迎えられて、碧南はちょっぴりたじたじです。
スポーツ少女な碧南があれほどにバスケットへ打ち込んでいるにも関わらず、近頃やけにブラがきゅうくつになったのを感じるに当たっては、『まさか、太った?』などと焦ったものでしたけれど……よくよく考えてみますと、身長180cmにして素晴らしいスレンダーボディをお持ちの彼女も、まだまだ16歳の成長期です。
つまりは、バストやヒップが少々、育ったようなのです。
「なるほど、なるほど。そこで羽生さんにお似合いの、セクシーッ! な下着をお求めなのですね」
「いやセクシーって、あの……そもそも、なんでいるの? アルバイト?」
「はいっ、わたくし店員さんです。ぴったりの品をお見繕いいたしますので、お任せくださいね♪ んふふふふ」
いそいそと楽しそうに先導する秘子に続いて、碧南はおっかなびっくり。いったい何を着せられてしまうというのでしょうか……!?
「えっと、お手柔らかにね? 普段着るものだし……」
「さてさて、羽生さんにぴったりのセクシーランジェリーは~っと」
「なんでセクシー限定なの!?」
それはもう。すらりっとして背が高くてカッコカワイイ、碧南ちゃんにオススメするものですからね。実に選び甲斐がありまして、秘子の気合も入ろうというものです!
そんなわけで秘子チョイスの、セクシーッ! 下着を手渡され、フィッティングルームに押し込まれた碧南は、今まさにお着替え中であります。
「ま、新しいことに挑戦するのは良いことだよ。背伸びした下着にしろ、芸術にしろね……秘子もどんどん新しいことを取り入れるといい」
「ええ、そのつもりです。そうそう、お友だちとジョギングを始めたんですよ! わたくし、5分でダウンしてしまいましたけれど……」
「秘子は体力無さすぎだよね。運動といえば、私も最近は腹筋とかしてるかなー。ほら、私は山登りもするし海にも入るからね。筋肉で解決できることもあるのだよ」
などと、小柄な月詠にはいささか似つかわしくないお言葉をのたまいつつ、ペンは止めずにさらさらさら。白い紙の上には本当に、ヴィーナスさん下着ショップへご来店、なスケッチが描かれております。
「ほい、完成。悪くない出来だ。せっかくだから、お店に進呈しよう」
「まあ素敵! んふふ。お店に飾らせていただけるよう、店長さんにお話ししてみますね……あら」
タイミングよく、しゃーっと引かれたカーテンの向こうから登場した彼女の姿へ、秘子は受け取ったスケッチを思わず重ねるように掲げました。
「……これ……本当に、私……?」
ぽうっと赤く灯る頬。
白基調のブラとショーツのセットに、ガーターベルトとストッキング。精緻なレースに彩られて、確かにセクシー。それでいて、これでもかとキュート!
高校生らしいまだあどけなさを残す顔立ちでありながら、長身な碧南の大人びた魅力をも存分に引き立てる、なかなかにナイスチョイスでありました。これには月詠もうなずいて、
「うん。ヴィーナスに例えたのは、あながち冗談でもなかったわけだよ」
「なんだか、自分じゃないみたい……」
「んふふ。気に入っていただけましたか?」
思いがけずほのかな色気を放つ自分の姿に、碧南は思わず見とれました。
新しい下着。新しい作品、新しい挑戦。どうやら新学年は、新鮮な気分で迎えることができそうですね!
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
13
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
あたらしいこと、はじめよう!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月07日
参加申し込みの期限
2017年05月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!